日々状況が変わる新しい業界で、データを読み解く面白さ。「17LIVE(イチナナ)」のデータアナリストが語る仕事の魅力

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プロフィール:田中 智洸
2021年入社

マーケティング事業部で、データアナリストとして各チームからの要望に沿ったプロジェクト成果用のダッシュボード作成や、マーケティング戦略に関連したデータ構築、ユーザー獲得・競合調査など多岐にわたるデータ)の分析、レポート作成を行う。

「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろんな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。

今回はライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」を展開する「17LIVE株式会社」で働く先輩社会人にインタビュー。マーケティング事業部で、データアナリストとして活躍する田中智洸さんに、日々の仕事内容や学生時代に取り組んだことについてお話を伺いました!

学生時代編 学生時代の研究で培った“物事を分解して考える思考力”

――田中さんはどんな学生時代を過ごしていたんですか?

大学院の修士課程まで進んだので、学生生活のメインは研究やサークル活動でした。研究では神経科学、いわゆる脳科学の修士論文を書き、大学では弓道サークルで4年間過ごしていました。

――学生時代に一番頑張ったことはなんでしょう?

やはり修士での研究になりますね。いかに計画的に実験を進めて修士論文にまとめるか、というところでいろいろと頑張っていたと思います。具体的には「動物はどうやって時間を自覚しているんだろう」という研究をしていて、人間なら1秒、2秒、3秒……と言葉で数えられますが、動物にもそういう能力があるのかどうかという検証をラットを使って行っていました。

――仕事で役立っている学生時代の経験はありますか?

学生時代から学んでいた統計学やプログラミングは今も役立っています。まさかここまで使うとは思いませんでしたが(笑) あとは研究で培った物事を分解して考える思考力は、データを読み解きながら仕事をするうえで役立っていると思います。

――就活前にやっておいたほうがいいことはありますか?

身の回りのものについて、好奇心を持って見てみるといいと思います。例えば日常生活の中でいろんな広告に触れると思いますが、そのときに「最近、自分が興味のある分野の広告をよく見るけど、なんでだろう」と考えてみるとします。

もしかしたら自分がターゲティングされているのかもしれませんし、または広告がただ純粋に幅広く認知されてきているのかもしれません。こうしていろいろ考えてみると、社会を見る目の解像度が増えるのでおすすめですね。

――今の会社を選んだ理由を教えてください。

今は3社目になるのですが、以前はヘルスケア関連の会社に務めていて、そこでの仕事がひと通り区切りついたので、また別の分野に挑戦したいと思って「17LIVE」に入社しました。マーケティングという分野なら、施策を立て、効果のほどを見て、また新たな施策につなげるといういいスパンで分析ができそうだな、というところに魅力を感じました。

社会人編 日々状況が変わる新しい業界で、データを読み解く面白さ

――今のお仕事の内容をご紹介いただけますか?

「17LIVE」のマーケティングデータ全般を扱っています。それぞれの施策やプロジェクトについて、どうすれば成果に繋げられるかといったことを調べるため、成果モニタリング用のダッシュボードを構築したり、どうすればユーザーが増えるかを調べるためのデータ分析をしています。

――この仕事ならではの特徴的な作業は何でしょう?

社内のデータベースにアクセスし、必要なデータを抽出して見やすく加工したりしています。過去のデータと比較したいのか、未来の予測を見たいのか、依頼主によってそれぞれ要望が違うので、その要望に合わせてデータをまとめています。

――今の仕事のやりがいを教えてください。

僕の場合は人とコミュニケーションして要望に答える作業が多いので、提出した資料がビシッと相手の要求に応えられていて、なおかつ「ちょうどこのプラスアルファもほしかったんだ」と喜んでもらえたりしたときは「やってよかった」「次も頑張ろう」というモチベーションになりますね。

――この仕事の面白いと思う点、魅力はどういうところにありますか?

ライブ配信はまだ新しい業界ですし、日々状況が変わる分野でもあります。コロナ禍や景気の影響も受ける業界ですが、そんな中から大量のデータが生まれてくるので、そのデータを分析したり、ディスカッションして解釈したりする点はとても面白いと思います。

また、17LIVEでは、社員が集まってアイデアを出し合う場があり、そこでのアイデアをもとに特許を取得することもできました。こういった挑戦ができるのも、新しい業界ならではの魅力だと思います。

――この仕事に求められるスキルはなんでしょう?

データアナリストにはデータプログラミングスキルなどは必要ですし、論理的に「こういうデータがあるから、きっとこういうことだろう」と分析する力も大事です。サービスを理解する力や、人と会話しながら物事を進めるコミュニケーション能力も必要だと感じています。

――これまで一番印象に残った仕事はなんですか?

あまりポジティブな話でもないのですが、以前、「どうすればユーザーが定着するか」といったことを機械学習でデータ分析したことがあったんです。でも、出てきたデータとしては、思いのほかありきたりなものでした。人間がエクセルでポチポチするより、Pythonを使ってモデルを作って精度を見ながらプログラミングで分析しようとしたのですが、結果、「まぁ、そうだよね」っていう内容で、なかなか一筋縄ではいかないなと痛感しました。

それからはもうちょっと細かい施策単位でデータを見たり、現場の人間と話しながら「こういう施策なら、こういうデータが必要だよね」と、局所をしっかり詰めて見るようになりましたね。

プライベート編 仕事でも役立っている「なんでだろう」と考える習慣

――オフタイムの過ごし方について教えてください。

インドアとアウトドア半々といった感じで過ごしています。インドアではゲームをしたり、動画を見たり、アウトドアではリアル脱出ゲームや神社の御朱印集めなどをしています。

――プライベートの中で仕事に活かされているなと思うことはありますか?

謎解きが好きなので、「なんでだろう」と考える習慣は仕事でもプライベートでも共通して鍛えられていると思います。

――最後に、学生のみなさんにメッセージをお願いします。

いろんなことにアンテナを張って、いろんな選択肢を考えながら過ごしてほしいと思います。これからの社会は「この企業なら安心」という会社も少なくなりますし、そもそも途中でまったく別のことに興味を持つ可能性もあります。自分が何をしたいのか、社会が何を求めているかを意識して過ごすといいと思います。

また、迷ったときも自信を持って進めばなんとかなることが多いので、あまりひとつの答えにこだわりすぎずに頑張ってほしいと思います。


文:猿川佑
編集:学生の窓口編集部
取材協力:17LIVE株式会社

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活字中毒の中年編集者です。暇さえあれば本やウェブコンテンツを読み漁っています。 文章や言葉で読者を楽しませたり、悩みに寄り添い勇気づけられるよう、日々悪戦苦闘しながら言葉を紡いでいます。

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