10年後もお客様にヘアカラーを楽しんでいただくために!白髪用ヘアカラーブランド「ビゲン」の開発担当者に仕事の話を聞いた!

編集部:ぜんや

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ヒット商品やサービスを手掛ける企業のキーマンにお話しを伺う企画「#お仕事図鑑」。
今回は世界のヘアファッション文化発展のために貢献・創造し続けるヘアカラー・頭髪化粧品のスペシャリスト企業【ホーユー】の先輩社会人にインタビュー! ヘアカラーブランド 「ビゲン」 の商品開発を務める犬飼さんに仕事にまつわる様々なお話を伺いました!

PROFILE

犬飼 廉人

一般向けの白髪用ヘアカラーブランド「ビゲン」の商品開発を担当。 お客様視点で、お客様に喜んでいただけるような新商品や心に響く魅力的なプロモーションを企画している。

――具体的なお仕事内容を教えてください。

私はコンシューマービジネスカンパニーというところに所属していまして、主にドラッグストアやホームセンターなどに置かれている、一般消費者向け商品を展開をしているカンパニーになります。その中で、私が所属しているマーケティング本部では、一般消費者向け商品の新商品開発であったり、既存商品のプロモーションであったり、「ビゲン」ブランドの戦略を担うお仕事をしています。

――幅広く担当をされている中で、大まかな1日の仕事の流れを教えてください

業務の幅が広く、定例的な業務は少ないのですが、基本的には打ち合わせがメインになります。打ち合わせといっても様々な種類のものがありまして、例えば同じブランドチームのメンバーと、今後のビジョンについて意見を出し合うこともあれば、広告代理店の方々と、どうやってプロモーションをしていくのか話し合うこともあります。

新商品に関わるところですと、営業部や生産部門、研究開発など様々な部門のハブになる立場ですので、意見の調整などがメインの業務としてあるかなと思います。

生活者の声を一番大事にする部署になりますので、例えばお客様へのインタビューが定例的にあったり、実際に売り場がどうなっているのか、今のトレンドはどんなものがあるのかといったフィールドワークと呼ばれる店頭観察などもしています。

――様々な方とお仕事をする上で、大切にされている軸のようなものがあれば教えてください。

商品開発を進めていくと、どうしても自社目線であったり、競合との差別かであったり、そういう視点で見てしまいそうになる時があるんですが、私たちが商品を届けているのはお客様になりますので、お客様の目線は必ず忘れないようにしています。

自分のやっていることが、お客様に喜んでもらえることなのか?お客様にとって本当に良いことなのか?常に問いただしながら業務にあたっていますし、どの部門も共通認識の上で取り組めていると思います。

――「ビゲン」のブランドサイドを見た際、例えば匂いが気になる方であったり、初めて髪の毛を染める方であったり、消費者が選びやすいように細かく特徴に特化した商品ラインナップがあるなと感じたのですが、お客様のニーズを把握するために具体的にどのようなリサーチをしているのか教えてください。

調査の手法の一つとしてインタビューがありますが、自分のブランドに関係がないインタビューであっても、基本的には参加させていただいて、様々なお客様の生の声を聞かせていただいています。

あとはSNSやECサイト、Amazonなどでお客様の声が見れるような時代ですので、基本的にはインタビューで生の声を大事にしながらも、ウェブ上の口コミなども大切にしています。

――最も思い出に残っているお仕事のエピソードはありますか?

私はマーケティング本部に来る前は営業部門にいたんです。営業部門からマーケティング本部に異動になる際、担当させていただいていた小売企業の方々に異動の旨をご報告させていただいたんですが、その際 「いつか御社に貢献できるような新商品を絶対に作ってくるので、誰よりも先に提案させていただきます!」 と宣言したんです。

その翌年、その方々に新商品のプレゼンをさせていただいたんですが、「やっぱり犬飼さんは有言実行だね」と言っていただきまして。言葉にしたことを結果としてしっかり残せたことが、印象に残っていますし感慨深かったです。

――難しいなと感じることはありますか?

モノが溢れている現代において、お客様に対して他にはない新しい価値を提供することがとても難しいことだなと日々感じています。

色々と試行錯誤しながら進めていく中で、くじけそうになる時もありますが、お客様が五年後、十年後、ヘアカラーを楽しんでもらうためには、我々は何ができるだろうかと、色んな部門の方々も巻き込んで日々チャレンジしています。

――今後どのような商品を開発していきたいなど、展望はありますか?

現在は、女性の白髪染め用ブランド 「ビゲン」を担当していまして、年齢も性別も自分と違うので、ターゲットとなるお客様の価値観などすごく学ぶ機会になったのですが、自分とターゲットが近い方々向けの商品も作ってみたいなという想いはあります。男性用のスタイリング剤やヘアケア剤など、自分自身が気持ちが分かるカテゴリーの商品を開発してみたいなと思います。

ーー新卒の方が実践的に学ぶ機会はあると感じますか?

あると思います。幹部の方や上層部の方が参加される会議に参加することもありますので、新卒もベテランも関係なく、実践を積む機会はあるなと感じます。

――海外展開のお話を聞かせてください。

※広報の梶原さんよりコメント
海外展開は現在、現地法人を立ち上げており、現地の代理店販売をしています。
現地法人の社長という形で弊社から出向しています。営業として行っている人は年に5、6回出張の機会があります。

それ以外に、海外にもマーケティング部門があるのですが、そちらはすべて本社にあり、年に2,3回出張に行く機会があります。

求められる英語のスキルとしては、具体的にTOEIC何点取っていないとダメですということはないです。新入社員として入れば戦力なので、現場で揉まれてしゃべれるようになってくると思っています。

ただ、営業で行っている人は、現地の代理店の人とやり取りをするので、ある程度スキルが必要だと聞いています。

現地法人と、現地の代理店含めて現在70カ国展開しています。世界の約半分が黒髪だと言われていて、日本発のヘアカラーメーカーとしては、白髪を黒く染めるという商品との親和性があり市場は果てしなくあると思うので、そういう意味では将来性はすごく高いなと感じています。

――最後に学生に向けてメッセージをお願いします。

就職活動は今後の人生にかなり影響を与える、大事な選択の一つになるのかなと思っています。人と競うものではないと思いますし、正解、不正解もないとは思うので、一番大事なのは自分が後悔するかしないか。ということだと思います。

自分の大切にしていきたい核となるところを尊重してくれたり、共感してくれる企業さんを選ぶということが、個人的にはおすすめかなと思います。 これから大変なこともあると思いますが、妥協はしないよう、後悔しないよう、頑張っていただければと思います。応援しています!


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取材:清水 碧
編集:学生の窓口編集部
取材協力:ホーユー

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活字中毒の中年編集者です。暇さえあれば本やウェブコンテンツを読み漁っています。 文章や言葉で読者を楽しませたり、悩みに寄り添い勇気づけられるよう、日々悪戦苦闘しながら言葉を紡いでいます。

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