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新品を購入するときのポイント
使いたい機能があるかをチェック
たとえば、温めだけできればよいと思って最安値の電子レンジを購入したけれど、別売りでトースターを買うならトースター機能もついたオーブンレンジにしておけばよかった、ということがあるかもしれませんし、IHの炊飯器とマイコン炊飯器の性能の違いをあまり考えずに買ったらご飯がおいしく炊けなくてがっかり……なんてことになるかもしれません。
とにかく安いものを探して購入を決めるのではなく、生活の中でどのように使用するのかをよく考えて、機能と価格のバランスが取れているものを検討することが大切です。
家電は生活に欠かせない、長く使うものです。暮らしやすい新生活を送るためにも、自分にあった家電をしっかりリサーチしましょう。
最安値をリサーチ&比較
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家電量販店で購入
店舗に足を運ぶ前に、価格比較サイトなどを見て値段の相場を知っておきましょう。最安値がいくらかチェックし、店頭で売られている金額と比較しつつ量販店のスタッフに値引き交渉をするのもひとつの手です。
購入した大型家電を搬入・設置するサービスがあるかどうかも確認しておきましょう。
量販店のアウトレット店舗なども型落ちではありますが、安くていい掘り出し物がある可能性があるのでチェックしてみるのもいいかもしれません
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Amazonや楽天などの通販サイトで購入
家電を種類別、値段別で見ることができます。店舗で購入するよりも安くなる場合が多いですが、商品の保証がメーカーのみで手薄になることも。また、ECサイトでの購入だと配送のみで設置のサービスをおこなってくれないケースがあるため、事前に必ず確認しましょう。
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家電セットのまとめ買いはお得?
家電量販店でも通販サイトでも、まとめて購入できる「一人暮らし用家電セット」があります。安い価格で洗濯機や冷蔵庫、電子レンジなどがセットになっているため簡単に必要な家電を揃えることができてお得ですが、シンプルな機能のみの家電がまとめられていることが多いので購入前によく確認しましょう。
値段が安いから自分にとっていいかというと、それは別。ちゃんと自分にとって欲しい機能が搭載されているかなど、きちっと調べてから買いましょう。そういう意味では家電に詳しく書かれている記事を読んだり、量販店のスタッフなどに聞いたりしてから買うことをおすすめします
中古品を購入するときのポイント
中古品はどこで買うことができるのか
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リサイクルショップ
比較的どの地区にもよくあるリサイクルショップ。店舗によって品揃えにばらつきがあるので、ひとつの店舗で必要な家電をまとめて購入するのは難しいかもしれませんが、掘り出し物がある可能性も。
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フリマアプリ
手軽に中古品の購入ができます。アプリによっては出品者と直接値引き交渉もできるのでとにかく安く買いたい人にはおすすめ。しかし、業者を通さないためトラブルがないとも言えません。利用するときは十分に注意しましょう。
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先輩や友だちから譲ってもらう
一人暮らしをしていた先輩や友だちから不要になった家電を譲ってもらう方法。家電の機能やメーカーなどにこだわりがない人はまわりに聞いてみるのも手です
製造年月日で状態をチェックする
見た目は新品のようにきれいでも、見えないところの部品などが劣化している場合があります。例えばコードレス掃除機などリチウムイオンバッテリー内蔵の家電では、バッテリーが劣化していて長時間使えなかったり、最悪の場合交換しないと使えなかったりすることも。
バッテリーは使用頻度によって耐用年数も大きく左右されますが、結果的に新品を最初から購入した方が安かったという例もあるので、そのあたりは気をつけたいですね
保証期間と証書の有無を確認する
また、取扱説明書もついていると製品を利用するときに便利です。ついていない場合は、ホームページに取扱説明書が載っていることもあるので確認してみましょう。
まとめ
モノ系雑誌の生活家電担当を10年以上務める。AllAboutの家電ガイド、d.365(ディードット365)/電子雑誌「デジモノステーション」のディレクターを兼務。IoT家電やロボット家電に特に精通する。現在、雑誌やインターネットメディアなど数多くの媒体で生活家電やテクノロジー系の連載を執筆中。
文・山下 茜(アート・サプライ)