綱啓永「『ま、いけるっしょ』くらいのノリも時には大事」#春からの君に伝えたいこと
人生の先輩である著名人の方々から、春から新生活、新しい学年が始まる大学生のみなさんに、エールを送る「春からの君に伝えたいこと」。
今回は映画『恋わずらいのエリー』に出演した綱啓永さんが登場。新しい環境で意識していることや、コミュニケーションを取る方法について教えてもらいました。
▼藤原大祐さん、小森隼さん、高橋文哉さん、もーりーしゅーとさんが登場!
学生の君に伝えたい3つのこと
俳優・綱啓永が<春からの君に伝えたいこと>
1.無愛想にしないで、元気に明るくいること
――新生活、新しい環境でスタートする際にやっておいてよかったなと思うことや心構えはありますか?
何をするにも結局人と人なんで、無愛想にしないで、元気に明るくいること。無理に作る必要はないですけど、クールなほうがいいとかそういうことは絶対になくて、笑顔でとにかく楽しいほうがいいと僕は思っています。
2.「ま、いけるっしょ」くらいのノリも時には大事
――いつもポジティブでいるのは難しいと思うのですが、明るくいるコツはありますか?
僕、もともとはネガ人間なので、そこは無理やりにでもプラスに考えます。物事をあんまり重く捉えすぎないというか、いい意味で軽く「ま、いけるっしょ」くらいのノリも時には大事ですね。
3.初めましての人とは共通の話題で盛り上がる
――撮影現場ではじめましての方と話す機会が多いと思うのですが、綱さんはどうやってコミュニケーションを取っていますか?
結局恋愛の話をしていると盛り上がるし、一気にガッと距離が縮まる感じはありますね。恋っていうのはやっぱりみんなしていますから、共通言語としてすぐ話します(笑)。もっと年齢が上がったらどうなるんだろうとは思っているんですけど。ただ学生時代から基本的に自分からはあんまり行けなくて、声をかけてもらってから仲良くなるパターンが多かったです。話しかけやすいとはよく言われるので、フラットでいることが大事ですかね。
好きな子、気になる子にアプローチを仕掛けるというのは僕もそう
――綱さんが出演された映画『恋わずらいのエリー』が3月15日に公開されます。原作や脚本を読んで、魅力を感じたことを教えてください。
やっぱり少女漫画原作なのでキュンキュンがたくさんあるんですけど、この映画は特にキュンというか“ギュン”という、結構攻めたシチュエーションもいっぱいあるので、それは他にはない、この映画だけの魅力なのかなとは思いました。この2人(宮世琉弥さん演じるオミくんと原菜乃華さん演じるエリー)の恋愛軸で物語が進んでいくんですけども、このウラオモテ王子と妄想大好き女子の化学反応がいい味を出しているので、とにかく2人に注目していただきたいですね。
――今回はエリーの親友・紗羅(白宮みずほ)を一途に思う礼雄を演じましたが、どんなキャラクターだと思いましたか?
どのキャラクターもみんなかわいいんですけど、礼雄がずっと追いかけている紗羅ちゃんは割とつんけんしていて、それでも心折れずに果敢にアプローチする姿がすごくかわいいなと思うし、見どころなのかなと思います。
――出演発表の際には「今回明るい役どころをいただいて、僕の色がオファーに繋がったのかなとすごく嬉しかったです」とコメントされていましたが、似ていると感じる部分もあったのでしょうか。
好きな子、気になる子にアプローチを仕掛けるというのは僕もそうなので、恋愛観としてちょっと似ている部分はあるなと思いました。
――礼雄は紗羅の“自称”ボディーガードですが、そういった部分はどうでしょうか。
守りますよ(笑)。見た目はちょっと違うかもしれないけど、好きな子や彼女ができたら守るという面は僕も一緒です。
――役作りやビジュアル面でこだわった部分はありますか?
