「ローソンはチャレンジできる会社です」。新卒採用担当チームの若手社員が担う“ローソンの未来”
「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろんな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。
今回は「ローソン」で働く先輩社会人にインタビュー。新卒入社者の採用活動を担当する藤井大地さんに、日々の仕事内容や学生時代に取り組んだことについてお話を伺いました!
2018年に新卒入社
【所属】:人事本部 人事企画部
店舗勤務とスーパーバイザーを経て、現在は新卒入社者の採用活動を担当している。
ーーまず、自己紹介をお願いします。
人事本部の人事企画部に所属している藤井大地です。2018年に入社したので、今年の春で6年目を迎えます。入社後の4年間は秋田で店舗勤務やスーパーバイザーとして過ごし、去年の9月から現職になりました。
ーー普段はどのようなお仕事をされているんですか?
今所属しているのが新卒採用担当チームで、大崎の本社で仕事をしています。就活中の学生の方と接する仕事がメインで、イベントの企画や選考フローの設計などをしています。
ーー仕事をするうえで、何かこだわりや大切にしていることはありますか?
このチームに着任して驚いたのですが、学生の皆さんをはじめ、取引先の方や社員など、本当に多種多様な人と関わることがすごく増えたんです。連絡の取り方ひとつでもスピードと中身の正確さが求められますし、どうすれば正確に一回で相手に伝わるかといったことなどは常に気をつけながら仕事をしていますね。
ーーローソンで働くうえで面白い点、魅力に感じる点について教えてください。
ローソンで働く人はみんな、口を揃えて「チャレンジできる会社」だと言いますし、自分としてもそう思います。
例えばローソンには、企画を提出して選ばれれば最大1億円の予算がつく通称「億チャレ」という制度があります。もちろん、それに応募しなくても、店長やスーパーバイザーとしてもいろんな企画が実施できるだけの裁量がありますし、それを会社が後押ししてくれますから、そういった社風は本当に魅力的だと思いますね。
ーーこれまでで一番印象に残っている仕事は何ですか?
店舗勤務時代のことですが、当時、主力のクルーさんが立て続けに辞めて、とにかく従業員がいないというピンチに陥ったことがあったんです。どうすれば新しい人が応募してくれるか、どうすれば定着して長く働いてくれるかというのが喫緊の課題となりました。
まずはクルーさんの募集から始めたのですが、コンビニエンスストアの募集概要欄では店の看板や外観の写真などを使う事が多いですよね? でも僕は、あえて働く人を見せたほうがいいんじゃないかと思って、自分の顔をデカデカと載せました。ウソのような本当の話なんですが、おかげでたくさんの応募があったんですよ(笑)。もちろん、文面や掲載期間についてもしっかりと考えました。
その後は採用した方にはちゃんと定着して欲しいなと思い、面談の際シフトの条件などに終始するところを、私の場合は「ここでどういう仕事をしたいか」「将来はどうなりたいか」といった考えなども聞いて、コミュニケーションを重視しました。結果、当時採用したクルーさんたちは、今も主力クルーとして頑張って働かれています。
ーーローソンにおける仕事の魅力について教えてください。
今振り返ってみれば、店長時代が一番楽しい時期だったかもしれません。それはなぜかというと、店舗で働く人の育成に関われる喜びや楽しさもありましたし、お客さまと直接接することができたので、施策に対する反応を間近で見ることができたんです。やりがいを感じられましたし、大好きな時間でした。
一方、現在の職場でも、ローソンに人生を預けようとしている新入社員たちをサポートする立場として、大きな責任を感じながら仕事しています。ただ入社してもらうだけでなく、しっかりと成長して活躍してほしいと思っているので、そういったサポートを通じてローソンの未来を担えることに喜びを感じています。
ーーこの仕事に向いている人はどんな人だと思いますか?
働いている人に共通しているのは「ローソンのことがすごく好き」ということですね。商品が好きというのもありますし、「“みんなと暮らすマチ”を幸せにする」というグループ理念に共感して働いている社員が多い印象です。ローソンの店舗展開や地域との向き合い方にもローソンの色が出ているので、そういったところを含めてローソンのことが好きな人には向いている仕事だと思います。
スキル的な意味で言うと、ひとつは素直であること。素直な心を持って人と話せる人は向いていると思いますし、お客さまや加盟店のオーナーさんと接するときは何より素直さが大事だと思います。もうひとつは自分の思いがあって、自ら考えて行動できる人なども向いていると思います。
ーー学生時代はどのように過ごしていたのでしょうか?
