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アートをポスターでカジュアルに楽しむ部屋の写真がSNSにはいっぱい! なかでも目を引くのは、控えめながら空間にアクセントをもたらす「ドローイング」が主役の部屋たち。動植物を描いた独創的なスケッチや抽象画など多彩な作品をチェックしましょう。
今回は、オリジナルデザインの家具やインテリア雑貨を豊富に取り揃えているインテリアショップ「イデーショップ」のインテリアコーディネーター、豊田直子さんにドローイングポスターの魅力と素敵に飾るポイントをお話を伺いました。
インスタグラムで人気のお部屋をチェック!
さっそくドローイングポスターを取り入れた素敵なお部屋を、そのこだわりと合わせて紹介します!
イデーのホームページで一目ぼれしたと、アンリ・マティスの「低木」をベッドサイドに飾るhapi_yyyさん。「すごく素敵ですよね。ナチュラルな絵に癒やされています。それに、このポスターがあるだけで空間が華やかになり、おしゃれに見える(笑)。本当はいろいろと飾りたいのですが、これ一つで主役級なので、家具は控えめに、を心がけています」。
理想の部屋のイメージは「シンプルかつおしゃれな空間」と話すaakkrr___さん。選ぶ絵も空間にマッチする世界観のマティスのドローイングを男女並べて飾っています。「韓国のカフェでこの2枚のポスターを見かけて部屋に取り入れたくなりました。Instagramなどで素敵な作品に出合うと、ポスターの模様替えを考えたくなりますね」。
こちらの部屋も、マティスのドローイングが空間の良いアクセントに。アップしたyuchayoung_22さんは「多くのインスタグラマーのお部屋でこのポスターを拝見し、しっかりとした存在感に惹かれました」と、魅了されたポイントを話します。色の統一感を大切にしているなか、単色使いのドローイングを取り入れることでほかのテイストの絵とも合わせやすくなりました。
独創的な作品でユーモアや心地よさと同時に力強さも感じさせる山口一郎さん。彼の絵の大ファンという2452risaさんは、個展で原画を購入。「インテリアに合わせて額装を選んだので、飾ってすぐに部屋になじみました」と、額装の大切さを実感されたそうです。ほかにも山口さんコレクションには、フクロウの絵、ポストカードサイズのお花と鳥の絵も。
お部屋に1枚いかが?ドローイングポスターを素敵に飾るヒント集
マティスの「低木」という作品は約70㎝角と結構大きいので、空間の良いアクセントに。「壁に馴染みやすいワントーンの色調のため、飾ったときにインパクトが出すぎず、圧迫感を感じさせないのも人気の理由です」と豊田さん。
インスタグラムや雑誌でアートを素敵に飾っている部屋を眺めていると、自分の部屋にも取り入れたくなりますよね。さまざまなアートも取り扱うインテリアショップ・イデーの豊田さんは、「ドローイングは即興的に描いているようで、その絵に集約された表現は研ぎ澄まされていて、とてもシンプル。そんな魅力を手ごろな価格で楽しめるドローイングポスターは、インテリアになじみやすく、かつインパクトがあります。空間のアクセントに何を取り入れたらいいかまだイメージがわかない方にもおすすめです」と話します。
そこで今回は、ドローイングポスターのおしゃれな飾り方について教えてもらいました。
そこで今回は、ドローイングポスターのおしゃれな飾り方について教えてもらいました。
イデーに学ぶ、おしゃれなポスターの飾り方
フレームによって絵の印象が変わるので、好みのフレームを選ぶことから始めましょう。イデーでは、フレームをセットで売っているアイテムが多く、ナチュラルのほか、黒を選べる商品も。もちろん、ポスターはもともとアートをカジュアルに楽しめるアイテムなので、フレームを使わずそのまま壁に貼ってもOK。
フレームの色は窓のサッシや家具の色と合わせる
フレームの色選びは、家具のほか、窓のサッシの色や床など部屋全体の色をチェックしてから。「明るい色の家具が多ければナチュラルを、色の濃い家具が多い部屋には濃い色をおすすめすることが多いですが、明るめの部屋にあえて黒を選ぶと、空間を引き締めてくれる効果も」。
同じ「低木」でも、黒のフレームを選ぶとがらりと雰囲気が変わります。
ポスターに使われている色を、インテリアの差し色に取り入れる
山口一郎さんのドローイングには、色がポイントの作品も。「イデーでは山口さんの一点物の原画を数多く取り扱っていますが、手ごろなプリント版も製作していますので、最初の1点にぜひ」(豊田さん)。
「ポスターに使われている色を、クッションやラグなどのファブリックや、ディスプレイとして並べた本や小物でさりげなく取り入れてもおしゃれです」と豊田さん。空間に統一感も出るので試してみて。
サイズ別バランスのとり方
大きいものは壁に掛けるほか、床やサイドボード、デスクに立てかけてもいいですね。「山口一郎さんやピカソの作品は小さいものも多いので、複数を組み合わせて飾ってお気に入りのスペースをつくるのもおすすめです」。
生活の目線に合わせて、ベッドのそばに床置きして壁に立てかけても。大小微妙にサイズが異なる二つを重ねることで奥行きが出て、より印象的な一角に。
イデーで人気のアーティスト3選
「アンリ・マティスは題材が植物などナチュラルなもの、パブロ・ピカソは人の顔や動物、鳥の絵といったかわいらしい印象のモチーフが多いですね。山口一郎さんはその両方を描かれる方。どの作品も、部屋になじみやすいので、暮らしに取り入れやすいです」(豊田さん)。イデーのサイトでたくさん紹介されているので、チェックしてみて!
