「ビーカーでRO水」「研究室に生息」文系学生には理解できない? 理系あるある
理系の学生といえば、必修科目が多い、男子が多くて女子が少ないなど……文系とはまったく異なる環境です。そんな環境に数年間いることで、独自の習慣が知らず知らずのうちに身についてもくるでしょう。そんな「理系あるある」には、どんなものがあるのでしょうか? 大学生・専門学校生の約300人に聞いてみました。
■あなた自身やあなたの周りにいる理系大学生について、「あるあるだな」と思った出来事や具体的なエピソードを教えてください。
●勉強が忙しい
・単位を取るための必須科目が多い(22歳/大学4年生/男性)
・課題が忙しい。パソコンを毎日触る(22歳/大学4年生/女性)
・数字と向き合う日々(20歳以下/短大・専門学校生/女性)
・自由がない。レポートに追われる(21歳/大学3年生/女性)
理系の学部に入ったからには、ある程度覚悟はしていたはずです。しかし、これほどまでとは……と思ってしまうほどの勉強量なのでしょう。
●論理的・理屈屋
・定義を重要視する(23歳/大学院生/男性)
・日常の些細な出来事を理科用語で表現したくなる(23歳/大学4年生/男性)
・何事も構造を考えてしまう男友達しかいない(23歳/短大・専門学校生/女性)
・物事を理屈で捉える傾向が強い(22歳/大学4年生/男性)
その論理的思考能力を勉学で発揮すれば、成績上位になるでしょう。しかし、人間関係の中で理屈を押し通そうとしたりすると、嫌がられますよね。学園カーストでは下位になるでしょう。
●研究室での思い出が多い
・研究室に来るなり寝る(21歳/大学4年生/女性)
・研究室に生息している(21歳/大学3年生/女性)
・クリスマスには研究室で卒論(22歳/大学4年生/男性)
・飲み会で終電がなくなったら研究室に泊まる(24歳/大学院生/男性)
文系にとってはそこまで思い入れのない研究室も、理系にとってはわが青春のふるさと。理系のキャンパスライフは研究室に始まり、研究室に終わるのです。
●恋人ができない・出会いがない
・彼女が作りにくい(20歳以下/大学1年生/男性)
・生活圏が狭いから出会いがない(21歳/大学3年生/男性)
・彼女がいない人だらけ(22歳/大学3年生/男性)
・女子が少ないので、女子のかわいさの基準が下がる(23歳/大学4年生/男性)
理系を志す人に男性が多いのは、今も昔も変わりません。だからこそ、ちょっと可愛い女の子がいるだけで“リケジョ"なんてもてはやされるのでしょう。手記の内容、気になりますよね!
●その他
・花火を見ると炎色反応を思い出す(22歳/大学4年生/女性)
・チェックシャツにめがね(25歳/大学院生/女性)
・コップがないとき、きれいなビーカーでRO水を飲む(26歳/大学院生/男性)
・数式に美しさを見出している(22歳/大学4年生/男性)
理系あるあるの枠を超え、明らかに、変わった人も紛れているようです。
いかがでしたか? 理系という特殊なコミュニティでしか体験できない様々な「あるある」があると分かりますよね。理系の中には「こんな大学生活嫌だ!」という人もいるかもしれません。けれど、卒業して数年もしたら、染みついていた薬品の香りも、ビーカーで飲んだRO水の味も、忘れられない思い出になっていることでしょうね!
●文 ロックスター小島
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2015年1月22日~2016年1月28日
調査人数:理系学生303人