「日本」に興味のある外国人、昔と今の違い「寺→アニメ」

学生の窓口編集部

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筆者は日本に興味を持ってくれている外国人を見ると嬉しくなります。日本に来る外国人の中には「仕事のため」または「配偶者が日本に転勤になったから」などの理由で日本に住む場合もありますが、昔も今も純粋に「日本が好きだから」「日本の文化が好きだから」という理由で来日した後長期に渡り日本に住む外国人もまた多いです。
では、「日本に興味のある外国人」、昔と今ではどう違うのでしょうか。

昔ですと、「日本が好き」という外国人は、日本のお寺や着物が好きだったり、書道に興味があったり、富士山を間近で見たいと思ったり、日本の歴史に興味を持っていたり、源氏物語が好きだったり、という、いわゆる「日本の伝統的なもの」が「日本に来たい」という原動力になっていたようです。

ところが最近はちょっと事情が違います。「日本に来たい」と思った動機を若い外国人に聞いてみると、答えは「まんが」「アニメ」であることが多いです。筆者が先日知り合った、スウエーデン人の売れっ子漫画家さんオーサ・イェークストロムさんもまさに「日本の漫画とアニメが好き!」で日本に興味を持ったそうです。

都内にある日本語学校や、外国にある大学の日本語学科の学生に「どうして日本に興味を持ったの?」と聞くと、多くの人が「アニメ!」「漫画!」と答えます。母国語であるドイツ語やフランス語、スウエーデン語で読んでいた日本語の漫画を「原作どおりの『日本語』で読んでみたい!」と夢を抱き、そこから日本語を学習し始める人も少なくないようです。ドイツで現地の学生に長年日本語を教えている日本人女性も「ここ何年かは本当にアニメと漫画が多いわ。昔の学生とは(日本語を学ぶ動機が)だいぶ違っておもしろい」と話します。

冒頭のようにお寺や書道などといった「日本の伝統的なもの」に興味を持つのもいいけれど、筆者もサブカルチャーは好きなので、近年若い外国人たちの来日理由が「漫画!」「アニメ!」と聞くと、「ほほぅ。それで日本に興味を持ったのか」となんだか嬉しくなったりもします。

ただ筆者は日本の「昭和のにおいがするもの」がやっぱり一番好きなのだと最近気付きました。「昭和」の雰囲気が漂う喫茶店やお食事処も好きですし、日曜の夜は「笑点」から始まり、「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」をよく見ます。今BSで土曜夜に再放送をしている「寅さん」も好きです。そういう意味で言うと筆者は「昔ながらの日本」にノスタルジックを感じる「昔風の外国人」なのかもしれません。

最近の「若い外国人」はなんといっても冒頭の通り、漫画とアニメが好きですからね。あとはゴスロリファッション好きの若い外国人女性も最近よく見かけますね。

ニッポンのまんがとアニメこそが最近の若い外国人にとっては「日本の文化」なのですね。しばらくこのブームは続くのでしょうか。

オリンピックに向けて、次の何年間のあいだに日本にやってくる外国人が「日本のどの部分に魅かれて」日本にやってくるのか今から楽しみです。

サンドラ・ヘフェリン

プロフィール/ドイツ・ミュンヘン出身。日本歴18年。日本語とドイツ語の両方が母国語。自身が日独ハーフであることから、「ハーフといじめ問題」「バイリンガル教育について」など、「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。コミックエッセイ「『小顔』ってニホンではホメ言葉なんだ!?」(KKベストセラーズ。原作: サンドラ・ヘフェリン、漫画: 流水りんこ)が発売中。

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