​空中に文字を表示する技術がある! その最先端技術「3Dディスプレー」とは?

学生の窓口編集部

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空中に文字や絵を表示するといった、まるでSF映画のようなことがすでに可能だといったらみなさんは驚かれるでしょうか? これは世界でも他に類を見ない、日本独自の最先端技術なのです。
その3Dディスプレーの技術開発を推進しているのは「株式会社バートン」という会社です。株式会社バートン CEOの木村秀尉さんにお話を伺いました。

■世界最先端の3Dディスプレー技術!

――静止画では読者に伝わりにくいかもしれませんが、このように実際に文字や図形が空中に浮いているというのは驚きです。


木村CEO 従来の3Dディスプレー技術というのは、例えば空中に霧のようなものを散布して……といったものだったのですが、弊社の技術では「(空気以外)何もない空中」に描画することができるのです。

――これは世界でも他にないものですね。

木村CEO そうですね(笑)。アメリカで特許も取得しています。

■空気中の微粒子を発光させる!
――原理を教えていただけますか。

木村CEO 簡単にいうと「人工的に稲妻の発光体をつくる」のです。1kHzの赤外線レーザーを用いて、空中の微粒子をプラズマ化し発光させます。レーザーは与えられた空間座標上の微粒子を次々と発光させ、その連続が空間に発光図形として見えるのです。

――与えられた空間座標に正しく焦点を合わせてレーザーが照射され、次々と光らせることができないと画像にならないということでしょうか?

木村CEO 2D画像ではなく、360度どこから見てもきちんと描画できているというのをクリアするのがとても難しいのです。

――かなり高出力のレーザーだと思いますが。

木村CEO そうですね。通常ですと10Hzとかその程度のものです。私たちが用いているのは1秒間に1,000回発振するパルスレーザーです。

――現在、どのくらいのものを空中に表示できるのでしょうか?

木村CEO 装置から3-5メートルほど離れた空間に、縦・横・高さ各2メートルぐらいのものを描画できるでしょう。

――昔、大日本印刷の人に「空気と水以外にだったら何にだって印刷してみせます」と聞きましたが、ついに空中に文字が書けるようになったのですね。

木村CEO 空中だけではないですよ。水中にだって可能です。

――えっ!? この技術を使うと水中にでも文字が書けますか?

木村CEO はい(笑)。

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