表参道を観光するなら絶対行くべき! おすすめ人気スポット15選 3ページ目
竹下通りは、東京都渋谷区にある個性的なファッションのショップが集まる商店街です。原宿駅から明治通りに向かう350メートルほどの通りですが、ここは毎日午前11時から午後6時まで車両進入禁止の歩行者天国となり、修学旅行生のほか、外国人観光客なども多く訪れます。
通りに面したショップの多くは、10代前半から20代前半ぐらいの若者向けの派手なファッション・ブティックで、小規模な店舗がそのほとんどを占めます。いわゆる瞬間の流行を捉えて数年でスクラップ&ビルドで入れ替わる店舗もありますが、意外に上手く流行を取り入れながら30年以上看板を守る老舗も中には存在します。
華やかな竹下通りは、規制上、文教地区となっているため、パチンコ店やラブホテルなどの風俗系の営業はありませんが、それでも、1996年(平成8年)頃には、風紀の乱れが問題となった時期もあり、地元有志らによる浄化活動が行われていたこともあります。竹下通りの商店会としては1977年(昭和52年)に発足。通りの出口にあたる明治通りに複合ビル「パレフランセ」が開業した1974年(昭和49年)を「竹下通り元年」と位置づけています。竹下通りの商店街化は1976年(昭和51年)頃より進んでいきました。1977年には、クレープ専門店『カフェ・クレープ1号店(竹下通り)』が開店。はじめは、あまり売れず、失敗かと思われましたが、テレビや雑誌などのメディアで取り上げられると、他店も進出。通りを歩きながらクレープを食べるスタイルで、竹下通りや原宿を象徴する商品として人気を集めました。
ファッショの流れでは、1979年(昭和54年)になると前年に開店した「ブティック・竹の子」で販売された衣装を着用して近くの表参道でパフォーマンスに興じる「竹の子族」が出現。1990年代後半には、ヒップホップ系や、ゴスロリなどを身に着ける若者が多く見られるようになりました。
<観光情報>
■住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6
■交通:JR原宿駅(竹下口)から歩いてスグ
http://www.takeshita-street.com/index.html
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◆表参道のおすすめ観光スポット8 ブラームスの小道
原宿駅側から竹下通りに入るとすぐ左手に百円ショップの「DAISO」があります。この反対側の「LOVX」の角を右手に進むと「ブラームスの小径」への入口方向になります。その路地を歩いていくと、路地裏にあるほんの100mほどの通りなのですが、すぐ表側に並行している竹下通りの喧騒がウソのような静けさ。
アンティーク調の街路灯とモザイク模様の敷石がどことなくヨーロッパの街角をイメージさせてくれます。どうしてここが「ブラームスの小道」と呼ばれているのだろうと思うまもなく、通りの中ほどの味わいのあるレストランの一角にブラームスの胸像が。そこはフレンチレストラン『ジャルダン・ド・ルセーヌ』。30年ほど前にこの小さな裏路地に静謐な空間を構想した建築家が、小説家サガン(ブラームスはお好き)が好きで、物語の中のイメージでこの界隈をつくりあげたのだそうです。
元々この小径は、明治神宮のパワースポット清正井戸の湧水が流れ込んでいる川だったのを、その建築家が、役所に掛けあって私費を投じて暗渠に変え、石畳の小径にしたものだとか。もしかしたら、静かな路地を100mほど行くだけでも落ち着いた気分になれるのはそのせいかもしれません。
緑の多い小径にはレンガの洋館のレストランやアンテイークの店が数軒並び、小道の右手を見るとかつて川が流れていた時の名残の石が並んでいるのが見えます。人通りもまばらなので、ちょっと雰囲気のある写真を撮って、友人に「今、パリに来てまーす」とメールで送っても信じてもらえそうです。
<観光情報>
■住所:東京都渋谷区神宮前 1−15−14
■交通:JR山手線「原」宿駅竹下口より徒歩3分
http://www.luseine.com/
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◆表参道のおすすめ観光スポット9 原宿駅
「原宿駅」という駅名は、開業当時に近隣にあった地名、「豊多摩郡千駄ヶ谷村大字原宿」から。特定都区市内制度における「東京都区内」および「東京山手線内」に属しています。近接する東京地下鉄(東京メトロ)千代田線の明治神宮前〈原宿〉駅との連絡業務は実施されていますが、副都心線の連絡業務は渋谷駅となっているため、この駅での連絡業務はありません。
原宿・表参道地区のいちばんのアクセス駅となるため、駅のまわりは若者を中心に賑わいますが、改札内に乗換路線がなく、明治神宮や代々木公園の森林に接しているので、ふだんのホーム上は比較的静かです。二代目となる現在の駅舎は1924年(大正13年)に竣工しており、都内で現存する木造駅舎では最も古いもの。建物構造は二階建て。尖塔付きの屋根に白い外壁。大正浪漫の雰囲気漂うイギリス調のデザインです。
原宿駅のホームから西側の端を見ると、ふだん使われていないホームが見えますが、これは病弱だった大正天皇が日光・沼津・葉山の御用邸に静養に行かれるのに使われた皇室専用のホーム。1925年(大正14年)10月に原宿変電所跡地に作られた「宮廷ホーム」と呼ばれるもの。駅北側(代々木駅寄り)の貨物線線路から分岐する形で設置されています。
昭和の時代には昭和天皇・香淳皇后が那須や須崎(静岡県下田市)の御用邸や全国植樹祭などへ向かう(行幸啓)場合などに年数回利用されていました。この皇族専用ホームは皇族による利用のほか、1979年(昭和54年)の201系電車の試作車展示や、1988年(昭和63年)にはパビリオン列車「アメリカントレイン」の出発式といった、各種イベントにも用いられた実績があります。1997年(平成9年)には「神宮の森とマッチしている西洋風の駅舎」との理由から「関東の駅百選」に認定されています。
<観光情報>
■住所:渋谷区神宮前1丁目
■交通:−
https://www.jreast.co.jp/estation/station/info.asp...
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