「おいしい」と言われることが最大の喜び ロッテで新商品開発に携わる先輩社員に、仕事のやりがいや入社のきっかけについて聞いてみた。

「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろんな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。
今回は、菓子、アイスクリーム、健康食品などを製造・販売する【ロッテ】で働く先輩社会人にインタビュー。新商品開発を担当する先輩社員に、仕事のやりがいや学生時代のエピソードについてお話を伺いました!
2020年度入社
「ガーナ」「コアラのマーチ」といったチョコレートの新商品開発を担当。商品のアイデア出し、レシピ開発、工場担当者との調整、商品表示などアイデア段階から、商品が形になるまでの幅広い業務を行う。
――自己紹介をお願いします。
ロッテ中央研究所・チョコビス研究部の赤塚万紀と申します。現在は「ガーナ」と「コアラのマーチ」の新商品開発を担当しています。商品開発は長いプロセスで、アイデア出しからレシピ開発、工場での大量生産に向けて工程の検討、パッケージの原材料表示まで、アイデア段階から商品が形になるまで幅広い業務を行っています。
――研究所内でのポジションや職種について詳しく教えていただけますか?
研究所は基礎研究部門と商品開発部門の2つに分かれています。私は商品開発部門で、チョコレートカテゴリーの商品開発を担当しております。開発の仕事では、様々な部署と一緒に仕事をすることが多いです。
マーケティング部門とアイデアを練り、私たちがレシピを作ります。工場での生産には、現場の方々や生産管理部門などとの調整が必要です。品質保証部門とも連携し、パッケージの表示などを決定します。
――大まかな1日のスケジュールを教えてください。
朝はメールチェックとチームミーティングから始まります。試作品は味覚が繊細な午前中に試食し、午後は新商品の試作や、解明したい事象の検討を行います。
――研究職や開発職に就くために、学生のうちに特に勉強しておくべきことはありますか?
特定の研究をしておくべきというものはないですね。食品分野の研究の経験がなくても、大学での研究を真摯に取り組んでいれば研究所での仕事には十分対応できると思います。
私たちの部署には、様々な得意分野を持つ人がいます。基礎的な研究に強い人もいれば、情報収集が得意な人、論理的に課題解決が得意な人もいます。それぞれの強みを活かしながら、チームで開発・研究を行っています。
――モットーや座右の銘はありますか?
「日日是好日」です。毎日を良き日として過ごそうという意味です。お客様に我々の商品やサービスでわくわくしていただきたいと思っているため、開発者もわくわく・楽しい心をもって商品開発していきたいと思っており、この言葉を座右の銘にしています。
――仕事で大切にしていることがあれば教えてください。
常にアンテナを張り、トレンドリサーチやSNSのお客様の声を参考に、求められている価値を提供できるように、日々創意工夫しています。また、話題のお菓子や専門店のお菓子を実際に食べて、商品のレシピづくりの際に活かすこともあります。
――仕事の面白さややりがいについて教えてください。
モノを考え、それを形にして世に出す過程が非常に面白いです。市場やSNSを見ながらアイデアを出し、マーケティング部門と共に商品案を作り、それが商品化されることに大きなやりがいを感じています。
――今までで最も印象に残っているお仕事は何ですか?
私が開発に携わった「プレミアムガーナ クレームショコラ<生キャラメル>」という商品が、特に印象に残っています。流行りの生キャラメルを取り入れたことで、お客様に受け入れられる新しい味を創ることができました。
コクのある生キャラメルは油分が多いので、キャラメルとその他の原料を安定的に乳化させ、配合することが挑戦でした。理想のおいしさが表現できるようにするため、何度も試作を重ねました。
――仕事で困難に直面した時、どのように乗り越えていますか?
過去に似た事象を経験した先輩、問題の分野に詳しい方に相談することが多いです。また新しい問題の場合は仮説を立てて、いくつもの可能性を考えて試作を行うことで、原因を探り、地道に解決策を探します。
自分が考えたものを形にできること、お客様から「おいしい」という感想をいただけることが、乗り越える力になっていますね。
――今後のキャリア形成について教えてください。
開発の仕事が自分の性格や興味に合っているので、開発を軸に担当領域を拡大していきたいと考えています。今はチョコレート関連の研究を担当していますが、将来的には新しい商品領域の開発や海外の商品開発にも挑戦していきたいです。
――どんな学生時代を過ごしていましたか?
中学生の頃から海外に興味があり、大学ではタイでの交換留学も経験しました。また、国内でも留学生との交流を通じて、異文化理解に努め、さらに、食堂へのハラルフードの導入や子供と留学生の料理教室など、多文化共生を促進しました。

――学生時代の経験が、現在のお仕事に役立っていると感じることはありますか?
海外のその国ならではの文化や日本にはないタイプの商品などから、インスピレーションを受けることもあります。海外の友人から学んだことが商品アイデアにも活かされていますね。
――ロッテに入社したきっかけを教えてください。
夏に行われたインターンシップを通じて、斬新なアイデアを具現化していく※「ロッテノベーション」というイノベーションの精神とそれを支える技術力、そして挑戦を応援する会社の風土を感じ、自分の価値観に合っていると思い入社しました。また、社員の方々が優しく、楽しそうな職場だと感じたことも理由の一つです。
※ロッテノベーションとは、ロッテ社内の造語であり、お菓子やアイスにイノベーションを起こし、日本の食や食習慣をよりよいものに導く活動のこと。技術と情熱、新たな可能性への挑戦を意味し、ロッテの行動指針そのものを表している。
――就活前にこれだけはやっておいたほうがいいというアドバイスをお願いします。
自己分析を通じて自分の強みを理解することです。また、業界全般のニュースについて、情報収集しておくと面接時に役立つヒントが得られることもあります。
――最後に大学生へメッセージをお願いします。
今しかできないことに挑戦することで得た経験は、将来に役立ちます。知的好奇心を大切にし、たくさんチャレンジしてください!
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取材:秋保 柚月
執筆:田中 妃音
編集:学生の窓口編集部
取材協力:ロッテ

























