就活アドバイザーに聞きました! 働きがいのある会社を見つけるための企業研究

「就活準備は早めがベスト。でも、何から始めたらいいの?」業界研究のポイントや企業訪問で聞くべき質問など、悩めるふたりの学生に就活アドバイザーの才木弓加先生がレクチャー。さらに実践編として、人々の生活の身近なものに使われているあるモノをつくっている企業にOBOG訪問しました。これから就活を始める人、必見です。
調査してくれたのはこの2人!

山口さん
経済学部3年。就活を始めたばかり。気になる業界がいくつかある。

小山さん
教育学部1年。就活はまだ先だけど、いろいろな会社を見ておきたい!
【入門編】企業研究は5つのステップで進めよう
まだ企業研究が進んでいないんです……。
「企業研究は難しい」と感じる学生さんは多いのですが、実はとてもシンプル。5つのステップを押さえましょう。おふたりは普段、気になることがあったら、どうやって調べますか?
真っ先にネットを見てみます。
企業研究も同じですよ。「まずはネットで情報収集」、これがステップ1です。気になる企業のホームページを見たり、ネットニュースでチェックしてみましょう。
それならすぐにできますね。
基本的な情報を集めたら、さらに細かいことを調べます。このとき、調べることが企業ごとに異なると、検討する際に比較できません。自分で気になることを決め、「調べる項目を共通化」してみましょう。
たとえば、どんな項目がありますか?
設立年や資本金、本社や事業所の所在地など、基本的な沿革はおさえましょう。ネットで調べる以外にも「就職四季報」という本には、こうした情報が網羅されていて便利です。それから、どんな商品やサービスを手掛けているかも調べるとよいですね。
次のステップでは、何をすればよいですか?
情報を集めてみると、どのような企業が気になるのか、自分の興味や関心の傾向がつかめてくるので、「同業他社をリサーチ」してみましょう。ここで注意したいのが、数値にとらわれすぎないこと。利益率が高い会社と低い会社があれば、高い会社のほうが好調であるように感じますが、数値はあくまでも過去のもの。コロナ禍で業績が落ちた業界があったように、いつまでも高い利益率を維持できるとは限りません。将来的なことも視野に入れて調べることをおすすめします。
なんだか難しそうです。
指針の一つとなるのが「数字を超えた比較分析(SDGsへの取り組みなど)」をしてみること。10年後、20年後 の未来に向けて、その企業がどのような考えやビジョン を持ってビジネスを行っていこうとしているかを見てみましょう。企業のホームぺージに掲載されている業績や年次報告書を見てみるとわかりやすいですよ。
そして、5つめのステップは……?
「企業説明会やOBOG訪問でリアルな声を聞く」です。事業理解が深まることはもちろん、SDGsへの取り組みやホームページでは見つけられない情報を教えてもらえることも。質問内容から志望度をみるための参考にする企業もあるようです。気になることは積極的に質問してみてくださいね。
【実践編】オリエンタルモーターへOBOG訪問にGO!
オリエンタルモーター株式会社とは?
精密小型モーターや制御用電子回路の開発・製造・販売を行うメーカー。FA(ファクトリー・オートメーション)市場におけるステッピングモーターシェアナンバー1 ※を誇ります。

