THE ALFEE デビュー曲を収録後にボーカルチェンジ「元祖エアギターは桜井」
ミュージシャンのTHE ALFEEが22日に放送された「ライオンのごきげんよう」(フジテレビ)に出演。
今年デビュー40周年を迎え、今でも年間60本ものライブを行うほどの衰え知らずで、勢力的に活動。デビューが決まったばかりのときに思わぬ出来事があったことを明かした。
「桜井は、高校時代から歌がうまくて…」と高見沢。元々、桜井とは高校の同級生だったが、後から高見沢がグループに入った。
当時は桜井がボーカルだった。しかし、高見沢が加入したことで、ボーカルが高見沢にいきなり変わってしまったという。
デビューが決まったとき、後から加入した高見沢が会社に挨拶に行った。
そのときは、桜井がボーカルでデビューすることが決定しており、既にレコーディングも終えていた。
それが挨拶に行くと、会社の人が「いや~、高見沢君いいルックスだね。君をボーカルのしよう」といきなりのチェンジ。
そして次の曲は、高見沢用に作られた。そのとき桜井は拗ねることもなく、「人間的にできたヤツ。器がデカい」と、高見沢は思ったそうだ。
ギタリストだったのにボーカルになったことで、ギターが弾けず怒ったという高見沢。
一方、元々ボーカルだった桜井は、ほとんどギターを弾いたことがないのに、ギタリストになり、しかも文句を言わなかった。
「ただ、音が出ていない。元祖エアギターは桜井」と高見沢。
桜井自身も、「結構、見た目は弾ける感じでしたよ」と、当時を振り返った。
しかし桜井自身は、実は最初、怒りがあったそうで、リードボーカルで歌っていたのが、高見沢に奪われ、弾けないギターを弾いて、「なんとかお茶を濁してきた。リードボーカルになったのはずいぶんあと。ずっと2人に取られてきた」と、不満をぶちまけた。
「いいじゃないですが、メリーアンもヒットして、あなたがいたから今がある」と持ち上げる高見沢に、ドヤ後の櫻井。
また、曲を作ってボーカルを決めるときには、「誰も手をあげない。どーぞ、どーぞとなる。みんなでオーディションをして、良い奴が歌ったこともある」と、多数決で決めることもあると高見沢は明かした。
そんな仲の良さが、40年も続けられた秘訣なのかもしれない。