就活も恋愛も勉強も軽々クリア! 「プチ修行」でイヤなことを成長の糧にする方法

編集部:はまみ
2016/06/17
入学準備・新生活
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サークル、恋愛、就活、バイト、そして勉強と、とにかく忙しい学生時代。楽しいことも多い半面、悩みごとも多いものです。そんな毎日におすすめするのが「これも修行のうち」という合言葉。日々の出来事を自分を成長させる「ちょっとした練習」に使ってしまおう、という超前向きな言葉です。今回は東大を出てシンクタンクに勤めたのち、出家するというユニークな経歴を持つ僧侶・草薙龍瞬氏が、大学生が手軽に実践できる、効果バツグンの「プチ修行」の方法を紹介します。

■毎日の「プチ修行」で学生生活は劇的に変わる!

「プチ修行」は耳慣れない言葉だと思いますが、「ちょっとした練習」という意味です。私も経験がありますが、学生時代って勉強、就職、人間関係と、悩みが多い時期ですよね。そんな毎日を「これも修行のうち」と前向きに受け止めて、成長のチャンスに変えてしまえたらいいと思いませんか? そのために日々の出来事を「プチ修行」に使っちゃおう、というのが私からのメッセージです。

■「ムダなことには反応しない」

最初のプチ修行は「ムダな反応をしない」こと。怒らない、イヤな過去を引きずらない、不安や緊張に駆られない――こうしたタフで動じない心を「反応しない心」と呼びましょう。ではどうすれば、反応しなくなるでしょう? ブッダが教えるのは「とにかく自分の心によく気づけ」というもの。たとえば相手の態度にムカッとしたら、「あ、今、怒りが湧いた」と気づくのです。さらには、

・相手に期待しすぎて不満が溜まったときは、「期待しすぎ」「不満が溜まっている」と気づく。
・イヤな過去をいつまでも引きずってしまうときは、「これは記憶に反応している状態」と気づく。
・「あの人に嫌われちゃった?」と弱気になったときは、「これは妄想」と気づく。

つまり「ムダな反応をしない」コツは「自分の心の状態に気づく」(客観的に見る)こと。それで、ムダな反応をストップできます。悩みを増やさなくてすむのです。この「気づき」というものは、今は“マインドフルネス"とも呼ばれていて、企業のメンタルヘルスにも活用されています。それくらい「ココロに効く」方法なのです。

まずは「言葉で気づく」練習を始めましょう――1.求めすぎ、2.怒り、3.妄想の3つのキーワードを使ってみます。たとえば、就活中に感じる不安や緊張は、アタマで先走って考える「妄想」の一種。だから「あ、これは妄想なんだ」と気づいて真に受けない。「言葉ではっきり気づく」ことがコツです。やっていくうちに上手になりますよ。

■「疲れた時は感覚に帰る」

イヤなことに怒りを感じたり落ち込んだり――こうした感情の浮き沈みって、なかなか消えてくれませんよね。そんなときは、「感覚を意識する」プチ修行を――たとえば座っているときは、息を大きく吸って吐いて、そのときの「お腹のふくらみ・ちぢみ」の感覚に意識を向けます。道を歩いているとき、駅で電車を待っているときは、立っている「足裏の感覚」を意識します。ポイントは「ネガティブな感情」からいっとき離れて、「カラダの感覚」に意識を向けかえること――すると不思議なことに、心のモヤモヤがきれいにリセットされるのです。

■梅雨も夏の暑さもプチ修行に使っちゃえ!

この「感覚を意識する」ことは、2500年の歴史をもつ仏教の由緒正しい「心のリセット術」です。著書『これも修行のうち。』のなかでも紹介しましたが、実は人間の心には「感情」「思考」「意欲」と「感覚」という種類があります。カギを握るのは「感覚」――「感情」でストレスが溜まった、「思考」しすぎてアタマが疲れた、「意欲」が続かなくなったときは、「感覚に帰ろう」と考えるのがおすすめです。

