夏の休日にオススメ! 見たら絶対トラウマになる最恐ホラー映画5選
少しずつ気温も上がり、夏が近づいております。夏といえばやはり「ホラー映画」が見たくなる季節。そこで今回は、この夏にぜひお薦めのホラー映画を五つピックアップして紹介します。
●『REC』
2007年にスペインで公開されたホラー映画。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のような、ドキュメンタリーチックに描かれている作品です。主人公は消防士の密着取材をすることになったレポーター。とある建物から通報があり、消防士たちと現場に向かいますが、その建物に閉じ込められてしまいます。しかしその建物の中には感染症を患い凶暴化した人間がいて……というもの。
ビデオカメラの撮影者の視点なので、とにかく臨場感が抜群。凶暴化した人間によるアクティブな怖さと、なぜこんなことになったのかというサスペンス要素がうまくマッチしています。もちろん突然何かが起こる「急な驚き」もばっちりあります。ハリウッドリメーク作もありますが、できればスペイン版を見るのがお薦めです。
●『テキサス・チェーンソー ビギニング』
男女5人組が、迷い込んだ洋館でえらい目に遭うホラー映画の金字塔『悪魔のいけにえ』。そのリメーク作が2003年公開の『テキサス・チェーンソー』です。さらにその前日譚(ぜんじつたん)を描いたのが、この『テキサス・チェーンソー ビギニング』。ストーリーは相変わらず若者がレザーフェイスに襲われるというものです。
本作の魅力は何といっても強烈な残虐シーン。どちらかというと不気味さが際立っていたオリジナルと比べると、過剰なほどグチャグチャです。「ぎょへー!」「うわぁー!」と心の中で叫びながら見ることになるでしょう。一人で見るよりも、恋人や友人といっそう見ると楽しめます。田舎道のドライブが怖くなること必至です。
●『デッド・サイレンス』
2007年公開のサスペンスホラー。日本では2008年に公開されました。あの『Saw』を生み出したジェームズ・ワンが3年ぶりに監督を務めたことでも話題になりました。
ある日、主人公の元に何者かから腹話術の人形が送られ、それから数日して主人公の奥さんが何者かに殺されてしまいます。主人公は葬儀のために故郷に戻りますが、そこで腹話術人形にまつわる怪しい話を知ることになり……というストーリー。
人形の不気味さではあの『チャッキー』以上です。子どもが見たら間違いなく一生の思い出になるでしょう。また、ホラー映画というと大味なストーリーのものが多いのですが、この作品は話の展開も秀逸なのです。
●『死霊館』
田舎の一軒家を購入した家族が、その家で恐ろしい体験をする……という粗筋の作品。こちらも『デッド・サイレンス』と同じくジェームズ・ワンが監督をしています。日本では2013年に公開されました。
粗筋でピンときた人がいるかもしれませんが、ホラー映画の傑作『ポルターガイスト』に似たテイストの作品です。強力な悪霊に襲われる、幸せな一家、それを助けようとする霊媒師という実にオーソドックスな登場人物たち。凝ったシナリオやダイナミックな残虐シーンなどはありません。しかしヒューマンドラマの面では素晴らしいもので、家族愛に感動すること請け合い。怖さの中に温かみも欲しい人にお薦めです。
●『インシディアス』
2011年公開の『インシディアス』。またまたジェームズ・ワン監督の作品です。さらにこの作品は傑作ホラー『パラノーマル・アクティビティ』の監督だったオーレン・ペリも参加。ホラーの二大タッグ作品なのです。
この作品も新しい家を買った一家に恐怖の出来事が起こる、というもの。先ほどの『死霊館』のような怪奇現象モノですが、見ている人の不安や恐怖心を煽(あお)るじんわりとした不気味さや、びっくりさせられるポイントが絶妙。音楽の使い方など、どちらかというとジャパニーズホラーに近い不気味さです。一人で見るよりも、恋人と見るべき、そんな一本です。
ドキュメンタリータッチの作品から、残酷な描写全開のもの、また日本のホラーに近い不気味なものまでピックアップしてみました。オチで「こうなるのか(笑)」となる作品もありますが、怖さは折り紙つきです。ぜひ見てみてください。
(中田ボンベ@dcp)