こたつでみかんを食べる……だけじゃない! 『東大みかん愛好会』ってどんな活動をしているの?

編集部:はまみ
2016/03/09
大学生インタビュー
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東京大学に『東大みかん愛好会』というサークルがあるのを、皆さんはご存じでしょうか? 日本の大学唯一のみかんに関する活動をしているサークルなのだそうですが、どういった活動内容なのでしょうか。創始者であり、代表の経済学部4年・清原優太さんにお話を伺いました。

■みかんの消費を増やすことが第一の目的!

――この『東大みかん愛好会』とはどういったサークルなのでしょうか?

清原さん 東大みかん愛好会では、「日本のみかんの消費量を増やす」という大きな理念を掲げています。というのも、日本のみかん消費量は年々減少していまして、1970年代と比べると少なくとも77%も減っています。

――そんなに減っているのですか!?

清原さん その背景としては他の果物やお菓子に需要が逃げてしまったと推測されています。昔は冬はみかんがおなじみでしたが、現在は冬でも他の果物を食べることができますし、お菓子もたくさんあります。そのためパイが分散してしまったと考えられますね。他に、人口減少で核家族化が進み、みかんの箱買いをすることがなくなったという話、また暖房器具がこたつからエアコンに変わったことでみかんが傷みやすくなったという製菓会社さんのお話もあります。

――いずれにしろみかんを買い、食べる機会がそれだけ減っているということなのですね……。あまりにもおなじみの果物なので、減っている増えているといったことを意識したことはありませんでした。

清原さん ですので、大好きなみかんの消費量を増やそうと考え、活動を行っています。

■最初はこたつでみかんを食べるだけのサークルだった

――この愛好会が結成されたのはいつですか?

清原さん 2014年の1月です。最初はただ「こたつでみかんを食べる」というだけのノリで作ったサークルでした。しかし、4月の新入生を迎える時期になって「この活動内容では新入生にアピールできない」と考え、そこでみかんの消費が減っているというデータを見つけました。消費量が減っていることを全く知らなくて衝撃を受け、じゃあこの消費量を増やすという団体にすれば、真面目な団体に見えて新入生が入るのではと思いました。

――新入生にアピールするための理念だったのですね。

清原さん その後、サークル名は軽そうだけど、活動内容は真面目っぽいというのが受けてしまい、35人も新入生が入ってきました。

――引っ込みがつかなくなってしまったと……。

清原さん そうですね(笑)。それでもう適当なことはできないなと思い、理念に整合するような活動をすることになりました。その結果、みかん消費量向上のための活動の余地が十分にあることが分かり、また所属する学生数も約100名という大きな団体になりました。

■ファッションショーや食育教育など幅広い活動内容

――具体的には、どのような活動をされていますか?

清原さん みかんの消費拡大のための活動指針は、

・話題を巻き起こす
・楽しみながら学ぶ
・全ての産地を応援する

以上の三つです。よく「みかんを作っているのか」と聞かれることがありますが、そうではなくて、この指針を軸にみかんのプロモーションやブランディングなど、消費サイドから話題をつくり、提供することによって消費拡大を目指しています。

――みなさんがいかに買ってくれるかを考えるということですね。

清原さん さまざまな面白いことをすることで、みかんに興味を持ってくれる人を増やそうと活動しています。例えば成功した例では「蛇口からみかんジュースが出る」というイベントです。

――都市伝説の実現ですね!

清原さん 愛媛県松山市と連携して五月祭で行ったもので、2,200人以上の人が訪れました。一時は100人以上の行列ができたほどです。発足してからすぐの団体に、これだけ人が集まるのはまれなことでした。他にも「5,000個のみかんの配布」というイベントもメディアで紹介されるなど成功しました。

――他にはどのような活動をされてきましたか?

清原さん みかん酒の利き酒やみかん料理教室、また、みかんをテーマにデザインした服のファッションショーを行ったりしました。他にも小学校を訪れての食育授業や、旅行会社と連携したみかん狩りツアーなどもしています。2015年の夏には海の家で「冷凍みかん」の販売を行ったりもしました。

――非常に幅広い活動をされていますね。

清原さん 他にも生産地の応援ということで、全国33の自治体と協力もして、グッズ製作も行っています。例えば、愛媛県のNPO団体と協力して、イヨカンと東大生による受験アドバイス冊子をセットにした「合格いよかん イ~よかん」という合格祈願グッズも作りました。受験生の役にも立つし、縁起も良いというグッズです。

■今後は社会人としてみかんに関わる会社を立ち上げる

――今後の展望などを教えてください。

清原さん 東大みかん愛好会としては、今後はみかんを使ったレシピ本を出したいと思っています。また、私が3月に引退ということになるので、それ以降は次代の人たちの色を大事にしてさまざまな活動を行っていってほしいと思います。

また、活動をする中で「みかんの可能性」を強く感じたので、個人としてはみかんに関する会社を立ち上げることを目標に活動していきたいと考えています。大学生という点でかなり助けられている部分が強く、甘やかされているといいますか、シビアでなかった点があると思います。ですので、社会人として挑戦してみたいなという気持ちもありますね。

――ちなみに、個人的に好きなみかんは何ですか?

清原さん 「甘平」という種類のみかんが個人的に好きです。ほどよい歯応えがあって、コクがあって酸味のバランスがいいです。あと、みかんは少しつぶれている形のものが良いという話もありますね。

――参考になります! ありがとうございました!

名前だけ聞くと、「緩いサークル」というイメージがありますが、その実態はしっかりとしたコンセプトの下で大きく社会貢献活動をしている団体でした。みかんの消費量の減少だけでなく、こうした学生によるみかんのPR活動がされていることを知らなかった人もいるのではないでしょうか。東大みかん愛好会はインカレサークルですので、興味のある人は参加してみるのもいいですね!

東大みかん愛好会
http://mikanclubuticu.wix.com/mikanclub
合格いよかん イ~よかん
http://ec.noon-nakajima.com/?mode=f1

写真提供:東大みかん愛好会
(中田ボンベ@dcp)


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