「安くてお得!」「SNSでも人気!」その美容サービス、本当に大丈夫? 身近な美容にまつわる消費者トラブルを防ぐには

学生の窓口編集部

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2022年4月から成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。それに伴い、ここ最近では若い人をターゲットにした「消費者トラブル」が増えています。

しかし、読者のみなさんのなかには消費者トラブルといっても、自分には関係のない別世界の出来事だと思っている人も多いのではないでしょうか?

実は、大学生にもなじみがあるエステティックサービスや美容医療でも、トラブルがたくさん起きています。「その場で契約を結んでしまい、気づけばトラブルに巻き込まれていた」と悩みを抱える人も少なくありません。

そこで今回は、そういった学生にも身近な美容関係の消費者トラブルに巻き込まれないために、現役大学生のお二人とトラブルに詳しい弁護士の先生を呼んで座談会を実施! トラブルの特徴や契約の注意点など話を伺いました。

参加してくれた学生のみなさん

榎坂さん

横浜市立大学2年

浅井さん

早稲田大学4年

教えてくれるのはこの人!

石橋千明先生

銀座エール法律事務所の代表弁護士。美容消費者トラブルなどの相談にも対応している。 
石橋先生の法律事務所は こちら

美容の情報集め、どうしてる?

今日は宜しくお願いします。早速ですが、榎坂さんと浅井さんお二人が美容に興味を持ったのはいつ頃からですか?

私は大学に入学してから周りの友達が垢抜けていくのを見て、「遅れを取らないようにしなきゃ」と思い美容を意識し始めました。普段はパックや保湿をして肌のケアを心がけています。

コロナ禍で大学がオンライン中心の授業になって空き時間ができ、なんとなく美容について調べ始めたのがきっかけです。気になることを知っていくうちに、自分でも保湿や洗顔を心がけるようになりました。

美容の情報収集はどうやってしていますか?

Instagram(以降、インスタ)を使うことが多いです。「#保湿」「#化粧水」など、ハッシュタグを付けて検索しています。

僕は能動的に美容の情報を集めているわけではないので、たまたまキャンペーンで化粧水が当選したときなど、きっかけがあったときに使いかたなどを調べる程度です。

そういえば最近インスタで、大学生が小顔矯正に行っている様子を見かけて驚きました。小顔矯正も身近になったんだなあと。

男性でも顔のマッサージに行っている人はいるようです。芸能やモデルの仕事をしている人に限らず、細かな部分まで美容を気にする人は増えてきているのかな、と感じていますね。

美容サービスや商品を選ぶ際には、どのような点を重視していますか?

コスメ専門サイトで1位になっている商品を優先的に試しています。みんな使っているものだと思うので安心感がありますね。

検索して上位に出てきた商品や、友達など身の回りの人からおすすめされたものを使うことが多いです。あとはコストパフォーマンスも気にします。

もしお金があれば試してみたい美容サービスなどはありますか?

毛穴をきれいにしたいので顔のエステをやってみたいです。脱毛にも興味がありますが、トラブルがないかと心配で……。

光を当てて脱毛する家庭用の機械は持っていますが、永久脱毛は僕もまだしていません。でもYouTubeなどで広告が頻繁に出てくるので気になってはいます。

みなさん大学生のうちから美意識が高くて驚かされます。近年、美容のサービスに関する消費者トラブルも男女問わず若い方からの相談が増えており、時代の変化を感じています。

相談しにくい美容にまつわる消費者トラブル

成人年齢が18歳に引き下げられたことで、大学生も自分ひとりで美容サービスなどの契約が可能になりました。その結果、学生から美容にまつわる消費者トラブルの相談を受ける事例は増えています。18歳や19歳でもできることが増えた一方で、社会経験や知識の少なさにつけ込まれ、悪質な契約を結ばされる事例もありました。
また、「子どもが全身脱毛の高額ローンを組んでしまったのでやめさせたい」というような親御さんからの相談も近年増えています。ただ、成人したお子さん自身で契約した場合は、解約手続きも契約した本人にやっていただく必要があるので、親御さんだけでは解決できません。

美容の悩みって、なかなか家族に相談しにくい人も多そう。しかも相談することで話が周囲に広がってしまう可能性があるので、なかなか言い出せないと感じました。

私も「親に相談しても反対されるかな」と思って、自分ひとりで契約してしまうかもしれません……。

美容の話題はどうしても相談しにくいと思いますが、契約前に話し合っていたらトラブルに陥らなかった可能性もあります。できるだけひとりで抱え込まず、身近な大人に相談してほしいです。

本当にあったトラブル事情って?

