「コニャ」…この本を書いたのは、猫⁉これは文学上の新発見⁉【猫語の教科書】 #Z世代pickコミック
コミックピッカーのぺんぎんです。今回紹介する一冊は、『猫語の教科書』です。
この物語は、ある編集者のもとに文字と記号が交じった暗号で書かれた不思議な原稿が届くところから始まります。相談を受けた作家が解読すると、その原稿は猫によって書かれた『猫語の教科書』だったのです。
人間はどこかで「自分たちが猫を飼ってあげている」「住まわせてあげている」と思ってしまっていますが、その常識はすべて反対。つまり…人間は猫の知恵・手口によって思いのままにされていたのです!
この作品を読むと今までの常識が逆転し、猫への想いが変わってくると思います。普段よく目にする猫たちの“あの”仕草はどのような意図があるのか?捨てられてしまったり、獣医に連れていかれるときの猫は何を思っているのか?…日常の身近な内容を新しい視点で楽しめるようになる作品です。
本記事では『猫語の教科書』(KADOKAWA)より、一部を抜粋してご紹介します。
『猫語の教科書』
ある編集者のもとへ届いた原稿は、文字や記号がまぜこぜでまるで暗号のよう。 相談を受けたポール・ギャリコが解読すると、それはなんと、猫の手によって書かれた猫のための“人間支配の教科書”だった! いかにして居心地のいい家に入りこむか。思いどおりの環境、食事を手に入れる方法。人間を虜にし快適に過ごすための乗っ取りテクとは? それは、人間の本質をついた巧妙な手口。人間の弱さ醜さも冷静に分析する猫の鋭い眼差しと聡明さを知れば、人間は猫にひれ伏すしかありません。 【解説:金原瑞人(翻訳家)】時代を超えて読まれ続ける文学作品をコミック化した作品です。
漫画:沙嶋 カタナ 原著:ポール・ギャリコ
発売:2024年7月20日 定価:1,320円 (税込)
発行:株式会社KADOKAWA
詳細ページ:https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322204001046/