【一人暮らしあるある】クリぼっち、高熱、夜怖い……一人暮らしをやめたいと思った瞬間
筆者が親元を離れて一人暮らしをはじめたとき、「自由だー!」と新しい生活への期待に胸が躍ったことを覚えています。ただ、そんなワクワクも意外と長続きしませんでした。やっぱり、一人は寂しいと感じたり、家事の大変さを思い知ったり……。家族のありがたみが、身に染みたものです。同じような経験をした人も多いのでは? そこで今回は、「一人暮らしをやめたいと思った瞬間」について社会人たちに聞いてみました。
■誰もやってくれない……
・「ご飯を毎日、自分で作らないといけない。こんなに大変だと思わなかった」(女性/37歳/金属・鉄鋼・化学)
・「疲れていても、自分しか家事をする人がいない」(女性/33歳/団体・公益法人・官公庁)
・「週末に、家事で時間を持っていかれる」(男性/31歳/電機)
家に帰ったらご飯が用意されていて、掃除も洗濯もしてもらえる。それがどれほどありがたいことか、一人で暮らしてみてはじめて気づきます。
■一人はつらい!
・「風邪で高熱が出たとき、このまま死んでしまうのではと思う」(男性/44歳/情報・IT)
・「ポストに意味不明な奇怪な手紙が入っていて怖かった」(女性/32歳/その他)
・「ゴキブリが出た。泣きそうだった」(女性/34歳/生保・損保)
体調を崩したり、怖いことがあったりすると、一人暮らしは本当に心細いですよね。思わず、実家に電話をかけたくなります。
■誰かと話したい……
・「疲れて帰って誰もねぎらってくれる人がいない。辛いことがあったとき、話し相手がいないと気分を変えることができない」(女性/26歳/情報・IT)
・「テレビで面白い番組を放送していたとき、その気持ちを共有できない」(男性/33歳/情報・IT)
・「面白いことを思いついても誰にも言えないとき」(女性/27歳/情報・IT)
テレビを観ていて、つい一人で笑ってしまったとき。その直後に訪れる静寂が、やけに寂しく感じられます。
■ふと感じる寂しさ……
・「一人のクリスマス」(女性/28歳/生保・損保)
・「帰っても、電気がついていない」(男性/48歳/情報・IT)
・「食事が寂しい」(女性/45歳/マスコミ・広告)
仕事で疲れて帰宅。自分で鍵を開けて、真っ暗で冷え切った部屋に入っていく、あの瞬間……。さらにドッと、疲れが増します。
■とめどなく乱れる生活
・「片づけが苦手なせいか徐々に散らかり、それに伴って『万年床』が誕生してしまったこと」(男性/35歳/金属・鉄鋼・化学)
・「終電近くに帰ったときに部屋がぐちゃぐちゃだったり、お風呂に入りたくても沸いていないとき」(女性/28歳/情報・IT)
・「生活が乱れても、誰も注意してくれない」(女性/24歳/食品・飲料)
「片づけなさい!」「早くお風呂に入りなさい!」と言われるたびに鬱陶しいなあ~と思っていました。でも、大人になった今は、そんな母の声が恋しいです。
■防犯面が心配で……
・「夜に物音がすると、ずっと眠れない」(女性/31歳/ホテル・旅行・アミューズメント)
・「外出の際の戸締りをしっかりしないといけないので嫌です」(女性/32歳/ソフトウェア)
特に、女性の一人暮らしでは、怖い思いをすることも多いでしょう。筆者も、戸締りを点検してベッドに入ったのに、どうしても気になって再点検……ということがよくあります。
■お金もキツイ!
・「実家暮らしの友だちの貯金額を聞いたときに、ずるいと思った」(女性/36歳/医療・福祉)
・「電気代がもったいない」(男性/23歳/その他)
お金の面でも、一人暮らしだといろいろ大変ですよね。たしかに、実家暮らしの方がお金は貯まりやすいかも?
家族と一緒に暮らしていると、自分の行動に口出しされたり、家を好きなように使えなかったり、面倒なこともたくさんあります。しかし、この面倒くささこそ、家族のあたたかさなのかも。一人暮らしを経験すると、そんなことに気づく瞬間もありますよね。「もう一人暮らし嫌だ……」と思ったときは、我慢をせずに家族の顔を見に帰ってみては? きっと家族も、よろこんで迎えてくれるはずです。
文・OFFICE-SANGA 森川ほしの
調査時期:2015年11月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:社会人355人(インターネットログイン式アンケート)