世界の警察! アメリカの外国基地ってどのくらいあるの?

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「アメリカは世界の警察」なんていわれます。もっとも最近では「その役目はもういいんじゃないか」なんて議論があるようですが、世界各地に軍事関連施設を持ち、有事の際に素早く部隊を世界規模で展開できるのはアメリカだけでしょう。今回は、アメリカが持つ軍事施設について調べてみました。

米国国防総省(United States Department of Defense)が毎年出している『BASE STRUCTURE REPORT』という報告書の2015年度版(-FISCAL YEAR 2015 BASELINE)には、アメリカ軍が保有する基地などの防衛施設に関するデータがあります。それによると、米国国防総省が管轄する防衛施設(Site)は以下のようになっています。

*……「Site」は、国防総省の各コンポーネント(陸軍/海軍/空軍/海兵隊/WHS)がリース、または所有する物理的な場所、と定義されています。

●陸軍

アメリカ国内:1,562カ所
領域内:41カ所
海外:255カ所
DoD(国防総省)計:1,858カ所

●海軍

アメリカ国内:803カ所
領域内:64カ所
海外:128カ所
DoD(国防総省)計:995カ所

●空軍

アメリカ国内:1,535カ所
領域内:9カ所
海外:182カ所
DoD(国防総省)計:1,726カ所

●海兵隊

アメリカ国内:160カ所
領域内:0カ所
海外:22カ所
DoD(国防総省)計:182カ所

●WHS(Washington Headquarters Services)

アメリカ国内:94カ所
領域内:0カ所
海外:0カ所
DoD(国防総省)計:94カ所

*……「Number of DoD Sites by Service/Agency」より引用

5つのコンポーネント合計で「4,855カ所」になります。米国国防総省管轄の軍事施設(Site)はなんと5,000弱もあるのです。このうち海外にあるのは計「587カ所」です。

また同レポートによると「米国国防総省がマネージメントするのは、50州、七つの米国領域、42カ国に及び、最も有名な海外にある施設としては、ドイツ(181カ所)、日本(122カ所)、大韓民国(83カ所)」となっています。

世界の国の数は196カ国ですから、42カ国というと「21.4%」、つまり世界の国の2割に米軍の軍事施設があることになります。これだけの施設があればその維持費は莫大(ばくだい)なものになるでしょう。最近では軍事施設の統廃合が進められているようですが、抑止力との兼ね合いもありなかなか難しい問題だそうです。

データ出典:『BASE STRUCTURE REPORT -FISCAL YEAR 2015 BASELINE』
http://www.kritisches-netzwerk.de/sites/default/fi...

(高橋モータース@dcp)

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