SNSで見かけるこの広告、危ないかも?

広告をきっかけにトラブルに陥る事例もたくさんあります。とくにSNSや電車のなかなど大勢の目に入りやすい場所の広告には、安い月額や「お試し」「通いたい放題」などの言葉が大きく書かれています。すると「なんとなくよさそう」と感じて飛びつきたくなってしまうかもしれません。また、「身近な人が利用しているので大丈夫だろう」と試したものの、自分には合わなかった、というケースも見られます。

友達におすすめされるとつい細かい条件などを確認せずに契約してしまいそうなので、しっかり内容を確認しないといけませんね。

美容にまつわる消費者トラブルへの対処を考えるときに重要な法律として、関係が深いもののひとつが特定商取引法(特商法)です。消費者トラブルが際立つ内容に対して、クーリングオフや中途解約、損害賠償の請求をしやすいように定められています。たとえばエステなど長期間にわたるサービスで高額なものは、あとから「契約しなければよかった」と思う人も多いです。 条件を満たす契約内容なら解約しやすくなります。法改正によって脱毛や歯の漂白など、美容サービスの一部も特商法の対象に加わりました。

トラブルがあったときは、誰に相談すればいいのでしょうか。

弁護士などの専門家や、最寄りの消費者センターの窓口などに相談してください。「188(いやや)」でおなじみの消費者ホットラインでも大丈夫です。消費者庁のHPやYouTubeチャンネルでは消費者トラブルに関する情報をわかりやすく発信しているので、参考になると思います。

トラブルに巻き込まれやすいタイプと相談先はこちら

トラブルを避けるには、契約前の時間が大事!

榎坂さんと浅井さんも、ひとりで美容関連の契約をした経験はありますか。

友達の紹介で歯のホワイトニングをしたことがありました。トラブルはなかったのでよかったですが場合によっては危ないサービスがあるかもしれないですね……。今思うと、もっと慎重になるべきだったのかもしれません。

美容サービス関連の契約はまだしたことがないですが、学割が使えるうちに脱毛をやってみたいと思っています。

もちろん、学割すべてが怪しいわけではありませんが、なかには社会経験の少なさにつけ込んで契約させようとする業者もいます。なので、契約内容はきちんと吟味することをおすすめします。もしかすると、都合の悪いことを小さい文字や契約書の裏面に書いているかもしれません。とくに対面で契約するときは質問をしたり復唱したりして、不明点を積極的に確認するといいと思います。大人でもわからないことはたくさんあるので、勇気を持ってしつこく質問して大丈夫です。

その話を聞いて思い出したのですが、先日習いごとの契約をしたときに質問できなかったことがありました。見学に行ったら隣からすごい勢いですすめられて、怖くてそのまま契約してしまい……。結果的に問題ない事業者でしたが、契約前に家に持ち帰って考えにくい雰囲気でした。

大人でも同じ状況で「持ち帰って考えます」と言いにくいかもしれません。ですが、トラブルに巻き込まれたときの被害を回復するほうが何十倍も労力がかかりますし、年単位で時間がかかる場合もあります。その場の圧に負けずに「持ち帰ります」といったほうが楽なときもあるので、可能であれば契約前にじっくり考える時間を作ってほしいです。

解約したい場合はどのような手続きが必要ですか?

契約の内容にもよりますが、クーリングオフができる場合もあります。契約する前に、「解約したい場合はどのような手続きが必要ですか」と聞いておいていただけると弁護士としてもありがたいです。条件や手段を事前に確認しておけば、いざというときに解約しやすくなります 。

クーリングオフは簡単にできるのでしょうか?

