【就活生必見】あなたは何問正解できる? 注目の食品メーカーからクイズの挑戦状
インターンシップが盛り上がりをみせる中、企業研究や業界研究を進めている人が多い時期。今回、生活の身近にある食品業界に興味のある学生が、とある企業にお邪魔して食品業界の最新トレンド・クイズに挑戦! 食品業界の“今”について教えてもらいました。
挑戦したのはこの4人!
山口くん 大学3年
子供の頃から自分で料理をして食べることが好き。いろいろな業界をみておきたい!
岡さん 大学1年
食べることが大好き。食品が人体に与える影響に興味があり、特に今は微生物に関心あり。将来は食品業界の研究職への就職も視野に入れる。
大西くん 大学3年
現在、就職活動中で食品業界に興味を持っている。実際に働いている先輩方からいろいろお話を聞けるのが楽しみ!
清水さん 大学3年
食品メーカーを中心に就職活動中。具体的な業務内容やSDGsにも興味あり。
今回お話をしてくれたのは昭和産業の先輩社員
中沼大介さん 入社3年目
製粉部営業第一課で主に業務用の小麦粉の販売に携わる。
佐々木杏菜さん 入社3年目
商品開発研究所無糖ミックスグループに所属し、天ぷら粉やから揚げ粉など、主にフライ製品の開発に携わっている。
「昭和産業」とは?
大地の恵みである小麦、大豆、菜種、トウモロコシなどの穀物を余すところなく、小麦粉、プレミックス、植物油、糖化製品、配合飼料などに加工して皆様の食生活を豊かにする事業に取り組んでいる食品会社。一体どんなクイズが出題されるのでしょうか。
みんなでクイズに挑戦しよう
Q.1この中でSHOWAが関わっているものはいくつあるでしょう?
8つ。小麦粉とか直接口にするものを扱っているイメージだから、洗濯のりと段ボールは関わっていないんじゃないかなぁ。
同じく。普段の食生活に関わるものを取り扱っているんだと思います。
私も同じ答えです。洗濯のりと段ボールは違うと思います。
私は、お肉にも関わっていないんじゃないかなと思って7つです。
正解は・・・・・・すべてに関わっています!
えぇ〜~~~~!
解説
みなさん、思ったより理解してくれていますね。小麦粉が原料とわかりやすいもの以外は難しいと思っていました。
洗濯のりと段ボールにはどのように関わっているのですか?
でん粉由来ののりを扱っているんです。段ボールの場合、断面の波の部分をくっつけているのがでん粉由来ののりになります。
のりの成分が食品由来だからということですね。びっくりです。
お肉にはどのように関わっているのですか?
飼料に小麦・大豆・菜種・トウモロコシから出る副産物を使用しているので、トータルで見るとお肉にも使用されていることになるんですよ。
なるほど! 間接的な関わり方もあるんですね。原料の使い方にもいろいろあるというのが意外でした。
Q.2「食卓写真」の中で、昭和産業が関わっている食べ物はどれでしょう?
からあげに添えてあるキャベツとレモン、漬け物と枝豆と大根おろし、あとコーラには入っていないんじゃないかと思います。
私も野菜全般とコーラには関わってないと思います。
僕は野菜の中で漬け物はぬかにでん粉のような成分が入ってるんじゃないかと予想しました。みんなの意見だとコーラは関わっていないのか……。
コーラといってもゼロカロリーコーラの場合は、人工甘味料には入っていないんじゃないかと思って。
なるほど!
ちなみにビールはみなさんどう思いますか?
ビールは麦だから関わっていると思います!
正解は・・・・・・昭和産業の製品が使われていないものだけをお皿に乗せるとこうなります!!!
おーまいがっ!!ww
解説
コーラの指摘は鋭くて驚きました。通常のコーラや清涼飲料水には「果糖ぶどう糖液糖」など、でん粉由来の甘味料が入っているんですが、ゼロ飲料に入っている甘味料には関わっていないんです。
それでも家で食べているものほとんどに関わっているんですね。
ちなみにビールの原料は大麦なので、小麦ではないんです(笑)。
やっちゃいました(笑)。
でも、とうもろこし由来のコンスターチが入っているので、やはり当社も関わっています。
おおお、やった! 漬け物はどうですか?
純粋なぬか床には入っていないんですが、市販で売られている浅漬けやみそ漬けには「果糖ぶどう糖液糖」や「水あめ」が使われていて、これはでん粉由来なので関わっていますね。
みなさん、野菜類の中でもレタスは当社でも扱っていることに気づきましたか?
本当だ!
約2年前からの新事業でリーフレタスを始めたんですよ。
昭和産業では「製粉事業」「油脂食品事業」「糖質事業」という3つの基盤事業があって、それ以外に「飼料事業」など多岐にわたった事業があります。事業領域が広いメリットは、社内にそれぞれの分野でスキルを持った人がいるので、商品を美味しくするためにアプローチできる手の数が多いこと。例えばカレーパンを作るときに、パン生地に小麦粉や糖質、揚げる油、カレーの具に大豆たん白と社内で多角的にアプローチができるんです。
Q.3食品業界ではSDGsのさまざまな目標に対して取り組みがされていますが、 SHOWAの食品リサイクル率は何%でしょう?
