【聖地巡礼】実在する土地が舞台のおすすめ「ご当地アニメ」20選 3ページ目
おすすめご当地アニメその11. 輪廻のラグランジェ(千葉県鴨川市)
鴨川高校ジャージ部のたったひとりの部員である“京乃まどか"。明るく行動力もある彼女は、今日も人助けに奔走している。しかし、ランと名乗る不思議な美少女に「ロボットに乗れる?」と頼まれた日から、その日常は一変。愛する鴨川の街と人々を守るべく、宇宙から襲来する敵と戦う日々が始まった!
千葉県鴨川市が作品の主な舞台となっており、魚見塚展望台や前原横渚海岸、鴨川松島といった名所の数々が劇中に登場します。特筆すべきは、同市が「輪廻のラグランジェ鴨川推進委員会」を発足させたこと。そのおかげで、鴨川市民会館での作品の先行上映、地元発行のポータルマガジンでの表紙展開、主要キャラクター3人への「鴨川ふるさと大使」の任命など、地域一丸となった話題性に富んだPR展開が実現! なかでも、2014年に鴨川市郷土資料館で開催された「輪廻のラグランジェ展」には、全国から多くのファンが聖地巡礼に訪れ、地域活性化に大きく貢献しました。
≪作品概要≫
タイトル名: 輪廻のラグランジェ
原作: Production I.G
総監督: 佐藤竜雄
監督: 鈴木利正
シリーズ構成: 菅 正太郎
脚本: 菅 正太郎、ほか
キャラクターデザイン: 森沢晴行(原案)、乘田拓茂、小林千鶴
アニメーション制作: XEBEC
音楽: 鈴木さえ子、TOMISIRO
放映時期: 2012年1月~2012年3月(第1期)、2012年7月〜2012年9月(第2期)
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おすすめご当地アニメその12. true tears(富山県南砺市)
絵本作家を目指す高校生・仲上眞一郎は、両親を亡くした幼馴染みである湯浅比呂美とともに、一つ屋根の下で暮らしている。同居はしているものの、ふたりの間で会話は少なく、眞一郎の母は、とある理由から比呂美を嫌っており、仲上家の家庭環境は良好とは言えない。そんなある日、眞一郎は、学校の裏庭で、過去の出来事が原因で涙を流せなくなった少女・石動乃絵と出会う…。
舞台は富山県南砺市の城端地区(旧城端町)。登場人物が働く今川焼き屋や、高岡古城公園の噴水、地元ではお馴染みのショッピングモール(フィーチャーシティ・ファボーレ)など、本来なら城端地区に存在しないものの、高岡市や氷見市といった、同じ富山県内に実在する街並みが、作品の随所に描写されています。劇中に登場するお祭りも、城端曳山祭 ・城端むぎや祭という実際のお祭りをモチーフとしており、富山ならではの風情が楽しめる作品となっています。
≪作品概要≫
タイトル名: true tears
原作: La'cryma
監督: 西村純二
シリーズ構成: 岡田麿里
キャラクターデザイン: 関口可奈味
アニメーション制作: P.A.WORKS
音楽: 菊地創
放映時期: 2008年1月~2008年3月
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おすすめご当地アニメその13. 氷菓(岐阜県高山市)
何事においても“省エネ"を信条とする高校1年の折木奉太郎が、ひょんなことから廃部寸前のクラブ「古典部」に入部。そこで出会った好奇心旺盛な4人の仲間たちともに、奉太郎が数々の難事件を推理していく青春学園ミステリー。
米澤穂信による推理小説「<古典部>シリーズ」を原作に持つ本作。シリーズの舞台となる神山市は、“中部地方にあると推定される緑豊かな地方都市"とされていますが、アニメ版のロケハンは、原作者の出身地である岐阜県高山市で敢行されています。
この地域は、“飛騨の小京都"と称される古い街並みで知られ、作品のOP映像においても、日枝神社をはじめ、市内を流れる宮川にかかる弥生橋や鍛冶橋、川沿いで催される宮川朝市の様子など、有名な観光スポットが描かれています。岐阜の地方銀行である銀行十六銀行が、“聖地巡礼"による市内の観光客を15万人と想定し、県内の経済効果を21億円と算出したことも、各方面で話題となりました。
≪作品概要≫
タイトル名: 氷菓
原作: 米澤穂信
監督: 武本康弘
シリーズ構成: 賀東招二
キャラクターデザイン: 西屋太志
アニメーション制作: 京都アニメーション
音楽: 田中公平
放映時期: 2012年4月~2012年9月
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おすすめご当地アニメその14. TARI TARI(神奈川県藤沢市)
高校の音楽科に入学しながら、母を亡くしたことをきっかけに、普通科に通っている坂井和奏。高校3年に進級した和奏は、普通科に在籍しつつも声楽部に所属する、歌うことが大好きな宮本来夏、弓道部に所属する来夏の親友・沖田紗羽との出会いをきっかけに、合唱部を結成することで、再び音楽への道を歩み始める…。
物語のテーマは「合唱」。神奈川県藤沢市から鎌倉市を結ぶ「江ノ島電鉄」沿線を主な舞台とし、高校生活最後の夏に、自分たちの夢を追う少女たちの姿を描いた青春群像劇となっています。
前述の江ノ島電鉄を筆頭に、藤沢市観光協会の事業の一環である湘南藤沢フィルム・コミッションなど、藤沢市の公的機関や地元企業からのサポートを獲得した本作。地元放送局・テレビ神奈川での最速放送をはじめ、「江ノ島×TARI TARIスタンプラリー」の開催、島内複数の協力店舗における限定グッズの販売など、地域と連携した精力的なプロモーション活動が実施されました。
≪作品概要≫
タイトル名: TARI TARI
原作: EVERGREEN
監督: 橋本昌和
シリーズ構成: 橋本昌和
脚本: 橋本昌和、ほか
キャラクターデザイン: tanu(原案)、関口可奈味
アニメーション制作: P.A.WORKS
音楽: 浜口史郎
放映時期: 2012年7月~2012年9月
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おすすめご当地アニメその15. はいたい七葉(沖縄県)
中学生の喜屋武七葉(きゃんななふぁ)は、おばぁが経営する沖縄そばの店「かめーそば」で、姉妹とともに暮らしている。ある日、七葉の目の前に、可愛い女の子の姿をしたガジュマルの木の精霊・キムジナーのニーナが現れたことで、不思議な騒動が巻き起こる…!
沖縄の伝統文化、美しい自然、人々の絆の大切さなどを描く、1話5分形式のハートフルコメディ。制作側の「沖縄の方言である“ウチナーグチ"を広める」という企画意図から、主役である三姉妹のキャストは、公開オーディションによる150人の応募者のなかから選ばれました。正しいイントネーションによる沖縄方言が満載の本作ですが、放映当初は沖縄のみのローカル放送で、DVDも沖縄限定発売。一部のファンの間では幻の作品とされていました。しかし、2013年より沖縄以外でもTV放映が始まり、2014年にはDVDも通常リリースされることで、待望の全国展開を果たしたのです!
≪作品概要≫
タイトル名: はいたい七葉
監督: 木村寛
シリーズ構成: 古怒田健志
キャラクターデザイン: POP(原案)、植田和幸
アニメーション制作: パッショーネ
音楽: 持山翔子、来兎、阿部隆大
放映時期: 2012年10月~2012年12月(第1期)、2013年4月〜2013年6月(第2期)
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