ワインバル店員が教える! ワインの基礎知識(テイスティング編)【学生記者】 2ページ目
グラスを鼻に近づけ香りをかぎ、ブショネ(コルクが原因で発生する不快臭)がしないかを確かめます。その際、グラスを反時計回りに2~3回まわすと香りが立ち、香りをより楽しむことができます。 人によって香りの好みは様々ですが、僕は特に白ワインのヴィオニエ種のアロマティックな香りがお気に入りです。
4.ワインを口にふくむ
ワインを一口だけ口に入れ、舌の上で円を描くように転がします。人間の舌は、その部位によって酸味を感じたり甘味を認識したりと役割が変わってきます。しっかりと転がし、その微妙な味の感じ方の違いを体感してみてください。無理に難しい感想を言う必要は全くありません。甘味や酸味、渋みなど自分が感じた味が好みのものかどうかいろいろと飲み比べてみましょう。さまざまな味を経験するうちに、自分の好みが大体わかってきます。ちなみに僕はブドウの粒本来のフルーティーさを感じるのが好きなので、果実味のより強いピノ・ノワールという品種の赤ワインを好みます。
以上、ワインの基本的なテイスティングの方法でした。「意外と簡単?」と感じた人も多いのではないでしょうか。最低限のルールさえおさえておけば、あとはワインを楽しむことこそ最重要マナーです。難しそうなどと敬遠せず、みなさんもぜひ気軽にワインの世界を楽しんでください!次回はブドウ品種について有名なものだけをピックアップして説明します。そちらもあわせて読んでいただけたら幸いです!
<大学生のまずこれステップ>
1. テイスティングはそれほど難しくないということを知る
2. テイスティングの基礎を知る
3.実際にお店に行ってテイスティングに挑戦してみる!
文・優貴