まず、「食品リサイクル率」の定義を「原料をどれだけ商品として使ったのか」という割合で考えて80%にしました。例えば鶏肉だったら皮の部分を使わないかもしれないけど、穀物はあまり捨てるところはないのかなと思いました。
私は「一度商品になったものをもう一度商品にする」割合だと考えました。そうすると、一度家庭で使われたものをリサイクルするのが難しいかなと思って、半分より下の数字にしました。
僕は70%。「食品として使われなかった部分で廃棄したもの」の割合だと考えて、飼料など別のものに活用しているという話もあったので……。
僕は95%。家庭用食品にまず使われて、余ったものを飼料に回すと考えたら無駄はないのかなと感じて高めに設定しました。
正解は・・・・・・99.9%!
解説
「食品リサイクル率」というのは、食品廃棄物の再生利用率なんです。小麦一粒あたりの廃棄がほぼほぼないということになります。みなさんの予想にもあったように、食用に適さない部分は再利用して飼料として販売しているので、その再生利用率が99.9%となります。
どうしてそんなに高い数字なんですか?
昭和産業は自社に飼料の原料となる多種多量な素材があり、そしてそれを飼料にする技術がある。だからこそ出せる高い数字だと思います。
ここまでくると、残りの0.1%はどこいったのかも気になります(笑)。
そこは突きつめていかなければならない部分だと思っています。もちろん高みは目指していますよ!
SDGs への取り組みは、ほかにも。サステナビリティ推進部を起ち上げたり、技術部門で食品として使えないものを利用してバイオマスのゴミ袋を作ったり、「いかに余すことなく使いきるか」を日々考えて取り組んでいます。実は、会議室にあるアクリル板の足も、小麦や大豆の素材を51%使用したバイオマス製品で、商品化はしていないですが活用方法を模索しているんです。
学生のギモンを解決! Q&A
最初から食品業界を志望していたんですか?入社を決めた理由を教えてください。
私は就活中の自己分析で自分が何をしている時に楽しいのかを考えたとき、食べることが大好きで、美味しいお店を調査して、スーパーで買った食材で何を作ろうか頭の中で組み立てていくのが好きだったので、食品業界の開発にしぼっていました。食品メーカーの中でも、昭和産業はいろいろな原料を扱っていて、幅広く開発できるのが魅力だなと思って入社しました。
私はもともと料理をするのが好きで、就活は食品メーカーしか見ていなかったです。最初はBtoCのメーカーさんを見ていましたが、原料メーカーのほうが、自分が扱う商品を食べてもらえる人の数が増えるなと思って原料メーカーにしぼりました。その中でも昭和産業は事業領域が広くて、幅広く業界に関わることができるのが魅力で入社を決めました。社内の空気として、落ち着いていて、人と穏やかに会話することができる人が多い印象があり、人の温かさを感じるのも魅力でした。
商品開発の具体的なお仕事内容が知りたいです。
業務用商品と家庭用商品で大きく異なっていて、私は業務用の天ぷら粉やから揚げ粉の開発を担当しています。お客さんは飲食店やスーパー、コンビニで、依頼された内容をじっくりとヒアリングして開発します。例えば飲食店であれば揚げたての時に一番美味しいもの、スーパーのお惣菜だったら作って3~6時間後に食べて美味しいもの、と依頼内容もさまざまで、それに合わせて数百種類の粉末の原料をどう配合するのかも変わってきます。
数百種類! お客さんによって配合が全然違うということですか? 決まったものを売るものだと思っていました。
BtoCだとひとつ新製品を作って販売するイメージですよね。業務用はお客さんによって条件も好みも千差万別で、それに合わせた開発をします。だから営業は、お客さんからの要望を引き出す能力もすごく大事です。
ヒアリング能力はもちろんプレゼン能力も必要で、当社の強みでもあると思っています。私も入社して、食べものの言語化能力が上がったなと感じています。食レポがうまい社員が多いと思いますよ(笑)。
商品企画をしたい学生さんも多いと思いますが、BtoC事業だけの企業に比べて、BtoB事業の企業のほうがはるかに商品開発に携わる人数が多いのも特徴です。
一見、昭和産業の扱う商品とは関係がなさそうなレタスはどのような経緯で栽培をすることになったんですか?
10年後の昭和産業を描くために新規事業を提案する機会があり、採用された事業です。コンビニで売られているサンドイッチなど、リーフレタスは我々が扱っている素材と相性がいいのでトライすることになりました。
働きやすさについてはどうでしょう?
ダイバーシティの面で従業員を大事にしていくことを重視していて、男女問わず、出産、介護があっても長く働き続けられることはもちろん、自分が目指したいキャリアを歩めるような仕組み作りにも取り組んでいますよ。
女性管理職の方が社内で講演会を行ってくれる機会もあって、自分のモチベーション向上にもつながっています。
キャリアを考えられる機会があるのはいいですね。
事業の幅が広いほどお客さんのニーズに応えやすいというのも気づきでした!
お二人の話す様子をみて好きなことを仕事にするって、素敵だなと思えました。
みなさんは何問クイズに正解できましたか? 先輩社員のお二人の話を通して驚きや発見があったのではないでしょうか。
穀物ソリューション・カンパニー 昭和産業
「食」に関する幅広い事業を通して、人々の健康で豊かな食生活に貢献する昭和産業。ホットケーキミックスや昭和天ぷら粉など馴染みの商品を販売しているほか、業務用の製品も開発。天ぷら粉のパイオニアでもあります。近年は新規事業としてアグリビジネスにも取り組むほか、東南アジアを中心とした海外事業の強化も実施し、さらなる発展をめざしています。 いつも人の暮らしのそばにあるからこそ、社会貢献度の高い企業です。気になった方はぜひ、企業研究してみては?
提供:昭和産業株式会社