三木(康一郎)監督と喋ったのは、礼雄のすべての行動、言動が紗羅ちゃんを思ってのことで、常に紗羅ちゃんを考えているということで。役としてはヤンキー風という説明があるので、衣装合わせのときは衣装と髪型について衣装さん、監督含め話し合いましたね。学生だからヤンキーに見えすぎるのもよくないし、でもちょっとしたチャラさもほしかったので、程よいアクセサリーや着崩しを取り入れたり、髪もちょっとメッシュ入れたりとか、見た目はすごくこだわったのかなと思います。
――三木監督の現場はいかがでしたか?
とにかくお芝居をすごく大事にされていて、ひとつひとつのリアクションや表情に「もうちょっとこう」と細かい指示をくれるのですごくやりやすかったですし、あととにかく私服がおしゃれでした。いっつもカッコいい服を着ているんですよ。それをいっつも見ていましたね。
――監督からアドバイス、指示をもらって変化を感じたシーンもあるのでしょうか。
紗羅ちゃんを守るために、机をドンッと叩いてうるさい生徒たちに怒るシーンがあるんですよ。もともと僕はセリフを食ってドンッと叩いていたんですけど、「ここはセリフ食わずに言い切ってからのほうが」という話になって。そのタイミング、ちょっとしたズレで見え方が変わるというか、いろいろ教えていただいてよりいいシーンになったのかなと思います。
琉弥がいる日は家族がいるような安心感があった
――メインキャストの中では年上になりますが、フレッシュな現場はいかがでしたか?
本当に現場もキラキラしていたんです。学園ものでエキストラの方もいっぱいいて、みんな制服で、そこに今年で26になる自分がいていいのかなと思っちゃう瞬間が正直あったんですけど(笑)、その若い力を吸収しながら演じていましたね。まだ制服もいけるんだなと思いました。
――空き時間はどう過ごしていましたか?
原さんとみずほちゃんと喋っていたかな。僕は撮影日数が少ないほうで、でも短い時間の中で関係値はしっかり作りたくて。人見知りなんであんまり喋りかけられないんですけど、今回は少しでもお近づきになれるように頑張って自分から「なんて呼べばいいですか?」「写真、撮りませんか?」と話しかけました。あ、マカロニえんぴつさんの話はしたな。撮影期間がもうちょっとで僕のバースデーイベントがあるときで、イベントで歌うマカロニえんぴつさんの「ブルーベリー・ナイツ」を練習するためにちょっと口ずさんでいたんですよ。そしたらみずほちゃんが「マカえんですか?」と話しかけてくれて「うん、好きなの?」と話をしていたら、ちょっと遠くにいた原さんが多分マカえんを好きだったんでしょうね。すっごい勢いで「マカえんですか?」と話しかけてくれたり、そんな他愛もない話をしました。
――ちなみに、現場ではなんて呼ばれていたんですか?
「僕、下の名前で呼ばれるのが好きで、啓永くんとかでいいですか」という話をしたんです。その日は1、2回呼んでくれたんですけど、次に会うのが1、2週間後だったのでリセットされちゃって、綱さんになっていました。
――宮世さんとは久しぶりの共演でしたが、現場でお話しましたか?
しました。本当に薄っぺらい内容ばっかりですけど、琉弥がいる日はずっと喋っていましたね。1年間ずっと一緒にやっていたことがあるのでやっぱり安心するというか、家族がいるような安心感があって頼っていました。
――成長を感じることはありましたか?
そうですね、琉弥は本当に大人になったなと思って。前に共演したのが琉弥が18歳のときで今20歳になっているんですけど、この2年間って人間、すんごい成長するじゃないですか。僕もその時期、多分すごく成長していたと思うんですけど、琉弥も発言とかがすごく大人っぽくなっていて。もちろん琉弥のよさは残しつつ、今回は座長としてやれることをやっていたので、僕は支えられることがあるなら支えるよという話をしたりしました。
家族と友だちがいればなんでもできます
――完成した作品はご覧になりましたか?