学生時代は、大学内でやれることなら何でもやった4年間だったと思います。部活ではトライアスロンを4年間やりきって、その過程で体育会の運営にも携わったり、所属している学科での取り組みに参加したり、とにかくいろいろなことに取り組んだ4年間でした。
その中でも、一番力を入れたのはトライアスロン部での活動です。トライアスロンの競技者は皆さんの周りにもあまりいないと思いますが、だからこそ、学生同士の横のつながりも強いし、社会人の先輩と関わることも多いので縦のつながりも生まれます。本当に多くの方々と関わることができたので、人との関わり方という点でも勉強になりました。
ーートライアスロン部で特に頑張ったことは何でしょう?
大学のトライアスロン部は本当に人数が少なくて、自分たちだけで練習したり、遠征をしたりするのにも限界がありました。いかに周りの大学のメンバーたちを巻き込むかがすごく重要だったので、私自身が発起人となって地域の練習会やコミュニティをどんどん広げていったのですが、そういった活動も含めて、トライアスロンではいろんなチャレンジができたと思っています。
ーーそうした活動の中で、何か今の仕事に役立っていることがあれば教えてください。
何かひとつの目標を達成するためには、自分だけではどうにもならないことがあります。トライアスロンでも、多くの人を巻き込みましたが、そこで協力してくれるメンバーや先輩への感謝は忘れてはいけませんし、目標達成に向けたスケジュールの作成や段取りの調整も必要だったので、そういった経験は今の仕事にも活きていると思います。
ーートライアスロン以外で頑張ったことについても教えていただけますか?
私の出身大学には学内の奨学金制度があったのですが、具体的には職員の仕事を自分たちが担うことでお金を稼ぐという制度だったんです。私もそれに応募して、学内にあるフィットネスジムの学生統括として働いたり、職員の代わりにオープンキャンパスの企画運営などにもチャレンジしました。
ーーそのときの経験は、今の仕事でも役に立っていますか?
そうですね。オープンキャンパスでも、どうすれば学生や保護者に満足してもらえるかを考えて企画を作り、実行していたので、この一連の流れを学生時代に経験できたことは、今の仕事でも活きていると思います。
ーー何か学生が就活前にやっておいたほうがいいことなどはありますか?
私自身は大学3年の秋頃から就活を始めたのですが、まずは自分を知ることからスタートしました。自己分析といっても「今の自分がどうあるか」ではなく、「将来の自分はどうなっていたいか」という入り口から考え始めました。
自分の強みや弱みを考えることだけが自己分析だとは思っていなくて、例えば「ローソンはこういう企業だけど、もし自分が入社したらどうなるだろう」といった考え方で自分を見直してみることのほうが役立つと思うんです。一度、そういう考え方で自分自身を見てみるのもいいかと思います。
ーー最終的にローソンを就職先に選んだ理由を教えてください。
就活ではあまり業界や業種にこだわらなかったので、結果的にいろんな会社の人たちと関わったのですが、「私もこうなりたい」と一番感じさせられたのがローソンの採用担当チームの人たちだったんです。
人柄ももちろん良いのですが、一番驚いたのは、企業説明会・選考・内定後のフォロー・入社といった一連の流れが、すごく洗練されたチーム力によって運営されているのだと学生ながらに実感できたことです。どう考えて行動すればこんなことができるんだろうとびっくりしましたし、「私もこういう人になりたい」と思ったので、入社を決めました。
ーーオフタイムはどのように過ごしているんですか?
舞台を見ることや美術館が好きで、一昨日の休日も上野の博物館に行っていました。オフの日は身体を動かすか、芸術や映画に触れることで新たなインスピレーションを受けるようにしています。
ーープライベートの中で、仕事に活かされているなと思うことはありますか?
仕事に活かしているというよりも、知らないものを知りたいという好奇心が大事だと思っていますし、家の中で1日過ごして終わるよりも引き出しが増えるという意味で活かされているかと思います。
ーー最後に、学生の皆さんにメッセージをお願いします。
まずはいろんな会社を知ることが大事なので、企業の情報をたくさん集めたほうがいいと思いますし、その企業がどんなビジネスをしているかという着眼点も大事だと思います。
そのうえで、その会社で自分はどんなことができそうかという見方もしてください。また、せっかくですから、大学に通っている間にできそうなことがあればぜひいろんなことにチャレンジしてみてほしいなとも思います。今日はありがとうございました!
文:猿川佑
編集:学生の窓口編集部
取材協力:株式会社ローソン