Excelで特定の項目の数値を合計するためには、SUMIF関数とSUMIFS関数を利用します。
この2つの関数では、合計する項目の条件を指定することができます。SUMIF関数では1つの条件、SUMIFS関数では2つ以上の条件が設定できます。
それぞれの関数の使い方について、例を用いて解説していきます。
▼目次
1.条件を1つ指定できるSUMIF関数
2.複数の条件を指定できる「SUMIFS関数」
3.まとめ
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条件を1つ指定して、セルの合計値を出したい場合には「SUMIF関数」を利用します。
今回は例として、品目「アボカド」の商品合計個数を求めます。SUMIF関数の使い方は次の通りです。
(1) カウント結果を表示したいセルを選択し、「SUMIF」を選択します。
(2)「範囲」の欄を選択し、検索対象となるセルの範囲を、直接ドラッグして選択します。
(3)「検索条件」の欄に、検索条件となる項目を入力します。今回は「アボカド」を入力しました。
(4)「合計範囲」の欄に、数値が入った該当のセルから、合計したい範囲を選択しOKボタンをクリックします。
(5)検索条件に一致した値が、(1)で選択したセルに反映されました。
「=SUMIF(範囲,”<2019/10/5”,合計範囲)」
複数の条件を指定して合計値を出したい場合は「SUMIFS関数」を利用します。SUMIF関数に複数を意味する「S」がついたものと理解してください。
それでは例として、品目が「アボカド」で、かつ仕入れ日が2019/10/5より前の合計個数を求めます。SUMIFS関数の使い方は次の通りです。
(1)カウント結果を表示したいセルを選択し、関数の挿入から「SUMIFS」を選択します。
(2)は合計する値となるセルの範囲を選択します。
(3)条件範囲1の欄で、検索対象となるセルの範囲を選択します。加えて、条件1の欄には検索条件を入力します。ここでは「アボカド」が条件1に入ります。
(4)同様に、条件範囲2と条件2の欄も入力します。ここでは仕入れ日が2019/10/5より前になるようにしたいので、条件2欄に「<2019/10/5」と入力し、OKボタンをクリックします。
(5)検索条件に一致した合計数が(1)で選択したセルに表示されました。
ちなみに今回は2つの条件を設定しましたが、SUMIFS関数は3つ以上の条件を指定することもできます。
条件を指定して合計値を得る場合には、SUMIF関数とSUMIFS関数を使います。違いは、条件が1つか複数かの違いです。どちらも頻繁に利用される関数。この機会に使い方をぜひ覚えて、効率的にExcelを作成できるようにしていきたいですね。
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