【2050年の東京へタイムスリップ!?】 「SusHi Tech Tokyo 2024」で体験した“未来の一日”
最先端の技術を紹介する際に使われることが多い「AI」や「テクノロジー」という言葉。
これらの言葉から想像する未来は、世の中が便利になるという期待と同時に、「人間は将来的にAIに乗っ取られるのではないか…」「将来就きたい仕事は今後AIに代わってしまうのではないか…」といった不安もどこかにあるのではないでしょうか?

会場全体図
そんな未来への“不安”を“期待” に変えるべく、先日有明アリーナで開催された、未来の都市モデルを発信するイベント「SusHi Tech Tokyo 2024 ショーケースプログラム」を取材してきました。
ちなみに、「SusHi Tech Tokyo」という名称は、「持続可能な新しい都市をみんなで考えて発信していこう」という趣旨の「Sustainable High City Tech Tokyo」の略で、職人の技術により昇華された日本文化である「鮨」とかけているのだとか。
2050年の東京へタイムスリップ
本イベントのコンセプトは、「2050年の東京の暮らし」。イベントを通じてさまざまな最先端技術に触れ、“未来の一日”を体験することができます。
未来への入り口として、エントランスからメイン会場までの通路では、長さ32m×高さ5.2mの迫力のあるLEDディスプレイによる映像が放映されていました。 映像内では、本イベントのコンテンツが2050年のニュースとして表現され、通路を歩くにつれて未来への想像が膨らんでいきました。
通路を通りつつ、メイン会場へ。
会場に足を踏み入れた瞬間、新鮮な光景が広がっており、自然と心拍数が上がりました。
そのようなワクワクする会場で体験した、未来を見据えたコンテンツをいくつか抜粋してご紹介します。
大迫力! あっという間に宇宙へ行ける「宇宙エレベーター」とは?
会場内でも、大きな存在感を放っていたのが、「宇宙エレベーター」。宇宙エレベーターはロケットに比べ、安くて簡単に移動でき、環境にも優しい交通手段になるとも言われているとのこと。
エレベーターで誰もが気軽に宇宙へ行ったような体験ができると聞き、これは試さずにはいられませんでした。
宇宙エレベーターは筒状の見た目で、中に入ると360°見渡すことができるスクリーンと椅子が設置されていました。
体験者全員が着席し、扉が閉まるとすぐに椅子からエンジンの振動を感じました。そして、あっという間に地上から離れて宇宙ステーションに突入。目の前には宇宙の景色が広がっていました。このスピード感で宇宙を行き来できる未来が来るのかと思うと、ワクワクしました。
これまで、地球と宇宙を結ぶケーブルとして最適な素材が存在しないことから、実現可能性が低いとされていた宇宙エレベーターですが、1991年に軽くて強い素材「カーボンナノチューブ」が発見されたことにより、実現可能性が高くなったのだとか。早ければ2050年には実現可能と言われており、今回の体験ほど気軽にとはいかないものの、簡単に宇宙へ行き来できる未来もそう遠くはないのかもしれません。
未来のリビングのキーワードは「自動化」と「パーソナライズ化」!?
未来の形は、私たちの生活の場であるリビングにも。
“暮らし”に焦点を当てた未来リビングは、「自動化」と「パーソナライズ化」の2つのテーマに分かれていました。「自動化」を表現する技術として、自動で動く家具やAIによりどこでも熟練菓子職人が焼いたレベルのバウムクーヘンを焼くことができるオーブンなどが紹介されていました。
一方、「パーソナライズ化」を表現する技術としては、その時の脂肪燃焼度を把握し食事メニューを提案してくれる機器や、眠りのフェーズに合わせて角度が調整されるベッド、その日の体温や天候に合わせて提案されたフレグランスが。
未来リビングは、正直、金銭的な面で将来の自分の家として想像することが難しい部分もありましたが、人とロボが共生する住まいは、新しい体験や、よりリラックスできる空間を提供してくれるのだと感じました。
選択肢を広げる歩行解析診断ロボットやアシストスーツ
これらのほかにも、従来の患者さんへの負担を最小限にし、歩くだけで病気のリスクを検知することができる歩行解析診断ロボットや、災害現場の復旧作業時に装着することで身体の負担を軽減することができるアシストスーツなどの体験も。これらの体験は、AIやロボなどの最先端技術が人々の選択肢を狭めるのではなく、広げていくのだという気づきにつながりました。

腕への負担を減らすアシストスーツ装着時(左)と腰への負担を減らすアシストスーツ装着時(右)の様子
目指してみたい「未来の形」を考えるきっかけに
「SusHi Tech Tokyo 2024 ショーケースプログラム」を通して、最先端の技術が人や動植物が生き生きと暮らす手助けになることを学び、未来に対してポジティブな印象が強くなりました。そのような魅力的な未来を「待ち遠しい」と感じると同時に、私たち一人ひとりの力で守っていかなくてはならないものだということも実感しました。
「AI」「テクノロジー」「サステナブル」「次世代」などの未来を連想させるような言葉を、自身の中に落とし込み、原動力につなげることで魅力的な未来が見えてくるのかもしれません。
これを機に、目指してみたい“未来の形”について考えてみてはいかがでしょうか?
本記事の有明アリーナ会場でのイベントはすでに終了していますが、日本科学未来館とシンボルプロムナード公園会場でのショーケースプログラムイベントは、2024年5月26日まで開催中ですので、ぜひ足を運んでみてください。





























