【J-STAGE論文検索の使い方】 無料で見れる?信憑性は?

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「論文を探したいのに、どの論文サイトを利用すれば良いのか分からない!」

「日本語で読める論文サイトとかないの?」

論文を探さなければいけない場合、できれば日本語で探せる論文サイトがあると安心しますよね。

もちろん、本格的に修士論文や卒業論文の参考となる論文を探す場合は、海外の論文検索サイトを参考にすることもあります。

しかし、まず最初のきっかけとして探すのであれば、J-STAGEという日本の機関が運営している論文サイトを使うのがおすすめです。

論文の英語表現は難しく、はじめて論文を読む場合は時間がかかってしまうのも事実です。

まずは論文に慣れるきっかけとして、J-STAGEを使ってみると良いでしょう。

ここでは、J-STAGEの特徴や使い方などについて詳細に説明しています。

J-STAGEとは、無料で論文が読めるサイト

J-STAGEは、文部科学省が所管する国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運営している、論文検索サイトです。

日本の機関が運営しているため、ホームページ全体が日本語で書かれています。

そのため、日本の学生でもホームページが直感的に使いやすく、目当ての論文を探すのにも時間がかからない点が魅力的です。

そのため、はじめて論文を読む方におすすめできます。

ここでは、以下2つの観点からさらにJ-STAGEについて詳細に説明します。

  • ・日本語の論文が多い
  • ・無料で使える

日本語の論文が多い

J-STAGEは日本の機関が運営している論文検索サイトなので、日本語で書かれてある論文を多数閲覧できます

学術論文だけではなく、学位論文も保管されているため、時間をかけずに多くの論文を読むことができるでしょう。

英語が苦手な方や翻訳に時間がかかる方であれば、まずはJ-STAGEで確認してみるのも良いかもしれません。

また、日本語以外の論文も多数保管されている点も特徴です。

このことから、J-TAGEは国内外の論文を一括で確認できるサイトだと言えます。

無料で使える

J-STAGEは、無料で誰もが簡単に読める検索サイトです。

会員登録も無料なので、読みたい論文はお金をかけずに読むこともできます。

しかし、掲載されているサイトへ飛ばされる論文を選択した場合は、別途お金がかかることもあります。

ある程度は無料で使えますが、どうしても金額が発生してしまう場合は、教授に相談してみると良いでしょう。

J-STAGEの論文の検索方法

J-STAGEの使い方は簡単です。

公式サイトのトップページには、検索欄が配置されています。

調べたい論文のキーワードを検索欄に入力するだけで、多くの論文が結果一覧で表示されるはずです。

一覧で表示された中から一つ選び開くと、右側のほうに「PDFをダウンロード」とかかれています。

そちらをクリックすれば、該当の論文を読むことが可能になります。

PDFでダウンロードしてしまえば印刷も可能ですし、タブレットやスマートフォンで読むこともできます。

自分の読みやすいスタイルに合わせることができるので、さまざまな方法を模索してみましょう。

【緊急事態!】J-STAGEの論文が見れない時はどうする?

J-STAGEは無料で論文を読むことができますが、中には読めない場合もあります。

あてはまる事態としては、以下2つがあるでしょう。

  • ・掲載元が有料会員のみ閲覧可能と設定している場合
  • ・読み込みが遅すぎる場合

読み込みが遅い場合は待っていれば読めることもあります。

しかし、有料会員のみが閲覧可能の場合は、すべてを読むことは難しいです。

論文の一部分だけを表示していることもあるため、その部分しか読めないこともあります。

このように、読めない論文も中には混ざっている可能性もあるため、注意しましょう。

J-STAGE以外の論文検索サイトは何がある?

J-STAGE以外にも、論文を検索できるサイトは多くあります。

具体例を、以下に挙げます。

  • ・CiNii(サイニー)
  • ・PubMed(パブメド)
  • ・BASE(ベイス)
  • ・CORE(コア)

どれもユーザー数の多い論文検索サイトです。

CiNii以外は英語表記なので、英語に慣れ始めた時に使用してみることをおすすめします。

論文検索サイトは、J-STAGEやCiNiiが日本語に特化している論文サイトであるのと同様に、なにかに特化しているサイトが多くあります

たとえば、PubMedは医学分野の論文を多く掲載しており、とくに医学や生命科学の分野を研究している人が対象です。

自分の分野に特化している論文検索サイトを見つけることで、論文はさらに見つけやすくなります。

まずはJ-STAGEで論文を探すようにし、慣れてきたらこういった別のサイトも確認してみるようにしてください。

▼以下の記事も参考にしてください。

論文を見れるサイト6選 入手方法・引用方法も解説

論文データベースおすすめ6選 CiNii以外の論文サイトや使い方も解説

J-STAGEとCiNiiは何が違う?

J-STAGEもCiNiiも日本の機関が運営している、日本語に特化している論文検索サイトです。

そのため、どっちを使えば良いのか迷う人もいるでしょう。

ここでは、J-STAGEとCiNiiの異なる部分について、説明していきます。

  • ・サイトの見た目が違う
  • ・運営している大元が違う

サイトの見た目が違う

まず、トップページの見た目が異なります

J-STAGEは、トップページに多くの情報を掲載しており、検索サイトというよりは情報サイトに近い見た目です。

一方、CiNiiはトップページにあるのは検索欄のみで、検索をメインとしているサイトになります。

個人によって好みは変わりますが、シンプルなサイトを好む方は、CiNiiを利用すると良いでしょう。

運営している大元が違う

そもそも、運営している機関が異なります。

J-STAGEは、上述した通り文部科学省の国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運営しています。

一方、CiNiiの運営元は、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII)です。

どちらも日本の機関に変わりはなく、また、国内外の論文を掲載していることも変わりません。

多くの情報を求めているならJ-STAGEがおすすめ!

J-STAGEは日本の機関が運営している、信頼性の高い論文検索サイトです。

シンプルな仕様のCiNiiとは異なり、トップページにはコラムや学会の情報も掲載しており、どちらかというと情報サイトにも近いです。

論文だけではなく、ほかの情報も見てみたいと感じている方は、J-STAGEを使ってみることをおすすめします。

論文は、英語で表記されていることがほとんどです。

はじめて論文を読むときは、アカデミックな英語の表現に戸惑うこともあるでしょう。

まずは日本語で書かれている論文を読み、論文に慣れていくことをおすすめします。

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