「ノルウェイの森」「キケン」共感できるかも? 大学生が主人公の小説4つ

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大学生のみなさん、小説を読んでいますか? PCやスマホの影響で活字離れが著しいといわれる昨今ですが、のんびりと読書できる時間を確保できるのは学生のうちだけ!今回は、ついつい自分の姿を重ねてしまいそうな「大学生が主人公」の小説を5つご紹介します。

■1.こころ(夏目漱石)

夏目漱石の代表的な長編小説「こころ」。国語の教科書などで読んだことがあるという人もいるかも知れませんね。この物語の主人公は「私」という大学生。「私」が夏休みの鎌倉で知り合った「先生」という物憂げな人物との奇妙な友情、大学時代に「先生」が直面した友情と恋愛の狭間での葛藤とエゴイズムが切々と綴られています。物語の時代設定は明治の終わり〜昭和初期ですが、今も昔も「友情と恋愛」って普遍のテーマなんだな、と感慨深い気持ちになります。灰色でアンニュイな空気に覆われた夏目文学の傑作は、じっくりと時間をかけて読みたい1冊。

■2.ノルウェイの森(村上春樹)

飛行機のBGMでビートルズのノルウェイの森を聴いたことで大学時代を回想する「僕」の物語。人生に喪失はつきものだけれど、命の喪失、心の喪失、友の喪失、愛する人の喪失など、ここに登場する人たちはどれだけのものを失うんだろうとやるせない気持ちにななる恋愛小説です。そこに救いは、再生はあるのだろうか、ぜひ確かめてみてください。国内小説発行部数歴代No.1の村上春樹代表作です。

■3.太陽の塔(森見登美彦)

「夜は短し歩けよ乙女」や「四畳半神話大系」などで人気を博した森見登美彦のデビュー作です。コミカルながらどこか哀愁漂う、主人公と周囲の男子学生たち。京都の四畳半の下宿で繰り広げられる妄想悲喜劇は、息もできないほど抱腹絶倒すること間違いなしです。男臭い物語を締めるのはクリスマスに染まる京都の繁華街という意外性もなんとも粋。一癖も二癖もあるキャラクターばかりですが、物語が終わる頃にはお別れするのが惜しくてたまらない気持ちにさせられます。

■4.キケン(有川 浩)

ある工科大学のサークル「機械制御研究部」、略してキケン。サークルに所属する特異な人物たちのしわざのために、キケン=危険として大学内で忌忌しき存在と敬遠されるサークルに入部させられてしまった新入生たちと怪しげな上級生が織りなす大学青春小説です。理系男子たちの熱を感じろ!とばかりに展開するシーンは時間を忘れる面白さ。読後感の清々しさに思わず「こんなサークル入りたい!」と思うこと間違いなし!?

「自分の大学生活が物語のように展開することなんてない」と思っていませんか? 事実は小説より奇なりといいます。小説の主人公たちから心の機微を学び、来るべき展開に備えましょう。あなたの人生は、あなたが主人公なのですから。

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