自分もこんな生活が送りたい!大学生が主人公の映画をご紹介
皆さんはどのような大学生活を送っていますか?「毎日が楽しい!」「想像と少し違っていたな…」など、いろいろな思いをもっていることでしょう。今回は群像劇を中心に、主人公が大学生である映画作品をご紹介します。きっとあなたが憧れるものがあり、これからの大学生活の参考になるはずです。
「きょうのできごと」
こちらは、同級生の大学院進学を祝うために、京都に集まった大学生たちの一日を描いた群像劇です。主な出演者としては田中麗奈、妻夫木聡の二人になります。とりたてて大きなハプニングが起きるわけではなく、本当にちょっとしたできごとがあるだけの一日を描いた作品ですが、登場人物はそれぞれの想いを巡らせて過ごしており、その描写が丁寧に撮られているため、共感できる部分がきっとあるはずです。
「横道世之介」
吉田修一の原作小説を映画化した作品になります。舞台は1980年代、長崎出身のお人好しな主人公(高良健吾)と、彼を好きになる令嬢(吉高由里子)や友人(池松壮亮、綾野剛)との大学生活を描いています。ひょうひょうとした主人公が、とにかく魅力的で愛らしい。主人公のような人物と過ごした日々は、良い思い出として、これから先ずっと心に残っていくのでしょう。もしかしたら、皆さんの周囲にもそんな人がいるかもしれませんね。
「スパニッシュ・アパートメント」
スペインのバルセロナにあるアパートを舞台に、ヨーロッパ各国からの留学生が共同生活を送る様を描いた作品です。さまざまな国籍の学生たちが集まることで、恋愛あり、ハプニングありのにぎやかな毎日が繰り広げられます。でも、それがとても楽しそうに感じられる。そして、詳細は言えませんが、この作品を観ることで、人間的に確実に成長できるような印象を受けます。大学生の皆さんは、「海外留学したら、このような感じなのかな。」と、リアルに感じられるかもしれません。
「恋するマドリ」
美大に通う主人公ユイ(新垣結衣)が一人暮らしを始め、知り合った研究者タカシ(松田龍平)に恋をしたり、建築士アツコ(菊池凛子)に憧れることで成長していく、純粋なラブストーリーです。タカシとアイコは、微妙な誤解の念を抱いたまま別れた元恋人同士。二人がまだお互いのことを想っていると知り、自分の恋心を隅に置いて奔走するユイ。そんなユイを、心から応援したくなります。
「鴨川ホルモー」
京都大学を舞台に、サークル「京大青竜会」に入部した新入生の主人公が、「ホルモー」と呼ばれる謎の競技に取り組んでいく姿を描く青春コメディ。原作は万城目学のデビュー小説です。「ホルモー」は全長20センチほどの鬼や式神を操って勝負する競技で、奇妙な響きの「オニ語」を発しながら行われます。その奇妙な競技を、これまた濃いキャラクターの面々(山田孝之、濱田岳、栗山千明)が真剣にやっている姿を見て、とても馬鹿馬鹿しく感じるかもしれませんが、大学生のうちにそのように何かに打ち込むこともいいかなと思えてくるはずです。
ご紹介した作品はいかがだったでしょうか。登場人物に共感したり、または刺激をもらったりして、ぜひ楽しみながら観てくださいね。そして、社会人よりは時間に余裕があり、かつ高校時代よりは自由が利く大学生活を、有意義なものにしましょう!