生命保険料控除とは? 知らなきゃ損する仕組みをわかりやすく解説

2018/06/20

税金の知識

生命保険料控除とは、国税庁によると、納税者が生命保険料、介護医療保険料および個人年金保険料を支払った場合に、一定の金額の所得控除を受けることができる制度であると説明されています(※)。つまり、「控除」は「その分には税金が掛かりません」「その分だけは税金がお安くなりますよ」といった意味であり、「生命保険料控除」とは「あなたが生命保険に加入して、保険料を支払っているんでしたら、いくらか税金をまけられますよ」という制度のことを言います。

※2012年(平成24年)1月1日以後に締結した保険契約などに係る保険料と2011年(平成23年)12月31日以前に締結した保険契約などに係る保険料では、生命保険料控除の取り扱いが異なります。また、保険期間が5年未満の生命保険などの中には、控除の対象とならないものもあります。

生命保険料控除とは? 知らなきゃ損する仕組みをわかりやすく解説

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「生命保険料控除」は「所得税」「住民税」に使える!

会社員のみなさんは12月になると会社から「年末調整」用の紙を配られ、「記入して提出してください」と言われますよね。年末調整は、税金の納付について過不足を調整するもので、控除を受けられるものがあれば還付金を受け取れます。この年末調整の中に「生命保険料控除」という項目があります。

国税庁の説明の通り、この制度では「生命保険料」、「介護医療保険料」、そして「個人年金保険料」の支払いに関しても控除を受けることができます。

具体的には、「所得税」と「住民税」において控除が受けられます。所得税は、あなたの所得について掛かる税金ですから、生命保険料として支払った分のうちいくらかを所得から引くことができれば(これが控除)、その分税金は安くなりますよね。住民税も同様に、住民税が掛けられる金額から控除して、その分税金を安くできるというわけです。

では、どのくらい控除を受けることができるのか、を見てみましょう。

■所得税で控除される金額は?


まず「所得税」についての控除です。契約の時期によって控除額の計算が違うので注意してください。

●生命保険料控除の金額(平成24年1月1日以後に締結した保険契約の場合)

年間の支払い保険料 ⇒ 控除額
2万円以下 ⇒ 支払い保険料の全額
2万円超 4万円以下 ⇒ 支払い保険料 × 1/2 + 1万円
4万円超 8万円以下 ⇒ 支払い保険料 × 1/4 + 2万円
8万円超 ⇒ 一律4万円

●生命保険料控除の金額(平成23年12月31日以前に締結した保険契約の場合)

年間の支払い保険料 ⇒ 控除額
2万5,000円以下 ⇒ 支払い保険料の全額
2万5,000円超 5万円以下 ⇒ 支払い保険料 × 1/2 + 1万2,500円
5万円超 10万円以下 ⇒ 支払い保険料 × 1/4 + 2万5,000円
10万円超 ⇒ 一律5万円

「平成24年1月1日以後に締結した保険 = 新契約」と「平成23年12月31日以前に締結した保険 = 旧契約」の両方に加入している人は、下の3つの方法の中から選んで控除額を計算します。

1.新契約のみ生命保険料控除を適用
2.旧契約のみ生命保険料控除を適用
3.新契約と旧契約の両方について生命保険料控除を適用

ここが大事なところですが、控除額を計算してかなりの金額になっても喜んではいけません。合計金額が12万円を超えたとしても「生命保険料控除額は最大12万円」。上限が決められているのです。高額な給与をもらっている人は、保険会社から「節税のために生命保険に入りませんか」なんて言われても、控除額の上限は決まっていますから、よく考え、実際の節税効果を自分で計算してから加入するようにしましょう。

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