2020年10月16日 更新
本当にほしいハンガーラックはこれ! メリット&おすすめをチェック
重圧感のある家具は置きたくない、ワンルームの部屋をすっきりシンプルに使いたい、でも増え続ける洋服の収納をなんとかしたい。そんな悩みを解決するなら、ハンガーラックがおすすめです。クローゼットのない部屋でも、置くだけで簡単にクローゼットの代用にすることができます!
いざ、ハンガーラックを買おうと思っても、どんな種類があり、どんな使い方ができるのかなかなかイメージできないなんてこともあるのではないでしょうか。そこで、ハンガーラックの種類や使い方のヒントやアイディア、メリットをインテリアコーディネーターの小島真子さんに伺いました。
MAKO
(株)ラフスタイル代表取締役・インテリアコーディネーター
法人、個人問わずサロン、オフィス、社員寮、ホテルなどのインテリアデザイン及びコーディネートを中心に、インテリア関連のセミナー講師や、執筆活動、コンサルティング、企画、またメディア協力でも活動中。
https://www.laugh-style.jp/
ハンガーラックを使用するメリット
さまざまな素材や種類、機能があり、部屋のインテリアに合わせて選ぶことでおしゃれなワンルームを演出できるハンガーラック。収納場所が少ない単身者用のワンルームにハンガーに掛けて洋服を収納できる場所を作ることができるハンガーラックは、便利なアイテムです。
MAKOさん
一人暮らし用の部屋は、収納スペースが充実していないことも多いので、この点を解消できるのがハンガーラック最大のメリットです。また洋服をハンガーに掛けたまま収納できるので、たたむ手間がなくシワにもなりにくく、私もハンガー収納を活用しています。着たい洋服をすぐに取り出せることは、時間的メリットになりますね。
選ぶためにハンガーラックの種類を知っておこう
ひと口にハンガーラックといっても、素材や形状、デザインや機能の組み合わせによって、さまざまな種類があります。部屋のテイストやサイズ感、使い勝手の良さなど選ぶポイントをチェックしていきましょう。
ハンガーラックの素材で選ぶ
ハンガーラックの素材を大きくわけると、スタイリッシュな部屋や男前な部屋にマッチする「スチール・ステンレス・アイアン」、ナチュラルなインテリア系にマッチする「木」にわけることができます。もちろん例外もありますが、この4つの特長を押さえておきましょう。
スチール製の多くは、洋服などをスッキリ収納できるシンプルなハンガータイプです。装飾性も少ないので、かける洋服を選びません。機能面では、耐荷重に優れ頑強な面がメリット。反面、錆に弱く多湿な場所には不向きです。
ステンレス製も強度に優れ、軽く、湿気にも強いのが特長です。光沢の美しいステンレス素材なので、部屋のインテリアにも合わせやすく、シンプルなデザインでも素材の高級感を感じることができます。
素材の中で一番の耐久性・耐荷重に優れているのがアイアン製です。壊れにくだけでなく加工もしやすいことから、デザイン性や装飾性が高い製品が多いことが特長です。素材を生かすため機能が足りるかはチェックポイントです。
木素材は、木目を生かした温かみのあるデザインも多く、インテリアを選ばず組み合わせることができます。金属製に比べ耐久性は劣りますが、ほか素材と合わせることで耐久性が強くなるので、その点もチェックしましょう。
MAKOさん
ハンガーラックを室内の目につく場所に設置するときは、部屋のインテリアスタイルに合わせた素材を選ぶと、浮くことなくまとまります。木製よりも鉄素材の方が、耐久性・耐荷重に優れたイメージもありますが、ハンガー(バー)部の太さにより変わるので、木製だからと候補から外さなくてもOKです。
ハンガーラックの形で選ぶ
ハンガーラックの形は、「支柱2本に横棒1本のシングルタイプ」と「段違いの横棒が2本あるダブルタイプ」の2つが主流となっています。ほかにも支柱が突っ張り棒になっているタイプや、円形の回転タイプなど、さまざまな形状があります。1本の支柱にぐるりとコート掛けが付いているポールタイプもハンガーラックの一種です。