まとめ
シンプルながら、おおらかなタッチで、包容力さえも感じさせるドローイングの作品。なんとなく壁がさみしいな、と感じる人はぜひ試してみてくださいね。
「部屋に飾ってみて、小さい作品一つでも部屋の雰囲気が変わることを知ってもらえたらうれしいです。この作品を飾ったらどう変わるんだろうと、どんどん想像を膨らませて、ゆくゆくはさまざまなアートを楽しんでもらいたいですね」と豊田さん。
イデーには、ほかにもさまざまなアートを取り扱っているので、インテリアコーディネートの勉強がてら出かけてみて。そのときは店舗3階に併設しているギャラリーのチェックもお忘れなく。リトグラフをはじめ、アクリル画、版画、キャンバス画など、いろいろな作品の企画展が行われています。
「部屋に飾ってみて、小さい作品一つでも部屋の雰囲気が変わることを知ってもらえたらうれしいです。この作品を飾ったらどう変わるんだろうと、どんどん想像を膨らませて、ゆくゆくはさまざまなアートを楽しんでもらいたいですね」と豊田さん。
イデーには、ほかにもさまざまなアートを取り扱っているので、インテリアコーディネートの勉強がてら出かけてみて。そのときは店舗3階に併設しているギャラリーのチェックもお忘れなく。リトグラフをはじめ、アクリル画、版画、キャンバス画など、いろいろな作品の企画展が行われています。
眺めるだけでニヤリ? ゆるい時間が楽しめる舞木和哉作品展は9/6から!
舞木和哉 作品展「ALL IN ONE」
期間/2019年9月6日(金)~9月30日(月)
場所/イデー ギャラリーアンドブックス(自由が丘店3階併設)
期間/2019年9月6日(金)~9月30日(月)
場所/イデー ギャラリーアンドブックス(自由が丘店3階併設)
イラストを中心にデザイナーとしての活動も行うクリエイター、舞木和哉さんの作品展第2弾。ふと思い浮かんだもの、目に映ったものを、ときには行き当たりばったりで、ペンで捉えるという独特のスタイルから生み出された作品には、好奇心を駆り立てられる世界が広がり、つい引き込まれてしまう魅力にあふれています。今回は、壁掛けのドローイング作品のほか、立体アートも含む約100点を展示します。
・詳細はこちら
https://www.idee.co.jp/shop/news/201908/kazuya-mougi.html
・そのほかのギャラリーイベントスケジュールはこちら
https://www.idee-online.com/shop/lifeinart/event_schedule.aspx
https://www.idee.co.jp/shop/news/201908/kazuya-mougi.html
・そのほかのギャラリーイベントスケジュールはこちら
https://www.idee-online.com/shop/lifeinart/event_schedule.aspx
【取材協力】イデーショップ 自由が丘店
「日々の暮らしを自分らしく、豊かなものにしたい」と、お気に入りのものを取り入れた暮らしを提案するインテリアショップ。店内には、シンプルで上質、ちょっと遊び心のあるアイテムがずらり。それぞれ部屋の一角のような見せ方で、ナチュラル、ヴィンテージ、モダン、北欧といったさまざまなテイストの家具や照明、ファブリック、小物、アートなどをトータルコーディネートしています。お店を眺めているだけでコーディネートの勉強にも。
東京都目黒区自由が丘2-16-29
11:30~20:00(土日祝は11:00から)営業、無休
TEL: 03-5701-7555