2021年02月19日 更新

“自然”と“想像”が心地よい部屋づくりの鍵! 暮らしに溶け込む「octobre」のこだわりアイテム

“心地よい暮らし”をコンセプトに、国内外からセレクトした器やカトラリーなどの生活雑貨、小さなインテリアのほか、見ているだけで気分の上がるアクセサリーまでが並ぶ雑貨店「octobre(オクトーブル)」。今回は、暮らしに自然と溶け込み、長く付き合っていきたいアイテムがそろうこちらのお店を紹介します。

吉祥寺駅北口の目の前に広がる、昔ながらの商店街「ハモニカ横丁」。2人並んで歩くのが精いっぱいくらいの細い路地に、居酒屋やカフェ、多国籍料理店など多種多様なお店が軒を連ねます。その路地の一角「朝日通り」を進むと見える、黒を基調にしたおしゃれな雑貨店が「octobre(オクトーブル)」です。大きなガラスから見える明るい店内には、こだわって選び抜かれたあたたかみのある雑貨がずらり。店主の妻嶋さんに、お店に込めた想いや一人暮らしの女性におすすめのアイテムをお聞きしました。
octobre 店主 妻嶋さん

吉祥寺の雰囲気に惹かれ、“街に似合う”雑貨店をオープン

雑多な店が並ぶ通りに、ふいに現れる隠れ家のような雑貨店。妻嶋さんが周りのお店といい意味で雰囲気の異なる「octobre」をオープンしたのは、2005年のこと。先代が商売をしていた店舗で、暮らしに寄り添う雑貨店をはじめようと思ったのは、街の雰囲気に惹かれたことが大きいといいます。
妻嶋さん

店をオープンした当時の吉祥寺は、オリジナリティーのあるちょっとした素敵なものとの出会いを求める若い人がたくさんいました。当時は住みたい街ナンバーワンといわれていて、暮らしにつながる店や雑貨が街自体の雰囲気とうまく合っていました。わたし自身がもともと雑貨好きというのもあり、おもしろそうだと思ったんです。

おこもり生活をさらに心地よく楽しむ、一人暮らし向けアイテムをご紹介

暮らしとの調和、心地よさを大事にした「octobre」の、一人暮らし女子がすぐにでも取り入れられるおすすめアイテムを紹介していただきました!

おうちごはんをより華やかに見せてくれる「よしざわ窯」の益子焼

いちごのお皿 1,100円

以前から同店で取り扱っている器のなかでも、人気を集めている窯元「よしざわ窯」の益子焼。取材日に届いた新作は、金箔のワンポイントがきいた大皿など、かわいくて、ちょっとしたお惣菜でも華やかに見せてくれそうなお皿です!

白鳥の小皿 1,210円

妻嶋さん

国産の窯元で作られた器は、最近さらに人気が出ていますね。これも数十種類もの作品を見たなかで、お店のコンセプトに合うものを選び、窯元から仕入れています。「よしざわ窯」は特に手に取りやすい価格でおすすめです。大皿は肉を乗せても、炒め物を盛るだけでも映えますよ。

ホワイトグレー 渡り鳥のお皿 丸2,420円

壁掛けのフラワーベースに! 温もりと“遊び”を楽しめるインテリア

木の味わいを感じる自然素材のインテリアとして、一人暮らしでもおすすめなのがこちらの壁掛け。ぬくもりを感じてホッとするかわいいインテリアです。

フラワーベース 大1,430円/小1,100円

妻嶋さん

これは1輪挿しとして壁に掛けて楽しむ飾りですが、どのような1輪を挿すとお客様に楽しんでもらうかを考え今のドライフラワーをディスプレイしていたところ、それを気に入ってくださって中のフラワーも一緒に売ってほしいといわれることもありました(笑)。アジアのチーク材を使って現地で作られたものですが、デザインは日本のメーカーがしています。

昔ながらの自然手法にこだわる、インドネシア産チークのカトラリー

インドネシア産の木のカトラリーも若い人に人気のアイテムのひとつ。無垢の素材をオリーブオイルで加工してあるだけのナチュラルでシンプルなつくりが魅力です。巣ごもりの多い今だからこそ、食器にこだわっておうちごはんをより楽しむのもいいかもしれませんね。

カトラリー 580円~

妻嶋さん

こちらも日本の会社がインドネシアで作ったもの。無垢材にオイルを塗るのは昔からの手法です。でも自然素材だけでつくると割れてしまうことがあるため、表面を樹脂でコーティングされているものもアジアでは作られています。ですが、生活雑貨は日々触れるのはもちろん、直接口に入れることもあるので、うちの店では日本の会社がしっかり安全性をチェックした自然素材のものだけを置くようにしているんです。

手にしっくりなじむ無垢材の手ざわり

自分だけのお気に入りを見つけられる! 作家物のアクセサリーも

作家物のアクセサリーなども人気

ほかにも店では、作家物のアクセサリーや小物が若い女性の人気を集めているとか。出会いを楽しみ、自分だけのお気に入りを探してみてくださいね。

お店のコンセプト「心地よい暮らし」とは?

