【まんが】「東京に残るか、田舎に帰るか・・・迫る決断の時」『こころ/夏目漱石』(1) #Z世代pickコミック
こんにちは!学窓ラボのまえれなです。今回はあの有名な小説を漫画化した本をご紹介します。
本作は、誰もが学生時代に読んだであろう、夏目漱石の名作「こころ」を漫画化。当時の社会情勢をまんがでわかりやすく表現しているので、 ストーリーはもちろん、時代背景もとても理解しやすくなっています。わたしも一度小説で読んだ時には気づけなかった「時に賢くもしばしば愚かという両方の性質の“こころ”を持ってこそ人間である」という部分を新たに発見し、感動しました。
タイトルにもある“こころ”が動かしていく深いストーリーを読んだことがある人もない人もぜひ読んでみてください。

©Teamバンミカス、原著・夏目漱石、漫画:Teamバンミカス/Gakken
■作品解説:茂木健一郎(脳科学者) 【エゴイズムと倫理の葛藤。文学の至宝】 物語を駆動しているのは、人間の意識ではない。無意識の「こころ」なのだ。自らの「こころ」のどうしようもない力動に苛まれる。そこには震撼すべき哲学がある。
■あらすじ:【人に失望していた私は 自分に絶望したのです】 人間を信用せず豊富な知識をもちながらも隠居生活を送る「先生」。「私」はその不思議な魅力に惹かれていた。ただ、その「先生」の過去はわからない。あるきっかけを皮切りに語られる「先生」の過去。そこには「先生」を苦しめた金銭をめぐる出来事、そして過去の恋愛においての、自分のエゴ、現在までの苦しみが綴られていた。文豪・夏目漱石が人間の性をあぶり出す。

『まんがで読破 こころ』
Teamバンミカス(漫画)夏目漱石(原作)
発売:2023年9月14日(木) 定価: 792円(税込)
発行:Gakken
詳細ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/4054069312/