ルネサンスの歴史を「箱庭」で探索!共通テスト世界史B対策にもおすすめの『箱庭西洋史』#Z世代Pick

こんにちは、Z世代ブックピッカー・lunaです。
歴史もののドラマや漫画だとスッと頭に入ってくるけど、教科書のように文字ばかりになると、流れや事象がイメージできず、なかなか歴史が覚えられない...なんてことはありませんか?
共通テスト対策に十分対応できる内容で、イラストなどで視覚的にイメージがしやすい。そんな美味しいとこ取りの本が『箱庭西洋史』です。
この本では、人類が誕生するところから、ソ連が崩壊し、EUが誕生するところまで、簡潔に書かれています。見開きで一つの単元になっており、左ページには詳しい解説や図表などが書かれています。右ページにはその単元に関する事柄を吹き出し付きのイラスト(箱庭)で示してくれています。世界史を学習する上で、視覚的に理解できるところが魅力的です。

(上)実際の見開きのイメージ

(上)「箱庭」と呼ばれるイラストは、矢印や番号を手がかりに眺めると、歴史の流れがつかめます。
今回は、『箱庭西洋史』の中から一部抜粋しご紹介します。さぁ、壮大な箱庭の世界をのぞいてみましょう。
※本記事は田中正人著『箱庭西洋史』(かんき出版)より一部抜粋し、再編集したものです。
ルネサンスの歴史が箱庭にギュッと凝縮

ルネサンス ―再生するヒューマニズム―
十字軍の失敗によって、ローマ教皇に対する信頼は以前ほどありません。
また十字軍としてイェルサレムを目指した人びとは、自分が住む荘園外の価値観、つまりカトリック以外の価値観を知ることになりました。
こうしたなか、イスラーム圏との東方貿易で栄えたイタリアの都市フィレンツェからルネサンスが起こります。ルネサンスとは「再生」という意味で、教会中心の価値観から「人間らしさ」(ヒューマニズム)を重んじる価値観にもどろうという運動です。ルネサンスの芸術には、それまでの聖像とは異なり、キリスト教以前のギリシアを題材とした絵画や彫刻が数多くみられます。ダ= ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなどの芸術家たちは「人間らしさ」をギリシア文化に見出したのです。
貿易で巨万の富を得たフィレンツェの貴族、メディチ家を始めとした富裕層が、芸術家や思想家のパトロンとなり、イタリア・ルネサンスは大いに栄えました。ただしイタリア・ルネサンスにおいては、ローマ教皇も大口のパトロンだったため、教会を賛美する作品も少なくありません。しかしドイツやフランスなどに広がってからは、教会を批判する作品も生まれ始めました(北方ルネサンス)。
■Z世代ブックピッカー・lunaの『箱庭西洋史』おすすめポイント
解説ページで要点を確実に抑えているので、「共通テスト世界史B」のレベルに十分対応できると思います。そのため、参考書として活用することが可能です。もちろん、高校では世界史を学んだことが一度もない方で、教養として世界史の知識を身につけたいという方にとっても読み物として使いやすいので、おすすめできる一冊になっています。皆様もぜひ一度手に取って読んでみてください。

『箱庭西洋史』
定価 : 1,980円(税込)
頁数 : 248頁
ISBN : 978-4-7612-7646-1
発行日 : 2023年1月10日
■著者情報
田中 正人(たなか まさと)
1970 年東京生まれ。ロンドン芸術大学・ロンドンカレッジ・オブ・コミュニケーション卒業。MORNING GARDEN INC. において、グラフィックをメインとした書籍の執筆・編集・製作を行う。著書に『哲学用語図鑑』『続・哲学用語図鑑』『社会学用語図鑑』(プレジデント社)『心理学用語大全』(誠文堂新光社)などがある。2011 年グッドデザイン賞受賞。本書では、執筆、イラストディレクション、下絵(コンテ・ネーム)などを担当。






















