Excelで「年・月・日」をそれぞれ取り出すには? 日付抽出の方法を解説

更新:2023/05/29

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アンケートで回答者から生年月日を収集した際、「年・月・日」それぞれにデータを分けてまとめたいなと思ったときはありませんか? 

そんな、日付をベースにしてデータを抽出したいときに役立つ「日付抽出」の方法を、Excel 2016を使って解説します。

「日付から月日だけを抽出する」や「特定の日付間のデータだけを抽出する」など、活用方法がいろいろありますので確認してみてください。

Excelで「日付抽出」をする方法

Excelに入力したデータから、年や月日だけを抽出したい場合の「日付抽出」の方法を解説していきます。

(1)抽出した後に、その日付を表示したいセルを選択
→画面上にある「fx」を押す

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(2)関数の種類が表示される
「日付・時刻」を選択

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(3)今回は「年だけ」を抽出する
→関数名の中から「YEAR」を選択

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すると、この画面になります。

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(4)このダイアログを表示したまま、抽出したい日付のセルを選択
→自動でシリアル値の部分にセルの位置が表示される

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(5) OKを押す
→年だけが抽出される

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今回は「年」の抽出のみだったので「YEAR関数」を選択しましたが、月・日だけの抽出も可能です。

YEAR=年のみ
MONTH=月のみ
DAY=日のみ


それぞれ全て抽出してみると、このようになります。

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入力済みの日付の「年」を置き換える方法

日付を連続で入力した後に、「年」だけをまとめて変更したいという場合はありませんか。今回は、下記のデータの年を「2019」から「2018」に変更する方法について解説します。数値を変更すれば、他の年に変更できますので、応用してみてください。

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(1)「ホーム」>「選択と検索」>「置換」を選択

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(2)検索する文字列に「2019/」・置換後の文字列に「2018/」を入力
「すべて置換」を選択

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(3)「2019/」がすべて「2018/」に変換された

数値バーを見ると、数値ごと置換されているのがわかります。

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ここで注意したいのは、「2019」が「2018」に置換されたからといって、連続で入力していた「2020」のデータまでは変換されないという点です。「2020」のデータを「2019」にしたい場合には、再度同じ手順を踏む必要があります。

日付を集計する方法

日付の範囲を指定して、特定のデータを集めるには「SUMIFS関数」を使います。

=SUMIFS(集計する値のある列,期間の列,">="&開始日付,期間の列,"<="&終了日付


今回は下の表から「12/27~12/31」の間にある日付を集計する方法を解説します。

▼SUMIFS関数についてはこちらもチェック
MID関数、INDIRECT関数……便利で簡単なExcel関数15選【図解つき】

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(1)別のセルに「開始日」「終了日」を記入する

今回はわかりやすく見出しを設けていますが、見出しはなくてもかまいません。

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合計値を出したいセルに「=SUMIFS(B:B,A:A,">="&D3,A:A,"<="&E3)」を記入する
→エンターを押す

(2)指定した日付のデータ集計が取れていることがわかる

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日付におけるif関数について

「もし◯◯だったら✕✕」という数式を組む場合に使うのがIF関数です。これは日付においても使うことができます。例えば「もし、このセルに表示されているのが指定した日付より前だったら……」と仮定した場合に使えるのです。

(例)
=IF(A1<DATE(2013, 3, 14), "○", "×")

表す意味「もし、A1に入力された日付が2013年3月14日より以前である。YESならば○、 Noならば×と表示する。」


(1) 結果を表示したいセルにIF関数を入力する

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(2) エンターを押す

記入した関数の結果が表示されます。

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IF関数は日付以外の場合にも使うことができます。「もし◯◯だったら✕✕」という仮定「IF関数」が使えるという点を覚えておきましょう。

まとめ

今回は、Excelの「日付抽出」を用いて、日付を集計する方法を解説していきました。日付の集計には、「IF関数」や「置換」の機能を使うとより便利にまとめることができます。今回紹介したIFの関数は、日付だけではなくさまざまなデータ集計の場面で役に立つので、ぜひ一緒に覚えておくといいですね。

(学生の窓口編集部)

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