簡単にできます。契約の内容、契約日時 、ご自身の名前、契約の金額などを書いて「クーリングオフを利用して契約を解約したいです」と送ってもらえば手続きが可能です。近年はメールでもクーリングオフができるようになり、以前より手続きのハードルが下がりました。会社によってはクーリングオフ用の問い合わせフォームを設置している場合もあります。インターネットで検索するとクーリングオフメールの例文も出てくるので、参考にしてみてください。

悪質な業者だとクーリングオフのメールを送っても無視されるのでは、と心配になります。

たしかに、その可能性はゼロではありません。ただ、クーリングオフの手続きをして手紙やメールの控えを残しておくことは、その後の交渉を進めるうえでも重要です。対応が遅れている会社に問い合わせるときの証拠になりますし、専門家の協力を得ることもできます。

もしクーリングオフができる8日間という期間を過ぎてしまったらどうすればいいのでしょうか。

もし8日以上経ってしまっても、専門家が契約書類を確認すれば対処方法を見つけられる可能性もあります。そもそも契約時に嘘を言われたりきちんと説明を受けていなかったりすると、契約そのものが無効になるかもしれません。泣き寝入りをせず、まずは弁護士などに相談してほしいです。

「自分自身の契約」という自覚を持つ!

そういえばSNSなどで流れてくる美容サービスの広告は、信じて大丈夫なのでしょうか? もし本当にいいサービスなら利用したいです。

そういうサービスを利用して大丈夫な方は、そもそも相談に来ないのでわからないのですが、なかには契約やサービスの内容を確認せずに利用して被害に遭う人もいます。インスタで有名人がおすすめしているので使ってみたら宣伝内容がねつ造だった、という事例もありました。契約をするときには「自分が受けたいサービスと契約内容にズレがないか」を確認してほしいです。誰かの契約ではなく自分自身の契約なので、立ち止まって考えることが必要だと思います。

引っかかる部分があればじっくり考える、契約書の内容をきちんと読むなど、基本的なことをしっかりやっておくことが大切なのですね。自分自身で契約している以上、自分の責任でもあるので気をつけたいです。

最初のうちは慎重でも、慣れてくると危機感が薄れてしまう人もいます。何度も美容サービスを利用するうちに契約そのものを深刻に捉えられなくなってしまい、「次も大丈夫だろう」とその場で契約してトラブルに発展した事例も多いです。状況をヒアリングすると、リスクの説明がなかった、質問をしても納得する回答がもらえなかった、など業者の対応に違和感があったとわかってきます。情報収集をして「ちょっとおかしいかも」と思ったら、じっくり考えてほしいです。

私はインスタで集めた情報を信じてしまいがちなのですが、気をつけるポイントはありますか?

SNSで評価の高い口コミがあると信じたくなるかもしれません。ただ、インターネットやSNSには限界があり、すべての情報を網羅できているわけではありません。ほかの人が満足しているサービスでも自分には合わない可能性もあるので、口コミは慎重に読んでみてください。

投稿内容を鵜呑みにしないよう、気をつけようと思います。

メリットだけでなく、デメリット、副作用、ダウンタイムなども書かれている投稿は検討材料になるはずです。耳障りのいい言葉だけに飛びつかず、内容を冷静に吟味することをおすすめします。

今日は、契約するときに断れなかった経験があったので、「契約時に圧をかけられても、納得してない部分があれば一旦持ち帰って考えることが大切。そして契約前に予め契約条件内の解除条項等を確認することが重要 」というお話を聞けてよかったです。また、SNSも内容をすぐに信じないように気をつけて利用したいと感じました。

情報収集は僕も気をつけようと思います。契約前にも内容をきちんと確認してリスクヘッジをすることが大切だと改めて感じました。

少しでもトラブルを防げるよう、気をつけていただけると嬉しいです。

ちょっとお得すぎ……?気になったら注意しよう

脱毛や美容サロンなどは安価なプランも提供されており、大学生にも身近な存在になりました。広告やSNSで「無料」や「お試し」などの文字を見かけるとつい試したくなってしまいますが、一歩立ち止まって考えることも大切です。美容にまつわる消費者トラブルから自分の身を守れるのは、自分だけ。サービスや契約の内容に落とし穴はないかきちんと確認し、不明点は遠慮せずに質問する習慣をつけましょう。

消費者トラブルの詳細についてはこちら

提供:消費者庁

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