親分の影で大活躍?! 漫画・アニメに登場する「子分キャラ」7選
■子分キャラにもいろんな方向がある!?
古いアニメでいえば、『ど根性ガエル』に登場する「モグラ」は番長・ゴリライモの子分キャラ。主人公・ひろしを「せんぱーい」と慕う五郎も、ひろしの子分キャラといえるでしょう。先輩・後輩の関係とは一種の親分・子分関係なのかもしれません。
また『美味しんぼ』に登場する「富井副部長」は、上司である谷村部長、小泉編集局長、大原社主の子分に見えます。親分が複数いて大変ですが、これは本人が軽薄なせいもあるでしょう。会社の上下関係も親分・子分になっているのではないでしょうか。「うちのボスは……」なんて言い方がありますものね。
■分かりやすい子分もいますが……
子分キャラをピックアップしてみました。
●ボヤッキー/トンズラー
⇒『ヤッターマン』
二人は「ドロンボー一味」で、リーダー「ドロンジョ」の子分。ドクロベー様がボスに見えますが、ドクロストーンを見つけてくれたら大金塊を発見できるので、折半を条件にドロンボー一味が仕事を受けたのがそもそもの始まり。なのでドクロベー様は本来はクライアントなのです。
●九頭文治
⇒『ガングレイヴ』
親分は「ブランドン・ヒート」。元々は一匹狼の殺し屋だったのですが、ブランドンを慕いその舎弟になりました。ブランドンやハリー・マクドゥエルのことを「兄貴」と呼ぶ分かりやすい子分キャラです。「ミレニオン四天王」の一人ですが、この四天王自体が親分に仕える子分キャラですね。
●北斗の子分
⇒『魁!!クロマティ高校』
親分は「北斗武士」。北斗とは中学時代からの付き合いですが敬語で話します。これは北斗が時代がかった発言を多用するため自然にそうなったとか。周囲からは「お前」などと呼ばれ、誰も本名に触れません。呼称がそのまま子分という珍しい子分キャラです。
●ゴンゾ
⇒『ぼのぼの』
親分は「カシラ」。カシラは小柄なクマで「スナドリネコさん」や「ヒグマの大将」と敵対しています。ゴンゾは大きなクマですが天然ボケなキャラで、しょっちゅうカシラに突っ込まれています。カシラの耳元でささやくように発言するなどかわいい面があります。
●プーアル
⇒『ドラゴンボール』
ヤムチャを「様」付けで呼び、ヤムチャに付き従うかわいい生物です。そのポジションは子分キャラ的でありますが、主従関係といった方がぴったりハマるかもしれません。ヤムチャが死んだ際には宇宙に飛び出そうとしたことがあるほどヤムチャを愛しています。
●パシリ1号
⇒『とっても!ラッキーマン』
元は「スピードマン」だったのですが、一匹狼マンにスピード勝負で敗北し、そのため「パシリ1号」に改名させられました。世直しマンを「ボス」と呼ぶなど、子分キャラ的なポジションは十分です。若干気の毒なキャラではありますが……。
●マ・クベ
⇒『機動戦士ガンダム』
軍隊の指揮系統上の上司ですので当然なのですが、親分は「キシリア・ザビ」。「キシリア様」と呼んで忠実に仕えています。軍事組織が登場するアニメでは階級によって上下関係が明らかですので、子分キャラ(?)がたくさん登場しますね。
最近では分かりやすい子分キャラはいませんが、それでもポジション的に「○○の子分」というキャラはけっこういますよね。あなたは、アニメに登場する子分キャラというと、どんなキャラを挙げますか?
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(高橋モータース@dcp)