「半額シール」が原因!? 大学生が失敗しがちな家計のやりくりのポイント4つ「食費を切り詰める」「現金を何度も下ろす」
仕送りの振り込みはまだ先なのに、財布はカラッポ。昨日から安いもやししか食べてない……そんなあなたに朗報です。
はじめてする大きなお金の管理ですから、家計のやりくりはなかなか難しいもの。でも、どんなところに落とし穴があるかを知っていれば、月末にお金がなくなって大ピンチ!なんてことも少なくなるはず。
今回は、ファイナンシャルプランナーの西山美紀さんに、大学生が家計のやりくりで失敗しがちなポイントを4つ伺いました。
■1. 食費を切り詰める
食費は自分のガマン次第で調整できてしまうので、お金がなくなったときに影響を受けやすい支出のひとつ。
もやしや豆腐などの安い食材は一人暮らしの強い味方でもありますが、同じものばかりを食べたり、食事を抜いたりすると栄養が偏り、体調を崩しやすくなります。
「病気になると、場合によっては高額の医療費がかかり、節約としては逆効果。本業の勉強にも支障が出てしまいます。食費は絞り過ぎない方がいいでしょう」と西山さん。
また、スーパーなどで値引きシールが貼られた食品はお得に思えて、買い置きしがちですが、これらは消費期限が近いことがほとんど。
飲み会などの急な予定が入ったり、自炊が面倒になったりして、食材をダメにするとむしろ損になります。
生鮮食品であれば、すぐに使う分以外は冷凍してしまいましょう。あるいは、日持ちする料理にして作り置きするなど、食品を買ったり使ったりはくれぐれも計画的に。
■2. 流行モノに手を出しすぎる
洋服や文房具、女性ならコスメやバッグなど、まわりの友だちの影響を受けやすい人は要注意であると西山さんは言います。
「次々に新しいものを買っても、誰かのマネでは満足できず、お金が出て行くばかり。SNSやブログで買い物の報告を見かけても、ひとまず冷静に。
買い物をするときには、ぜひ一度立ち止まって、自分はどんなものが好きなのか、自分には何が似合うのかを考えるようにしてみましょう。」
もしあなたが自分のセンスに自信を持てず、とりあえず流行モノに手を出してしまっているのなら、信頼できる友だちにアドバイスを求めたり、逆に無印良品など、シンプルでお財布に優しいブランドを選ぶのもいいでしょう。