ハンガーを掛けるバーが1本のハンガーラック。1Kの部屋にもすっきり納まるシンプル形状かつコンパクトさが特長です。このタイプは、インテリア的にもマッチしやすいのも魅力です。
ハンガーを掛けるバーが2本のハンガーラック。高さの異なる2本のバーが特長で、上部バーにはコートなど長い洋服、下段バーにはジャケットやシャツなど丈の短い洋服が掛けられます。
突っ張り棒式になった左右の支柱で、天井と床に固定するタイプのハンガーラック。左右幅も調整できるので、少ないスペースを有効活用できるのが特長です。
ハンガーを掛けるバーが円形になっているハンガーラック。ハンガーラック本体、またはバー部分が回転するので、掛けた洋服が探しやすいくコンパクトにまとめることができます。
MAKOさん
形状を決めるときは、洋服の「量・重さ・種類」と「設置スペース」で選ぶといいでしょう。使っていないコーナーなどに置く場合は、回転式などを選ぶと省スペースで設置できます。
ハンガーラックの利便性で選ぶ
ハンガーラックは洋服を掛けるだけでなく、移動用キャスターが付いているか、収納用の棚や引き出しが付いているか、カバーは付いているのかなど、利便性を高めるポイントを押さえておきましょう。
脚部分にキャスターがあり、簡単に場所を移動できるタイプです。掃除や部屋の模様替えなどにも対応できるのが魅力です。ただし洋服をかけたままだと荷重で動かないこともあります。
アクセサリーやバッグ、下着やTシャツ用などを収納できるタイプです。大きな収納スペースはありませんが、洋服と一緒に小物などをすっきり整理できるのが魅力です。
クローゼット型のハンガーラックに多いタイプです。ラック全体を覆うカバーだったり、前面だけ覆うタイプなどがあります。夏服・冬服兼用で使用するときに非常に役立ちます。
MAKOさん
ウォークインクローゼットと部屋を移動させたいときなどはキャスター付き。小物を上手に収納したいときは棚や引き出しがあると便利です。また、人目に触れられたくない衣類と、細々とした小物をまとめて収納しておきたい人は全体を覆えるカバー付きがおすすめです。
本当におすすめしたいハンガーラック5選
一人暮らしの部屋にぴったりな、監修の小島さんおすすめのハンガーラック5選を紹介します。
シンプルさと利便性を備えたハンガーラック
MAKOさん
使わないときは折りたたんで収納できるという点が魅力的、またシンプルなデザインなのでどんな部屋にでも合いそうです。
MAKOさん
キャスター付きで、移動もラクラク。ハンガーを掛けるバーが2本付いているので、収納量は通常より1.5倍に。スタイリッシュなデザインです。
MAKOさん
適度なハンガー力と小物収納スペース付きで、見せ収納もOK。カラーも白と黒があるので、部屋に合わせて色を選べます。奥行きが浅く、ほかの家具とも合わせやすいのもポイント。
収納力と付加機能が付いたハンガーラック
MAKOさん
部屋にクローゼットがない方、収納を見せたくない方などにおすすめです。
MAKOさん
設置の際、省スペースでOK。回転式で、ミラー部分を正面にすると洋服など、掛けたものを適度に隠してくれます。
ハンガーラックを選ぶときの注意ポイント
では、いざハンガーラックを購入して部屋をおしゃれにスッキリさせよう! と思ってはじめてハンガーラックをえらぶ際には、どんな点に注意すればよいのでしょうか。
MAKOさん
デザイン性重視のアイアン素材では、バーが細いものが多いため、吊るすものの量(重さ)、安定性を考えて選んでください。サイズは、設置場所や掛ける量に見合うサイズ感で。歪まないか、ガタツかないかなどは、お店で現物を確認するのがベストです。ネットで購入する場合は、必ず口コミのレビューなど気になる部分をチェックしておくといいでしょう。
まとめ
収納スペースが少ないといった悩みを、置くだけで解決してくれるハンガーラック。素材やタイプなどの種類も豊富で、お部屋のテイストに合ったものを選んで工夫次第で見せ収納にも、部屋の仕切りにも使える便利なアイテムです。ハンガーラックで増え続ける洋服や小物をスッキリ収納しましょ!