スポーツで汗を流すと気分がスッキリしますね。あれが「感覚に帰る」ということ。ポイントは「感覚を意識する」ことを、日々の「練習」としてやることです。お寺の座禅では「お腹のふくらみ・ちぢみ」の感覚を意識しますが、これなら喫茶店で座っている間でもできますよね。シャワーを浴びるときは目をつむって、肌を叩く湯の感覚を意識します。これは“シャワー禅"と名づけましょう。

「感覚を意識する」プチ修行なら、梅雨や夏の猛暑だってへっちゃらです。雨が降れば湿り気を肌や呼吸で感じとる。暑いときは屋外で思いきり暑さを感じてから、室内に入ってクーラーの冷気を浴びて感激する。いわば“冷え冷え禅"です。要は、どんな季節でも「感覚を意識する練習」に使うことで、アタマの雑念・ストレスをスッキリ解消できるということです。これって立派な修行。なにを隠そう、坊主の私は、夏の間コンビニの棚にさりげなくアタマをかざして“冷え冷え禅"を実践しています。だからいつだって気分爽快なのです。

■就活だって「これも修行のうち」

最後に就活真っ最中の学生のみなさんにメッセージ――ゴールは「社会への入り口をひとつだけ見つけること」。それで上がりです。100社面接を受けたとしても、それは自分の意欲や適性・表現力、相手との相性や、その他いろんな「発見」をするための足がかりにすぎません。結果を求めるというより「体験を求める」でよいのです。「1」にたどり着くのは、時間の問題。他の「99」は「とにかく体験」「これも修行のうち」です。

だから、最初に妄想しすぎないこと――絶対内定勝ち取らなきゃとか、悪い結果が出たらどうしようといった、プラスもマイナスも妄想しないこと。“ニュートラルな"精神状態を維持することが意外と大事なんです。心がけるべきは「ムダに反応しない」こと――ニュートラルな気持ちで、よく見てよく聞き、誠心誠意答えて、「貢献する意志」を伝えること。「お祈りメール」はサラッと流して、ニュートラルな心を回復しましょう。自分にぴったりの「1」は、必ず待っていますから。

妄想しない、期待しすぎない、ハラを立てない、落ち込まない。これが自分の能力・自分らしさを最大限発揮するスタートラインになるのです。そのタフなメンタルを育てる方法は、実はたくさんあります。まずは今回紹介した「反応しない」「言葉で気づく」「感覚を意識する」練習を始めてみてください。

どんな体験もつらい思いで終わらせずに、プラスに変えるほうがよいですよね。大切なのは、受けとめ方・活かし方――「これも修行のうち」を合言葉に、残りの学生生活を快調に乗りきっていきましょう。

【著者プロフィール】


草薙龍瞬(くさなぎ りゅうしゅん)
僧侶、興道の里代表。1969年、奈良県生まれ。中学中退後、16歳で家出・上京。放浪ののち、大検(高認)を経て東大法学部卒業。政策シンクタンクなどで働きながら「生き方」を探求しつづけ、インド仏教指導僧・佐々井秀嶺師のもとで得度出家。ミャンマー国立仏教大学、タイの僧院に留学。現在、インドで仏教徒とともに社会改善NGOと幼稚園を運営するほか、日本では宗派に属さず、実用的な仏教の「本質」を、仕事や人間関係、生き方全般にわたって伝える活動をしている。毎年夏の全国行脚や、経典の現代語訳の朗読と法話を採り入れた葬儀・法事を行うなど、「もっと人の幸福に役立つ合理的な仏教」を展開中。著書に『反応しない練習』『これも修行のうち。』(KADOKAWA)、『大丈夫、あのブッダも家族に悩んだ』(海竜社)などがある。

著者ブログ
http://genuinedhammaintl.blogspot.jp/
感想・お便り
koudounosato@gmail.com

【著書】

ベストセラー『反応しない練習』の実践編。
「これも修行のうち」という口グセ(心の使い方)で、すべてが変わります! 「不安」も「怒り」もすべて妄想だったと気づけます! たとえば、「シャワー」を浴びる、目を閉じ「食べる」、ネコを「愛でる」だけで……。日常生活・仕事のなかでできる、イヤなことを「自分を磨く」ツールに変えるためのプチ修行を50個、紹介。
http://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g321511000088/

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