そろそろピークに? 2016年のスギ花粉飛散状況はどうなっている!?

学生の窓口編集部

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今年も目がかゆくなって、鼻がぐずぐずいう「花粉症」の季節になってきました。花粉症は今や日本の国民病といわれるほど一般的になっています。皆さん花粉症対策を始めていらっしゃるでしょうか? 今回は、2016年の花粉飛散量について調べてみました。

■花粉の飛散量は前年の気象状況によって変わる!

毎年春に多く飛散するスギ・ヒノキの花粉の量は、前年の「夏」の気象状況によって増減します。一般的に、前年の夏が以下のような場合には、花粉の飛散量が増えると考えられています。

・日照時間が長い
・気温が高い

また、花粉の飛散量が少なかった年の翌年は「スギの雄花が多く着花する」ことが知られています。

■日本の各地方「スギ・ヒノキ花粉飛散量」の予測!

環境省が2016年1月28日に公表した「平成28年春の花粉飛散予測(第2報)」によると、対前年で比較すると以下のような予測となっています。

●東北地方:「やや少ない」となる地域が多い
●関東地方:「前年並み」となる地域が多い
●北陸地方:「前年並み」となる地域が多い
●甲信地方:「前年並み」または「やや少ない」となる地域が多い
●近畿地方:「前年並み」または「やや少ない」となる地域が多い
●東海地方:「かなり多い」地域から「やや少ない」地域まで幅広くなる
●中国地方:大半の地域で「かなり多い」となる
●四国地方:大半の地域で「かなり多い」となる
●九州地方:大半の地域で「かなり多い」となる
■日本の各地方「スギ花粉飛散ピーク」の予測!

では、スギ花粉が多く飛散するピークはいつなのでしょうか? 同環境省の資料によれば以下のようになっています。

●東北地方:3月上旬-下旬
●関東地方:2月下旬-3月上旬
●北陸地方:3月上旬
●甲信地方:2月下旬-3月中旬
●近畿地方:3月上旬
●東海地方:3月上旬-下旬
●中国地方:2月下旬-3月上旬
●四国地方:3月中旬-下旬
●九州地方:2月下旬

これらのピークの前後10日間もかなり飛散量が多いので注意が必要とのことです。環境省では花粉観測システム(愛称:はなこさん)が運用されており、そこで花粉の飛散状況を確認することができます。お出掛け前には以下のURLを確認してみましょう。

⇒環境省「花粉観測システム」
http://kafun.taiki.go.jp/

現在すでに花粉症で困っている人が多いかもしれませんが、上記のように中国・四国・九州地方では飛散量がかなり多くなる地域が多いとのこと。これらの地方にお住まいの皆さんはしっかりと対策をした方がよいようです。外出時にはマスクをするなど花粉症対策をお忘れなく!

⇒データ出典:環境省「平成28年春の花粉飛散予測(第2報)」
http://www.env.go.jp/press/101985.html

(高橋モータース@dcp)

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