伝統野菜で農と食の魅力を再認識! 東海学園大学の特別講義に注目!

農業の担い手不足や食の安全が社会的な関心を集める昨今。農業の現場ではDX化やスマート農業、地域活性化など、新しい価値創出に向けた取り組みが加速しています。
こうした変化は、私たちの毎日の食卓を支える農業に、これまでになかった可能性を広げています。
そんな“未来へ向かう農業”を正しく、そして魅力的に伝えるために立ち上がったのが、「農業の魅力発信コンソーシアム」。農林水産省の補助事業を活用し、複数の企業や団体が連携して設立されました。その取組の一環として、同コンソーシアムに参加する株式会社マイファーム(以下、マイファーム)が東海学園大学で特別講義を実施。学生たちが農業の“今”と“これから”に触れる貴重な機会となりました。今回は、その講義の様子と、参加した学生に伝えた農業の魅力をご紹介します。
マイファームが参加する
『農業の魅力発信コンソーシアム』の取組とは?
「農業の魅力発信コンソーシアム」は、農業に対するギャップをなくすために、農業への理解を深め、仕事としての農のリアルを体験できる取組です。全国14の大学や専門学校、農業高校とも連携して「農業の魅力発信支援事業」を展開しています。
地域の暮らしを支える農業の魅力をもっと知ってもらうべく、教育機関と連携して農業を“体験しながら学べる場”をつくり、未来につながる人材育成を目指しています。
マイファームって?

マイファームは、「人と農をつなぐ会社」。「自産自消(自分で育てて自分で食べる)」をコンセプトに、全国で体験農園のほか、社会人向けに農業を学べる「アグリイノベーション大学校」など、農に関わる多彩な事業を手がけています。
単なる生産や販売にとどまらず、“農業を通して人と社会を元気にする”ことを目指し、「農業のリアル」を伝えています。
特別講義の内容を紹介!
東海学園大学の健康栄養学部食品開発専攻で特別講義を実施しました。
「健康栄養学部食品開発専攻」とは、管理栄養士をはじめとする“食と栄養のトータルプロデューサー”として「食の6次産業化プロデューサー」「フードサイエンティスト」など、さまざまな免許・資格の取得を目指せる専攻のこと。食品開発には生産物の理解も必要なため、農業に興味を持つ学生も多いのが特徴です。
今回は、農業と食のつながりの深さを感じてもらうこと、さらに調理や栄養の観点から農業の魅力を知ってもらうことを目的に講義を行いました。
講師はこの方!

ハタケタナカ 田中稔さん
料理研究家、 農業研究家、実践者として活動中。
料理学校の先生を勤めながらフードコーディネーターとして長年活躍するなかで農業にたどり着いた。
現在は愛知県の伝統野菜の栽培、カフェや「農のはじめの一歩」を後押しする農業体験イベントプロジェクトの運営など、多岐に渡る活動に取り組んでいる。
聞いて、考えて、味わう特別講義
農業者やフードコーディネーターなど、さまざまな活動をしている田中さん。講義の冒頭では、活動を始めた経緯についてお伺いしました。
田中さんが農業にたどり着くきっかけとなったのは、フードコーディネーターの仕事だそう。
当時の料理講師やメニュー開発などの経験、撮影現場で用いられる料理をおいしそうに見せる演出の実演など、現場でしか分からないようなお話に、食品開発専攻の学生たちは興味津々。
そんな田中さんが、とくにフードコーディネーターとして大変だったのがメニュー開発だといいます。
仕事として「採用されるレシピ」は、なぜ自分に依頼が来たのか、そして「誰のためのレシピか」を考え、依頼者の目的や期待に応えることを大切にしていたそう。
長年活躍されている田中さんならではのワークショップを通して、学生たちは考えることの多さを学び、楽しさと大変さの両方を体感していました。

講義の最後には、大学のある愛知県の伝統野菜についての話も。田中さんの育てた形がユニークでトロトロ食感の天狗なすなどを実食しながら、魅力や種類を教えていただきました。
愛知県の伝統野菜は、土地の気候や風土に適応してきた在来種で、地域ごとの個性が色濃く反映されているとのこと。自家採種が可能で育てやすく、農業の持続可能性にも貢献できる点も魅力だといいます。
また、伝統野菜は郷土料理と深く結びついており、食卓を通して地域の歴史や文化を伝える役割も果たしているので、愛知の風土や人々の暮らしが息づいているのもポイントだそうです。

今回の特別講義を通して、農業への興味を深めた学生も多く、「農業文化が無くなってしまわぬよう、若者が担っていかなければならない」「農業を専門職とせず、他の仕事と並行してできることが分かり、関心が高まった」「農作物を使ったメニューを考案してみたい」といった声が聞かれました。
講義を終えた田中さんは、学生の積極的な姿勢に関心すると同時に「土作りから種まき、お世話、そして収穫や調理まで一貫して体験してもらいたい」とお話されていました。
これからの農業、私たちの視点で考えてみよう!
伝統野菜の実食をしながら、畑と教室をつなぐワークショップ。野菜の生産と調理の双方で活躍される田中さんの特別講義は、学生が農業をより身近に、自分ごととして考えるきっかけになったことでしょう。
今後の「農業」、そして「農業の魅力発信コンソーシアム」にも注目していきたいですね。
開催する教育機関や取組の内容、登壇者の紹介、最新情報などは、「農業の魅力発信コンソーシアム」公式サイトにて随時公開中。
興味のある人は、ぜひチェックしてみてください!






















