自分も含め、周囲の恋人たちを見てみると、尽くす側と尽くされる側に役が分かれていると思いませんか？ 極端な主従関係というわけではなくても、なんとなくそれぞれのポジションが決まってくるのではないでしょうか。それではズバリ質問。あなたは尽くすほう？ それとも尽くされるほう？

Q.恋人にはどちらかと言うと尽くすほうですか？ 尽くされたいほうですか？

尽くす……203人（51.8％）

尽くされる……189人（48.2％）

ほとんど半数にわかれました。世の中、うまくできているんですね……。それぞれを選んだ理由を紹介します。

＜好きな人には尽くしたい！＞

■相手の喜びがわたしの喜び

・「彼を喜ばせたい。お風呂に入ってるとき、背中を流してあげたらすごく喜ばれた」（女性／41歳／マスコミ・広告）

・「相手が喜んでくれるとうれしいので。自分が休みの日に彼のために朝御飯とお弁当を早くから起きて作った。その間彼はぐっすり。時間が余ったのでワイシャツもアイロンがけしてみた」（女性／23歳／マスコミ・広告）

・「自分よりも相手に喜んでもらいたいから。彼女を家に呼ぶときは喜んでもらいたいと思い、前日から料理の仕込みをして、レシピ通りに慎重に作って、最高の食事を用意する」（男性／27歳／情報・IT）

相手のために頑張っている時間が充実しているのでしょうね。喜ぶ顔を想像すると、どんなことも苦にならない!?

■尽くすのが生きがい？

・「振り回されるのが好きだから」（男性／28歳／建設・土木）

いつまでも追いかけたいんでしょうね。逆に、ずっと追いかけさせてくれる人は貴重かも！

■しっくりこない!?

・「尽くされたいと思っても、実際にされると居心地が悪いから」（女性／32歳／医療・福祉）

どっちのほうが居心地がよいと感じるかは、家庭環境などに左右されるのかも？

＜パートナーに尽くされたい！＞

■愛されてるって感じたい！

・「尽くすと失敗しそうだから。仕事が終わって彼氏の家に行ったら、手料理をふるまってくれた」（女性／27歳／団体・公益法人・官公庁）

「愛されていることを実感したいから。どんなに遠いところでも迎えに来てくれる」（女性／31歳／自動車関連）

「男としては尽くしてくれる女性に憧れる。病気になった時にずっと泊まり込んで看病してくれた」（男性／32歳／機械・精密機器）

自分はこんなに愛されているんだと思うと、幸せパワーがみなぎってきますよね。

■思考錯誤しています

・「尽くすのが好きだと思っていたけど、尽くしてくれる人との方がうまくいったから」（女性／26歳／学校・教育関連）

押してダメなら引いてみろ、ですね。意外と自分の本質はこっちだったりして。

■とにかく愛して欲しい！

・「自分に自信がないので」（女性／25歳／医療・福祉）

女王さまではなく、塔のてっぺんの寂しい王女さま。これはこれで尽くしてあげたいっ！

尽くしたい、尽くされたいという気持ちは、みんな基本的に持っていますよね。けれども不思議なことに、たまたまおつき合いしたパートナーによっては、反対の役回りになる場合も。たとえば尽くしたい同士がかちあったら、相談せずとも自然に片方が尽くされる役にまわるのでしょうね。う～ん、つくづく世の中、うまくできています！

文・OFFICE-SANGA 相羽亜季実

調査時期：2015年5月

アンケート：フレッシャーズ調べ

集計対象数：社会人392人（インターネットログイン式アンケート）