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【給与明細のトリセツ】よく聞く控除って何? 給与明細の正しい見方を知ろう

2017/09/10

お金の知識全般

【給与明細のトリセツ】よく聞く控除って何? 給与明細の正しい見方を知ろう

社会人になると、給料は指定した銀行口座に振り込まれ、給与明細を手渡されます。給与明細は、どのような差し引きがあっていくら振り込まれているかが明示された大事な書類です。あなたは、この給与明細の見方を知っていますか? 今回は、社会人に必須の知識である給与明細の見方を解説します。

目次

1. 給与明細の基本の見方
2. まずは給与明細にある「支給」の項目にある「基本給」をチェック!
3. 手当にはどんなものがある?
4. 給与明細で気になる「控除」って何?
5. まとめ

給与明細の基本の見方


給与明細には、大きく分けて「支給」「控除」「勤怠」の3つの項目があります。
●支給
支給の基本になるのは「基本給」です。これに加えて「残業手当」など、当月発生した各種手当が項目として記載されています。
●控除
「健康保険料」「厚生年金保険料」「雇用保険料」といった、給与所得者が必ず支払わなければならない項目がここに記載されています。「控除」とは課税対象とならない細目で、簡単にいうと「支給からこの分を引きますが、これは税金が掛かりません」ということです。税金そのものだったりもしますが。
●勤怠
当月の勤怠の結果、「出勤日」「時間内労働時間」「時間外労働時間」などが記載されています。労働基準法によって、「時間外労働時間」には通常の時給よりも高い金額を支払わなければなりません。「時間外労働時間」の記載がある場合には、「支給」の項目の「残業手当」に記載されているはずです。時間外労働に関する労働基準法上の規定は、以下のリンクを参照してください。

⇒厚生労働省「時間外労働の限度に関する基準」
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/kantoku/dl/040324-4.pdf

まずは給与明細の「支給」の項目にある「基本給」をチェック!

【給与明細のトリセツ】よく聞く控除って何? 給与明細の正しい見方を知ろう

「支給」の中の「基本給」は最も大事な項目です。これは給与の基礎部分で、例えば課長になるなど、会社の中での等級が上がらないと基本上昇しません。毎月の給与の基礎部分で必ずもらえる金額ですから、これが低いのと高いのでは給与の安定度が全く違います。
例えば、
●基本給20万円で、これに諸手当(後述)が付いて支給合計25万円
と、
●基本給10万円で、これに諸手当が付いて支給合計25万円
では、労働条件が全然違うと考えなければなりません。諸手当の中に、例えば「時間外労働賃金」すなわち「残業手当」が含まれていた場合には、残業が少ないつきは給与の支給額が大幅に減ってしまうでしょう。
また、賞与を計算する場合には「○カ月分」といった計算をされることがありますが、その○カ月分の基礎になるのはあくまでも「基本給」です。ですから、サラリーマンにとっての「基本給」の高低は、生活に関わる最も重要な点なのです。

手当にはどんなものがある?


基本給の他に、会社の定める諸手当が「支給」の項目に記載されていることがあります。これら諸手当があるかどうか、またその内容は会社によって異なります。
●残業手当
当月に時間外労働を行った場合、会社規定の時間外労働賃金を適用して支払われます。
●休日出勤手当
これも時間外労働の一種ですね。当月に休日出勤を行った場合、会社規定の休日出勤労働賃金を適用して支払われます。
●役職手当
会社の定める等級に属して特別な役職に就いている場合には、その役職に対する手当が支給されることがあります。役職に就くと基本給が上がることもありますが、基本給に役職手当を付加していくパターンもあります。
●住宅手当
会社が支給する家賃への支援金です。住宅ローンを組んでいる人への支援など、会社によってその規定はさまざまです。
●資格手当
業務を遂行するに当たって必要な資格を持っている場合には「資格手当」を支給することがあります。また、その資格を取得しようとしている場合にセミナーの費用などを「資格手当」として支給することもあります。
●通勤手当
通勤に掛かる費用は普通、非課税(限度額があります)の通勤費として支給されます。
他にも、寒冷地で勤務する人などに向けた「地域手当」(灯油などの防寒のための費用が掛かることを考慮した手当です)、配偶者や子供ができるなど一定の条件を満たすことによって支給される「扶養手当」(家族手当)などを設けている会社もあります。

給与明細で気になる「控除」って何?

【給与明細のトリセツ】よく聞く控除って何? 給与明細の正しい見方を知ろう

「控除」は上でも触れましたが、課税されない天引きされる細目です。給与所得者の場合には、
●健康保険料
●厚生年金保険料
●雇用保険料

がまずこれに当たります。「社会保険料計」の欄にその合計金額が記載されているでしょう。支給合計(課税支給額)から「社会保険料計」を引いて、課税対象金額を計算し、その所得に税金が掛けられるのです(限度額内であれば通勤費は非課税であることに注意!)。

つまり、
支給合計 - 社会保険料計 = 課税対象金額課税対象金額 - 所得税 - 住民税 (+ 非課税の通勤費) = 差引支給額
となるのが計算方法です。一般的に「控除額合計」の項目には「社会保険料計」に加えて「所得税」「住民税」などを合算した金額が記載されています。

まとめ


給与明細には上記のとおり、給与所得者がどんな項目でいくら社会保険料や税金を負担しているのかが明示されています。社会人になったら、一度自分の給与明細をよく見て、なぜこの金額が入金されているのかを確認しておきましょう。給与明細の見方は社会人の基礎知識ですからね。給与明細の見方がわかれば、就活(転職)でも人事担当者に給与についての適切な質問ができるでしょう。

(高橋モータース@dcp)

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