日本の離婚率は約36%だそうです。つまり、結婚したカップルの3組に1組は離婚しているということになります。では海外の国々ではどうなのでしょうか? 海外の離婚事情を調べてみました。
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■世界一離婚している国はロシア!
国連が、2011年の統計年鑑(Demographic Yearbook)を基に調査したデータを2013年に発表しました。そのデータによると、国民1000人当たりの離婚件数のトップ10は以下のようになっています。
第1位 ロシア......4.7件
第2位 ベラルーシ......4.1件
第3位 ラトビア......4.0件
第4位 リトアニア......3.2件
第5位 モルドバ......3.1件
第6位 ベルギー......2.9件
同6位 キューバ......2.9件
第8位 ウクライナ......2.8件
第9位 チェコ......2.7件
第10位 デンマーク......2.6件
同10位 ヨルダン......2.6件
※集計年は国によって異なります。
ロシアやベラルーシ、ラトビアといった東欧の国々が上位を占めています。ロシアは男女の経済状況差が少ないことや、男性があまり積極的に働かないことなどが原因で離婚をする夫婦が多いそうです。ロシア政府の戸籍登録機関によると、2組のうち1組は別れてしまうほどなのだとか。
ベラルーシやラトビア、リトアニア、モルドバなどは経済状況が良くないことが主な原因となっています。元ソビエトの国々で安定した夫婦生活を送るのは難しいようですね。
暖かいキューバでは「離婚して当たり前」といわれるほどだそうです。再婚してもまた離婚する人も多いのだとか。また、ビザやお金目当てで結婚をする人や、結婚詐欺も多く、それが離婚率の増加につながっています。
また、「離婚大国」といわれているアメリカですが、この統計年鑑ではデータがありませんでした。しかし、米国国勢調査局の2011年度の統計(statistical abstract of the united states 2011)のデータによる推定値では、1000人当たり3.6と、世界順位では4位に値します。やはりアメリカも離婚は多いようです。
ちなみに、日本の国民1000人当たりの離婚件数は1.9。日本の婚姻率は国民1000人当たり5.2ですので、先に述べたようにだいたい3組に1組は離婚しているということです。
たとえ数字の上だとしても、結婚しても別れてしまう可能性がここまで高いと知ると、なんだか結婚する気も起きなくなってしまうかもしれません。でも、幸せな結婚生活を送っている人も少なからずいます。結婚すれば、離婚のリスクは避けられないものですが、あなたは結婚を選びますか? それとも一生独身でいることを選びますか?
【出典】
国連統計年鑑(Divorces and crude divorce rates by urban/rural residence: 2007-2011)
米国国勢調査局 統計概要(statistical abstract of the united states 2011)
(貫井康徳@dcp)
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