実録! 本当にあった電車内トラブル&ケンカ白書「女子大生VSおばさん」「痴漢冤罪でダッシュ」
通勤や通学で多くの人が利用する電車での揉め事は、都心では日常茶飯事。仕事や家事で疲れた状態では、一食触発状態なんてこともザラです。ひょんなことから電車内でトラブルになった経験談・目撃談を聞いてみました。
■女子大生VSおばさん
「優先席に座っている女子大生の前に50代くらいのおばさんが来て、いきなり『ここは若者の座る場所じゃないんだよ!』と大声で注意した。女子大生はイヤホンをしていて聞こえないフリを続けていたが、おばさんがしつこく注意していると、女子大生が突然立ち上がり『うるせぇんだよ、ババアッ!』と罵っておばさんの頭を叩いて逃走。それにひるまずおばさんも女子大生を追いかけて電車から出て行った」(女性/23歳/医療・福祉)
優先されるべき人が近くにいなかったら座っていてもいいと思うのですが……とはいえ頭を叩くことはないですよね。そして2人とも電車から出て行ってしまっては、譲り合いも何もない気がします。
■酔っ払いに巻き込まれて……
「金曜日で雨だった日に、新宿駅東口で酔っ払いが足を滑らせて階段から滑り落ちるように落下。途中で女性を巻き込み、酔っ払いは階段の真ん中で手すりに引っかかって止まったが、女性はそのまま下まで転げ落ちてしまい、酔っ払いよりも重傷を負っていた」(女性/25歳/飲食)
これは災難! たとえ金曜日でなくてもただでさえ利用者が多い新宿駅なので、落ちたらドミノ倒しにもなりかねません。普段から手すりに掴まるなりして対処したいところです。
■列の割り込みで大揉め
「電車待ちで2列になって並んでいると、先頭の人を差し置いておばさんが横入りしてきた。ホームは人でごった返していたので、並ぶ場所がなくてひとまずそこに並んでいるだけなのかなと思っていたら、電車の到着とともにそのまま乗り込もうとしたので、止めようとしたら、その列に並んでいた多くの人が『ちゃんと並べよ!』とおばさんを批難。するとおばさんは『皆で槍玉にあげなくったっていいじゃない!』と言い返し、乗車口で揉みあい。発車のベルが鳴っているのに、そこだけ人だかりができて乗れなかった」(女性/24歳/自営)
たまに何食わぬ顔で横入りする人を見かけますが、ここまで図々しい人は珍しいですね。
■障がい者を装う人
「通勤ラッシュの時間帯に乗り込んできた30代くらいの男性が、人をかき分けて席の前まで行き、座っている人たちに向かって無言で赤い手帳を見せつけた。何が何だかわからないでいると、『障がい者手帳だよ』と言い放ち、察した1人が席を譲った。男性は満足そうに席に座ろうとしたとき、手帳が落ちて中身が丸見えの状態に。自分がその手帳を拾ったら、ただのシステム手帳だったことが判明」(男性/25歳/IT)
席に座りたいがために偽の手帳を見せるとは用意周到ですね。「妊娠していないのにマタニティマークを2年くらいずっとつけている女性がいる」(女性/24歳/美容)というエピソードもありました。
■痴漢と間違われそうになった
「遅延していた影響でホームは人で溢れかえり、やっときた電車に乗るも車内はすし詰め状態。自分と背中合わせで立っている女性に、自分のカバンの角が当たっていたようで、何度も女性が振り返っては睨みつけてみた。とはいえカバンの位置をずらすことも出来なくて困っていると、その女性が連れの女性に『私の後ろの人、私のこと触っているんだけど』と小声でグチっているのが聞こえ、思わず『誰もお前のことなんか触らないよ』と言ってしまった。とりあえず降車駅についたらダッシュで降りたけど……」(男性/28歳/アパレル)
危うく冤罪になるところだったようです。冤罪にならないために、満員電車では両手を上に上げておくといいと言われていますが、荷物を持っていたらそうもいきませんよね……。
どれも悲惨なエピソードでした。こんなトラブルに巻き込まれないことを祈るばかりです。皆さんは電車内トラブルを目の当たりにしたことはありますか?
(藤田佳奈美+プレスラボ)