ほんとにうまそう! 食べ物の紹介がマジなおすすめグルメ漫画7選
「食」をテーマにした漫画がずいぶん増えました。人はやはりおいしいものには目がないですから、うまそうな料理が登場する漫画は人気が出やすいのでしょうね。今回は、そんなたくさんの漫画の中でも「食べ物の紹介がマジ!」という作品をご紹介します。
●『孤独のグルメ』原作:久住昌之/作画:谷口ジロー
去る9月27日に待望の第2巻が発売された同作。ドラマ版も絶好調ですね。主人公・五郎さんが孤独においしいものを食べるという、ハードボイルドで淡々とした物語ですが、谷口ジロー先生の精緻な筆が加わって素晴らしいリアリティーが生まれます。「これを食べに行きたい!」と思わせるのはさすがですね。
●『めしばな刑事タチバナ』原作:坂戸佐兵衛/作画:旅井とり
食いしん坊の刑事・タチバナさんが、あくまでもB級なグルメの知識を語り倒すという漫画です。レシピや調理法にはあまり言及されませんが、その食べ物の時代背景や食べるときのシチュエーションなどは熱く紹介されます。その「マジな」うんちくに読者は圧倒されるのです。
●『う』『ぶぅ』ラズウェル細木
『酒のほそ道』などの著作で有名なラズウェル細木先生の作品は、料理・お酒がおいしそうなことで定評があります。それは先生が「マジで」料理・お酒を紹介しているからですね。『う』はうなぎばかりを紹介した作品、『ぶぅ』は豚肉料理ばかりを紹介した作品です。登場するのがどれもおいしそうなのはさすがといえるでしょう。
●『ブシメシ!』原作:酒井伴四郎/作画:土山しげる/協力:青木直己
紀州藩の下級武士が江戸に単身赴任します。江戸でのご飯事情を描いた漫画です。江戸の味を紹介するだけでなく、江戸時代の下級武士の食卓がどのようなものであったかを「マジで」紹介しています。例えば第9話には「南京汁」と「胡椒飯」が登場します。特に胡椒飯は一度食べてみたいと思わせるほどおいしそうです。きっと乙な味でしょう(笑)。
●『ダンジョン飯』九井諒子
ダンジョンを探索する冒険者一行が、いろんなモンスターを調理して食事を作ります。その手順を克明に描いている点が面白く、このとおり作ればモンスターもおいしいのか、と読者に思わせてしまう力があります(笑)。現在2巻まで刊行されていますが、まだ地下4層。この物語が終わるときには「ダンジョンモンスターの調理レシピ」がコンプリートされているでしょう。
●『山賊ダイアリー』岡本健太郎
都会暮らしをしていた漫画家が地元の岡山県に戻り、狩猟免許を取って猟師になるという漫画。事実を基にしたフィクションだそうですが、狩猟、食についてはほぼ事実とのこと。まさに獲物を解体し、料理に仕上げる手順は「マジ」です。作中でカラスを食べたりもしていますが、「いっぺん狩猟をやってみたい」と思わせる魅力があります。
●『きのう何食べた?』よしながふみ
弁護士と美容師の中年ゲイのカップルがアパートの一室で暮らす、その生活を面白く描いた作品です。が、タイトルにあるとおり、毎回「何を食べるのか」「どう調理するのか」がメーンのテーマで、そこに多くのページが割かれます。おいしそうな家庭料理の作り方が解説されているので、そのレシピが「マジで」役に立ちます。
他にもグルメ漫画はたくさんありますが、今回は食べ物の紹介が「マジ」と思える作品を挙げてみました。いかがだったでしょうか? どうせだったら、登場メニューがおいしいそうだと思う漫画を読みたいものですよね。あなたは、どんなグルメ漫画が好きですか?
(高橋モータース@dcp)