観ました。これをしっかり成立させている2人(宮世さんと原さん)がすごいなと思いました。言葉選びが難しいけど、ここまでキュンキュンしたり、現実味のないところもあるTHE王道なセリフを言うのって結構恥ずかしかったりするけど、それを自然にこなしているから見ていて恥ずかしさなんてないし、めっちゃキュンキュンして。学生時代の燃えるような「あぁ!」という気持ちを思い出して(笑)、面白かったです。
――今回のヒロイン・エリーは妄想大好き女子ですが、綱さんは妄想ってしますか?
します。まあ喋れない内容もあるし(笑)、それこそ友だちと会う妄想とかもするかも。本当に友だちといる時間が好きなので旅行をする妄想とか、仕事のあとに友だちと会う予定があったら「今日はあそこに行って…」といつも考えています。家族ともどこに行くかはよく考えるし、自分の未来についてもいろいろ妄想します。
――エリーのような妄想大好き女子はどう思いますか?
えりつぃん(劇中でのエリーの呼ばれ方)はちょっと濃いめな妄想をして(笑)、それをSNSに書いていて、僕とはレベルが違うんですけど、でも妄想ってみんなするよなっていう。本当にこういう人がいたとして引くかと言われたら引かないし、それを素直に表現しているのがむしろかわいいなと思います。共感の嵐です。
――礼雄は紗羅を一途に思っていますが、綱さんが一途に好きなものはありますか?
家族と友だちは大好きですね。家族と友だちがいればなんでもできます。友だちはもうほぼ毎日会っていて、今日も仕事のあとに会いますし。最近は僕が舞台をやっているので、一番大事な睡眠に支障がない範囲で、週3〜4回くらいしか会えていないんですけど。家族とも連絡は取りますし、月1で実家に帰るようにしているので割と帰れているほうなのかなと個人的には思っています。妹がいるんですけど、この前「これがほしいからお金ちょうだい」みたいな兄妹ならではのやり取りをして、お金をあげました(笑)。
――最後に、映画の見どころを教えてください!
この2人(オミくんとエリー)の恋愛軸はもちろんなんですけど、個人的な話をすると、僕も25歳で制服がそろそろ着られなくなってくるのかなみたいな時期に突入しているので、 僕の貴重な制服姿を見届けてほしいなという気持ちがあって(笑)。そして僕が演じた礼雄は紗羅ちゃんに対していつもまっすぐで、自称ですけどボディーガードと言っていて、その熱さは見ていて何かもらえるものがあると思うので、僕の役にも注目しつつ、2人の恋愛を見届けてくれたら嬉しいなと思います。
綱啓永さんから学生のみなさんに手書きのメッセージ!
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PROFILE
綱啓永
1998年12月24日生まれ。千葉県出身。2017年に第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞。主な出演作に「騎士竜戦隊リュウソウジャー」(19)、「君の花になる」(22)、「バツイチがモテるなんて聞いてません」(23)、「明日、私は誰かのカノジョ Season2」、「ばらかもん」、「ぼさにまる」(主演)、「恋愛のすゝめ」(主演)などがある。
映画『恋わずらいのエリ―』2024年3月15日(金)全国公開
©2024「恋わずらいのエリー」製作委員会©藤もも/講談社
学校イチのさわやか王子・オミくん(宮世琉弥)を眺めつつ、彼との妄想を“恋わずらいのエリー”の名前でSNS上でつぶやくのが日課の妄想大好き女子・エリー(原 菜乃華)。ところが、パーフェクトだと思っていたオミくんは、実は口が悪いウラオモテ男子だった! しかも、超恥ずかしい妄想が彼にバレてしまい、絶体絶命の大ピンチ…のはずが、「その妄想、叶えてあげてもいーよ?」と、オミくんはエリーを面白がり、まさかの急接近! 最初こそオミくんの裏の顔にショックを受けたエリーだったが、彼の飾らない素の部分を知っていくうちに恋心も妄想も、さらに膨らんでいく。そんなある日、ちょっと変わったクラスメイト・要くん(西村拓哉)に“恋わずらいのエリー”であることがバレてしまう。
エリーに興味を持った要くんは、急に距離を詰めて「友達になって」と迫り、まさかの三角関係…?!
果たして、オミくんとエリーの恋の行方は…?
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取材・文/東海林その子
撮影/三橋優美子