【日本一の巨大仏は「〇〇〇〇」】日本全国「巨大仏」5選!(奈良・鎌倉以外) はじめての「大仏」おどおど #あつまれ!_おどおど学生。
奈良の大仏、鎌倉の大仏は有名で、大学生読者の皆さんもかつて修学旅行などで現地に行って見学したのではないでしょうか。奈良・鎌倉は有名ですが、実は日本には他にも大仏があるのです。中には「巨大仏」といった方がいい大仏も! 今回は、奈良・鎌倉以外の大仏をご紹介します。
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どのサイズから「大仏」なのか?
そもそも仏像とは「仏様をかたどった像」のことですが、では、どのくらいの大きさになると「大仏」と呼ばれるのでしょうか?
仏像の基本サイズ(高さ)は「丈六」といわれています。「丈六」は「一丈六尺」の略で、メートル法で換算すると「約4.85メートル」になります※。なぜ、基本サイズがこの高さかというと、「お釈迦様の身長がこうだったから」「仏様や菩薩がこの世に現れるときはこのサイズだから」といった説があるのですが、よく分かりません。
実在したお釈迦様が人類であるなら、ここまで大きいことは現実にはあり得ないですから、実際のお釈迦様の身長を写した説はむちゃくちゃだといえるでしょう。
ともあれ、丈六より大きな仏像は一般的に「大仏」と呼ぶようです。仏像はこの「一丈六尺」の整数倍、整数分の1のサイズで作られるそうです。ただし、丈六より小さくても大仏と呼ぶことはありますし、また「顔」だけでも大仏になっていたりします。
※1丈は約3.03メートル。1尺は30.3センチメートルですから「3.03メートル + 30.3センチメートル × 6倍 = 4.848メートル」。約4.85メートルです。
恐怖を感じるサイズの大仏もある!
まずは巨大仏といった方がいい大仏像からご紹介します。
●日本一の巨大仏「牛久大仏(うしくだいぶつ)」
茨城県牛久市にある日本最大の大仏です。ブロンズ製の立像で全高が120メートルもあります※。奈良の大仏が約15メートルですから、いかに大きいかが分かるでしょう。胎内巡りも可能で、中にはエレベーターが設置されており、高さ85メートルに展望台があります。
⇒参照・引用元:『牛久大仏』公式サイト
https://daibutu.net/
※牛久大仏は世界最大のブロンズ像です。
●白く巨大な「仙台大観音」
宮城県仙台市「大観密寺」にある白い巨大観音像です。観音様は「観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)」の略で、人々の苦しみを除き、願い事を聞いてくれる仏様。仏像、その巨大バージョンですので巨大仏の一種といってもいいでしょう。全高100メートル、体内は12層で108体仏・十二神将が安置されています。
⇒参照・引用元:『大観密寺・仙台大観音』公式サイト
https://daikannon.com/
●日本三大大仏「岐阜大仏」
岐阜県岐阜市「正法寺」にある大仏です。奈良・鎌倉と並ぶ日本三大大仏の一つとされます(異説あり)。この大仏は乾漆仏で、材木で骨格を作った後、竹材を編んで覆い、その周りを粘土で固め、漆を塗ったものです。面白いのは、お堂の大黒柱がそのまま大仏の骨格にも利用されていることです。つまり、(光背で見えませんが)大仏を貫いて出っ張った柱がお堂を支える構造になっています。
⇒参照・引用元:『黄檗宗 金鳳山正法寺 大仏殿』公式サイト
●造立当時は日本一だった「聚楽園大仏」
愛知県東海市「聚楽園公園」に隣接してある大仏です。実業家・山田才吉さんによって建立されたもので、できた当時は日本最大の大仏像(約18.8メートルの坐像)でした。1927年(昭和2年)に開眼されましたが、鉄筋コンクリート製で、日本初の「胎内空間を持つコンクリート製の大仏」として知られています。
PHOTO(C)名古屋太郎(from Wikipedia)
⇒参照・引用元:『愛知県の公式観光ガイド AichNow』公式サイト「聚楽園大仏」
https://www.aichi-now.jp/spots/detail/111/
●個人で建立!「布袋の大仏」
愛知県江南市にある「薬師如来坐像」。鍼灸師を営んでいた前田秀信さんが、夢のお告げを受けて「個人で」建立したものです。高さは18メートルあり、奈良の大仏よりも大きいのです。大仏はコンクリート製で住居と一体化しており、大仏背側の1階は「大佛治療院」という鍼灸院でした(移転したとのこと)。
名鉄犬山線の車窓からも見ることができるので、地元の人からは「布袋の大仏」と呼ばれ親しまれています。
PHOTO(C)TRJN
⇒参照・引用元:『愛知県の公式観光ガイド AichNow』公式サイト「布袋の大仏」
https://www.aichi-now.jp/spots/detail/1570/
解決!! 日本全国の「大仏」おどおど
全国にはまだまだいろんな大仏があります。日本三大大仏の一つに数えられることもある富山県の「高岡大仏」、肩の部分までできたものの、そこから下が完成していない「ハニベ大仏」などなど挙げるとキリがないほどです。
大学生読者の皆さんもご近所の大仏を検索してみてください。「こんなのがあったのか!」と驚くかもしれませんよ。
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文:高橋モータース@dcp
編集:学生の窓口編集部
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