大学で奨学金を借りたら20年は返さなきゃだめ?奨学金の返済にかかる期間と問い合わせ先

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大学生が受けている奨学金の多くが、『独立行政法人 日本学生支援機構』(JASSO)のものです。

日本学生支援機構の奨学金は、「貸与型」と「給付型」の2種類があります。給付型奨学金は返済不要ですが、貸与型は返済が必要です。

奨学金のおかげで大学を卒業できても「返済がきつい」と感じている人も多くいますが、返済に困った場合の救済措置なども用意されていますよ。

ここでは、『独立行政法人 日本学生支援機構』(JASSO)の奨学金返済について紹介します。

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奨学金の返済は貸与終了の翌月から数えて7か月目に始まる

奨学金の返済(正確には「返還」)が始まるのは、奨学金を借りた期間が終わった月の翌月から数えて7ヶ月目からになります。

大学4年生の3月まで借りていたなら、4月から数えて7ヶ月目の10月から返済が始まることになりますね。

在学中に奨学金が終わり返還を猶予したいときは「在学猶予」

このとき、注意したいのが「奨学金を借りた期間が終わった」というところ。もし、在学中に奨学金を借りるのをやめたなら、その月の翌月から数えて7ヶ月目から返済が始まってしまいます。

その場合は、日本学生支援機構へ在学猶予の手続きをしましょう。

最短の卒業予定年月まで返還期限が猶予されます。

関連サイト:日本学生支援機構 在学猶予

奨学金返済はいつまで?口座振替日は毎月27日

返済は金融機関の口座引き落としで行われます。口座振替日は、原則として毎月27日です。

その年の振替日は、日本学生支援機構HPにある「奨学金返還振替日カレンダー」で確認できます。

奨学金の返済は10年から20年程度かかると考えて

大学生が4年間奨学金を借りた場合、返済完了までにかかるモデル期間は13年から20年程度になります。

これは、日本学生支援機構がHPで案内している大学の返還例を参考にしたもの。

無利息の第一種奨学金のみを4年間借りたケースで、返済完了までに最も長期間かかる返還例は、

  • ・私立大学に自宅外から通学
  • ・奨学金の貸与金額:64,000円
  • ・貸与月数:48か月(4年間)
  • ・貸与総額:3,072,000円
  • ・月額返済額:14,222円
  • ・返済回数(年数):216回(18年)

となっています。

関連サイト:日本学生支援機構 大学・返還例

奨学金の返済に「何年かかるか」「いくらか」は返済方法によって異なる

奨学金の返済にかかる期間や月々の返済金額は、返済方法や借りていた奨学金の総額によって異なります。

日本学生支援機構の返済方式は、この2種類です。

  • ・第一種奨学金所得連動返還方式:収入に連動して算出した金額を返済
  • ・定額返還方式:借りた奨学金の総額に応じた返済回数で算出した金額を返済  ・月賦返還  ・併用返還

自分がどれにあたるのかわからない場合や、これから奨学金を借りる予定の人は、難しく考えずに日本学生支援機構が提供している「奨学金貸与・返還シミュレーション」を利用しましょう。

借りた金額に対する返済金額がサッとシミュレーションできます。

関連サイト:日本学生支援機構 奨学金貸与・返還シミュレーション

日本学生支援機構の奨学金は返済を繰り上げて一括返済できる

奨学金の返済には10年以上かかるというお話をしましたが、収入面で余裕があれば返済を繰り上げることが可能です。もちろん、一括返済もできます。

繰り上げ返済する場合は、「スカラネット・パーソナル」での手続きが必要です。スカラネット・パーソナルは奨学金に関する手続きを行えるWebサイトです。

在学中も繰り上げ返済が可能ですが、他に借りている奨学金がある場合は繰り上げ返済ができません。注意しましょう。

奨学金を一括返済したときの報奨金制度はもうない

以前は、第一種奨学金を繰り上げ返済した際に報奨金が支払われていました。

繰り上げ返済した金額の数%が報奨金として振り込まれたのですが、現在は報奨金制度が廃止されています。

奨学金の返済がきつい場合はどうすればいいか

奨学金の返済がきつくなってしまった場合は、月々の返済額を減らすか返済を待ってもらうことができます。

どちらの場合も日本学生支援機構に書類を提出し、手続きします。

奨学金の月々の返済額は理由があれば減額可能

奨学金の月々の返済額を減額してもらう手続きは、減額返還制度といいます。

収入等の要件を満たす必要があるものの、一度の申請で12ヶ月(1年)間減額され、最長で180ヶ月(15年間)まで延長可能な制度です。

関連サイト:日本学生支援機構 月々の返還額を少なくする(減額返還制度)

奨学金の返済を待ってもらうこともできる

奨学金の返済を待ってもらう手続きは、返還期限猶予といいます。

返済期間が後ろに伸びるだけになるので、利息がつく奨学金を返済している場合は、少しずつでも返済した方が将来的に楽である可能性が高いです。

関連サイト:日本学生支援機構 返還を待ってもらう(返還期限猶予)

奨学金の返済が免除になるケースがある!

奨学金の返済が免除になるケースがありますが、大学ではなく大学院を卒業した人が対象になります。

挙げられている条件はこの2つです。

  • ・大学院で第一種奨学金の貸与を受けた学生
  • ・貸与期間中に特に優れた業績を挙げたと日本学生支援機構が認定する

この条件を満たした場合に、奨学金の全額または半額が免除されます。

奨学金の免除要件の優れた業績とは何か

奨学金返済が免除されるための優れた業績とは、

  • ・学問分野での顕著な成果や発明・発見
  • ・専攻分野に関する文化・芸術・スポーツにおけるめざましい活躍
  • ・ボランティア等での顕著な社会貢献

など、となっています。

このような業績がある場合は、奨学金貸与終了時に貸与終了時に大学に申請し、大学長から推薦してもらいましょう。

推薦後、日本学生支援機構の業績優秀者奨学金返還免除認定委員会の審議を経て決定されます。

奨学金返済についての問い合わせは奨学金相談センターへ

奨学金の返済についての問い合わせは、日本学生支援機構の「奨学金相談センター」へ相談しましょう。

奨学金相談センターはナビダイヤルでの受付になっており、来訪での相談は受け付けていません。

  • ・電話:0570-666-301(ナビダイヤル)
  • ・海外からの電話、一部携帯電話、一部IP電話からは03-6743-6100

受付時間は、平日の月曜日から金曜日、9時00分から20時00分です。

土日祝日と年末年始(12月29日~1月3日)は受付をしていません。

奨学金相談センターは、返済だけでなく、貸与・給付に関する相談にも対応しています。

困ったときは、頼りたいですね。

関連サイト:日本学生支援機構 返還に関するお問い合わせ

奨学金の返済や貸与の状況がコロナによって急変した場合

新型コロナウイルス感染症の影響で、返済や貸与などの状況が急変した場合も日本学生支援機構へ相談しましょう。

奨学金案内(家計急変)の手続きに沿って、手続きをすると「生計維持者が震災、火災、風水害等に被災した場合」に類するものとして対応してくれます。

詳細は、日本学生支援機構の「新型コロナウイルス感染症に係る影響を受けて家計が急変した方への支援」を確認してください。

奨学金は次の世代のためにも必ず返済を!困ったら相談して

大学卒業後すぐに会社勤めを始めたとしても、最初は給料もそれほど高くありません。

奨学金を借りる場合には、返済プランまで十分にシミュレーションしておきましょう。

奨学金は、返済されたものが次の世代の奨学金になります。返済に困った場合の救済措置もありますし、相談先もありますので、迷わず相談しましょう。

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