コンセプトの「心地よい暮らし」は、自身がそれまでも、心地よさを重視したインテリアや雑貨にこだわり親しんできたことから。店をはじめる前から休日は家族で雑貨店を巡り、自宅には自分の部屋や暮らしに合わせて選び抜いた、“好きなもの”があふれているといいます。
妻嶋さん

日々の生活に少しプラスするだけで気分が上がったり、“好き”と感じられるものに囲まれた自分だけの空間を作っていくことで、それぞれの「心地よい暮らし」が生まれると思っています。時代によって趣味・嗜好は変化していくので、店に置くものはわたし自身が心地よい暮らしにつながると感じたアイテムに加えて、新しいものにもアンテナを張り、試行錯誤して選んでいます。

店構え自体は、たまたま見つけた人でも気軽にふらりと立ち寄ってもらえるような“街の雑貨店”をイメージ。周りとはあえて雰囲気を変えることで、印象に残るようにしました。穴場といいますか、思いもよらない雰囲気のお店と出会えて嬉しいと入ってきてくれるお客さんもいらっしゃいますね。

この雑貨どこにどう飾ろう? 想像してワクワクすることが豊かな暮らしにつながる

特に目的を決めずに来た人でも、すぐ部屋に取り入れやすいものを中心に取りそろえ、なにに使おうか考えてもらったり、本来の目的とは少し異なる使い方の提案をすることもあるという妻嶋さん。
妻嶋さん

商品を選ぶときは、ただの「売り物」として見るだけではなく、日常生活のなかでどう使うかを自分自身でも考えて、使ってみて、お客さんに使い方の提案やよさをしっかり伝えられるようにしています。こういった雑貨をどう使うかは、もちろんそれぞれの自由。
でもこちらが提案をしてあげることで、想像が広がりますよね。部屋のどこに置こうか、どう使おうかを考えるのも豊かな時間ですし、イメージをふくらませてワクワクできるようなものを選ぶようにしています。

自然素材やハンドメイド、ほかでは取り扱っていない作家物へのこだわりも大きく、これまでは必ず作家本人や窯元に足を運び、多くの品物のなかから店の雰囲気に合ったものだけをチョイスしていたそう。(※現在はコロナウイルスの影響でひかえているとのこと)
妻嶋さん

やはり写真で見るだけでなく実際に作り手にお会いして話をすることや作品を手にすることを大事にしています。今の時代はインターネットで探す人も多いと思いますが、インテリアや雑貨は手触りや風合いも含めて、実際に手に取ってみるのが大切ですから。また、店に置いている作家さんのファンで来店いただいた方や、品物を気に入っていただけたお客様に、どんな方が作ったというようなお話をして、盛り上がることもあります。

“定位置”からの変化を起こせば、より愛着がわく

最後に、自分にとっての心地いい空間の作り方や、そのためのインテリア・雑貨との付き合い方について、アドバイスをいただきました。
妻嶋さん

お気に入りのアイテムを見つけたら、定位置を決めてずっと固定するのではなく、時々場所を動かしたり、使い方を変えてみてください。「octobre」では以前に品物を購入いただいたお客様から「買ったものをこう使っている」とお聞きしたことを、ほかのお客さんにお伝えするなど、小さな店舗ならではの情報交換をしています。

置き場や使い方を変えることで部屋がまた違った雰囲気になり、いい意味で自分自身の目先を変えられることもある。そこからより品物に愛着がわき、心地よさにつながっていくのではないでしょうか。

まとめ

暮らしのなかで生かせることを第一に考えた、小さな雑貨が並ぶ「octobre」。自分のお気に入りを探すのはもちろん、プレゼントで喜ばれそうな小物や一点もののアクセサリーがバラエティ豊かに並んでいます。おこもりが増えた部屋に気分が上がるちょっとしたものを取り入れたい人、心地よさを第一にこだわりたい人など、ぜひ足を運んでみてくださいね。

取材協力

diclasse

octobre

【住所】東京都武蔵野市吉祥寺本町1-1-12
【営業日】11:00~19:00 不定休
【電話番号】0422-22-6569

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