答えてくれたのはこの2人!
岩沢さん
大学時代は文学を専攻しており、2016年入社。営業経験を積んだ後、人事部門で活躍中。
三戸さん
大学時代は経済学を専攻しており、2016年入社。営業部門に所属。南関東支店でインサイドセールスに従事し、日々お客様対応に奮闘中。※インサイドセールスとは、相手先を訪問しない内勤型営業のこと。
よろしくお願いします。ちょっと緊張しています……。
就活は人生のなかでも大きな転換点ですよね。今日は働くことの面白さやオリエンタルモーターの魅力を伝えられたらと思っています。
B to B ということであまりなじみがないのですが、オリエンタルモーターさんの製品は、どんなところに使われているのですか?
モーターは、さまざまな「動き」を実現する装置です。駅の自動改札機の扉や回転ずしのレーンなど実はみなさんの身近なところでモーターが使われているんですよ。ほかにもスマホやパソコンなどに入っている半導体や電子部品の製造装置、コンビニのおにぎりを自動で作る機械や、お菓子を袋詰めする包装機械、 CTスキャンといった医療機器など、幅広い分野で活用されています。
身近なところにも使われているんですね!シェアナンバー1というのが頷けますね。おふたりは、どんな仕事をしているのですか?
人事部門で採用活動を担当しています。入社して4年ほどは、お客さまを訪問して製品のご提案をしたり、ご相談に応じたりと、外勤営業を担当していました。
私は入社以来、インサイドセールスを担当しています。製品の受発注や納期調整などの事務処理のほか、ウェブを活用して製品紹介も行っています。外勤営業ともやりとりをしながらのお客さまに満足していただけるよう、日々活動しています。
オリエンタルモーターへの入社の決め手は何ですか?
私は「人」です。大学3年のときにインターンシップに参加したのですが、風通しのよい和気あいあいとした雰囲気と社員が生きいきと働いている様子を間近にして、働きやすそうな会社だなと思ったんです。その印象は入社してからも変わりませんね。
学生時代の就活では、やりたい仕事がわからなくて、たくさんの会社について調べました。そのなかで私が魅力を感じた会社の共通項は、ものづくりをしていたこと。そこからメーカーに絞り込んでいきました。なかでもオリエンタルモーターのモーターは、いろいろなところに使われています。多岐にわたる業界とかかわりを持てることが決め手になりました。
私は文系学部なのですが、モーターというと、理系というイメージがあります……。
私も三戸さんも文系出身なんです。製品知識は入社後に基礎から教えてもらえるので、全く心配する必要はありませんよ。
私も同感です。製品のこと以外でも、わからないことや困っていることがあれば、気軽に上司や先輩に相談できる雰囲気があるんです。働きやすさにもつながっていますね。
それを聞けてよかったです。オリエンタルモーターさんはSDGsへの取り組みはされているんでしょうか?
はい。2030年にはCO2排出量50%にするために、事業活動に伴うCO2排出量ゼロを目指して取り組んでいます。省エネのモーターは電気使用量をおさえることができるのでCO2の排出量削減に貢献できるんです。
そうなんですね!ワークライフバランスも気になります。普段の働き方について教えてください。
たとえば、有給休暇については、ほとんどの社員が平均して月1日以上 は取得しています。若手でも取得しやすいですね。オリエンタルモーターでは、 安心して働き続けることができる安全な職場づくりを重視しており、現状に満足せずに改善をし続けています。
繁忙期は残業することもありますが、上司やメンバーと相談・協力しながら効率よく仕事を進めることができています。もちろん、産休・育休制度も整っていますよ。私の部署では、今年に入ってふたりが取得しました。男性で育休を取る人も増えてきました。
仕事内容も、働き方も、よくわかりました。
私たちの会社のモーターは、身近なものから最先端 なものまで、あらゆる領域の製品に組み込まれています。 私たちのお客さまは、常に一歩先を見据えながらより豊かな社会を実現するためのものづくりをしています。お客さまのニーズに応えることを通じてモーターの創り出す動きが未来に貢献していることは、とても面白く、やりがいがあります。
インターンシップや仕事体験も開催しているので、ぜひ参加してみてくださいね♪
実際に働く先輩から話を聞くと、企業理解が深まり働くイメージがしやすくなったのではないでしょうか。あなたも5つステップを参考に企業研究を進めてみては?
君が動けば、世界が動く。オリエンタルモーター株式会社
社員の「動き」が社会の価値になる。オリエンタルモーター株式会社は、あらゆる動きを支える会社です。近年では厳しい省エネ基準をクリアした製品や従来よりもエネルギー効率の高いモーターなどを開発。カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みにも力を入れています。
FA市場におけるステッピングモーター国内市場シェア第1位 ※「2020年 注目メカトロニクスパーツ 市場実態総調査」/(株)富士経済
もっと詳しくチェック提供:オリエンタルモーター株式会社
※取材は、内閣府と業界団体により策定されたガイドラインを遵守し、十分な感染症対策を行った上で関係者全員マスク着用にて行い、撮影時のみマスクを外しております。