まるで合言葉? 約7割の大学生が「How are you?」に「I'm fine」と回答! 外国人「もっとクールに返そうぜ」
「This is a pen」。学校の英語で最序盤に覚える英文として有名ですよね。しかし、実際にそんな英語使う場面ねーよ! とツッコまれることも多々あります。たしかに、日本語で「これはペンです」と使うことは滅多にないですね。見りゃわかるもん。
そんな教科書英語には、英語を日常的に使う外国人から見ると「この表現はないわ」なんてものが多々あるそうです!
例えば、定番中の定番、「How are you?」→「I'm fine.」の掛け合い。これも、もっと適した表現があるそうです。でもでも、これって学校で英語を学んだだけの人だと、呪文のように「How are you?」には「I'm fine.」と答えると染み付いている人が多いのではないでしょうか。実際に大学生に聞いてみると……
なんと「I'm fine」の連発! これは……。条件反射で答えているだけではないのか? 本当にファインなの? 大学生みんながファインなんて、それが事実ならそれはそれで素晴らしいことですが……。大学生300人以上にアンケートを取ってみると……
Q.「How are you?」と聞かれたら英語で何て返す?
なんと6割強の大学生が、「How are you?」に対して「I'm fine」と返事をすると回答。多い、多すぎる!
Hey Guys! そんなテンプレ回答じゃ英語で自然な会話はできないぜ。
そこで、今回はオンライン英会話サービスを展開している「レアジョブ英会話」さんの外国人講師、Danniさんに「How are you?」のクールな返し方を聞いてみました!
■「I'm fine」はなぜダメ?
Danni.A(ダニー)さん:
もちろん文法は間違っていませんし、学校で習って使い慣れている表現だと思います。しかし、普段の生活の中での会話を思い出してみてください。「元気~?」と友人に声をかけられたとき、ほとんどの人はそのときの気分や最近あった出来事をサラッと返しているはずです。毎回同じことを定型文として返答するのは不自然ですよね。
また、会話の始まりの挨拶なので、その後の会話を楽しむためにもさまざまな表現を覚えておくほうがいいでしょう。
■これを言えたらネイティブ級! How are you? のクールな返し方5パターン
・ “Great!" すごく良いよ!
とても気分が良いときに使えます。馴染みのある単語なので返しやすいですね。
・“Couldn't be better." 最高だよ!
“Great!"と同様に、気分が良いときに使える表現です。直訳すると「これ以上良くなることはありえない」。つまり、とても良いという意味になります。
・“Nothing special." 変わりないよ。
特に何も目新しいこともなければ大きな変化もないよ、という返事です。まぁまぁな気分のときに使える返事です。
・“Not so good." あまり良くないかな。
あまり調子はよくないけど、すごく悪いとまではいっていないときにはこう返します。
逆に"Not so bad (Not bad)"=「悪くないよ、まあまあかな」という似た表現もよく使われます。
・“I'm dying." 最悪だよ。
直訳すると「死にそうだよ」という意味ですが、本当に最悪な気分なときには大げさな表現としてこんな風に返事をすることもできます。
いかがでしたか? 簡単な英文でも、実際の日常英会話と教科書英語の表現では大きく違うことがあります。自然な英会話の表現を覚えておくと、コミュニケーションの幅がもっと広がるでしょう。まずは「I'm fine」から卒業! これが自然な英語を使いこなす第一歩かもしれませんね。Good Luck!!
取材協力:レアジョブ英会話
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文・学生の窓口編集部
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年3月
調査人数:大学生男女401人