ぶっちゃけ維持費ってどれくらいかかるの? 知っておきたいクルマに掛かる税金あれこれ

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購入時には消費税の他に、3つの税金が課税される

2016年の1月現在、食料品やテレビ、パソコンなど家電製品等を購入する際には8%の消費税を皆さんは支払っています。では、クルマの購入時はというと?
もちろん消費税も支払いますが、そのほかにも自動車税、自動車重量税、自動車取得税が必要になります。
ここでは、自動車購入時に必要な税金の説明をしましょう。

1.「自動車税」
自動車税は所有するクルマの排気量に応じて、課税される都道府県税です。毎年、4月1日時点の所有者が5月末までに収める税金で、ゴールデンウィーク明けに通知が来ます。購入時には自動車を登録した翌月から、年度末の3月までの額を納めることになります。
自動車税は年額で1300ccクラスのトヨタヴィッツやホンダフィットが3万4500円、トヨタプリウスだと2000cc以下なので、3万9500円(年額)となります。よく軽自動車は維持費が安いと言われますが、軽自動車は自家用車の場合1万800円とフットクラスの1/3以下となっています。
なお、中古車の場合は購入時に前ユーザーがすでに納税済のクルマを購入した場合は、新ユーザーが年度末までの未経過分を支払うのが一般的で、この未経過分には消費税がかかります。

2.「自動車重量税」
続いては自動車重量税です。この税金は車両重量に応じて課税される国税で、車検ごとに支払います。新車を購入する場合や車検時に前払いするため、車検期間の残っている中古車を購入する場合は重量税を支払う必要はありません。ただし、車検が切れているクルマを購入するケースは自動車重量税を支払うことになります。
中古車の場合、車検期間は2年ということが多いので、2年分の金額を見てみると、1トンまでが2万円、1.5トンまでが3万円、2トンまで4万円となっています。ちなみに軽自動車は2年で7600円と割安です。

3.「自動車取得税」
そして自動車取得税です。これは、現在ニュースで消費税が10%上がった時に廃止されると言われている税金です。
クルマの取得(所有)に対して、課税される都道府県税です。税額は取得価格の5%(軽自動車は3%)です。取得価格は購入金額ではありません。取得価格とは、新車の場合車両本体価格+主要オプション装備の90%が相当します。そして中古車の場合は、新車時の取得価格を基準に年式に応じた残価率を掛けて算出します。中古車の場合、初度登録から5年が経過した場合や取得価格が50万円以下になった場合は課税されません。

エコカー減税は新車だけでなく、高年式の中古車でも適用される場合がありますが、一方で、初度登録から13年が経過したクルマは自動車税が割増しとなるので、注意が必要です。

また、クルマにはこれまで紹介した税金のほかに、燃料を給油すると消費税に加えて、燃料税も課税されます。
クルマを購入する際には、自分が無理なく支払っていける予算を考え、「欲しいクルマ」と「買える(維持できる)クルマ」を検討しましょう。

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