タイピングミスが引き起こした大惨事

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タイピングミスが引き起こした大惨事

たった一文字のミスが、人の運命を変えてしまうことがあります。

例えばオーストラリアでは、救急車の出動要請を受けたオペレーターが、9:45と入力をするところ19:45と入力してしまったことで救急車の出動が遅れ、患者が亡くなるという事故が起きてしまいました。

また、2013年のミスユニバースカナダ大会で優勝したデニス・ガリドさんは、翌日優勝者の王冠を返却することに。原因は、審査員の手書きのスコアをコンピューターに入力したスタッフのミスでした。正しいスコアを計算してみると、ガリドさんは3位になるはずだったそうです。

ケアレスミスは、不慣れな新人だけが起こすものではありません。2008年、チリの造幣局は50ペソ硬貨に印字する文字を間違えました。2009年の終わりに事態が報告されるまで、Chilieという国名がChiieと間違って印字された硬貨が何千枚も流通。政府はコインの回収をあきらめましたが、造幣局の責任者と、担当者数人を解雇しました。

有名な出版社でもミスプリントは起こります。オーストラリアのペンギンブックスから出版された『Pasta Bible』というレシピ本では、レシピの素材のひとつが「freshly ground black people.(挽きたての黒人)」とミスプリントされてしまいました。読者によって発見されたpepper(コショウ)とpeople(人)の誤植により、ペンギンブックスは倉庫に残っていた7000冊の破棄と、すでに販売されてしまったレシピ本の無償交換を決定。約20000豪ドル(約180万円)の損害となりました。

そして、私達のタイピングミスを狙うWEBサイトもあります。例えば米国ニュースサイトのMSNBCのアドレスはmsnbc.comですが、msmbc.coと間違えると出てくるのは偽のニュースサイトです。このWEBサイトは、よく見れば嘘だとわかります。しかし、同じような仕組みで有名サイトによく似たアドレスを使い、ユーザーをだましたり、広告収入を得ようとするWEBサイトもあります。

ハーバード大学が2010年に実施した調査では、有名サイトに類似したアドレスを持つWEBサイトにGoogleが支払っている広告料が年間4億9700万ドル(約600億円)にもなると発表しています。Googleでは、このようなサイトに表示された広告は削除されることになっていますが、間に合っていないようです。

いかがでしょうか?
たった一文字のタイピングミスが人生を狂わせることがあります。
気をつけたいですね。

10 Simple Typos With Surprisingly Huge Costs
http://listverse.com/2015/09/12/10-simple-typos-with-surprisingly-huge-costs/

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