【ことば辞典】大学生ならしっておきたい“ことば”まとめ

授業、サークル、インターンシップ、アルバイト、就職活動、ゼミ、留学、、、「人生の夏休み」とも言われる大学生活をどう彩るかは十人十色。キャンパスライフを充実させるために、大学生であれば知っておいた方がいい“ことば”を集めました。
先輩や友達とのスムーズなコミュニケーションのためにも、ここに載っていることばは押さえておこう!
ア行
■空きコマ(あきこま)
意味:講義と講義の間で空いている講義時間のこと。学食などで時間を過ごす子が多い。
例文:「空きコマに一旦家に帰って、忘れ物を取りに行く」
■アツい
意味:いま注目を集めていて、盛り上がっているもの。HOTなモノ・コトという言葉からの派生。
例文:「最近はK-POPがアツイ」
■イエベ
意味:パーソナルカラーの分類名で、「イエローベース」の略。
例文:「私はイエベなので、イエベに合うコスメを集めてる」
■イキる
意味:自分を誇大に表現していること。調子に乗っているさま。
例文:「○○最近イキってない?」
■行けたら行く(いけたら-いく)
意味:高い確率で行かない。
例文:「バイトの後行けたら行く」
■意識高い系(いしき-たかいけい)
意味:学生のうちから意識高く行動している人たちのこと。
例文:「大学生になったら意識高い系になる」
■1女・2女・3女・4女/1男・2男・3男・4男(いちじょ・にじょ・さんじょ・よんじょ/いちだん・にだん・さんだん・よだん)
意味:学年・男女の総称。
例文:3女(さんじょ)「1女若くて可愛い」
■いつメン
意味:いつも一緒にいるメンバー。
例文:「あそこのグループいつメンだよね」
■インカレ
意味:複数の大学のメンバーから構成されるサークルのこと。
例文:「インカレ入ると他大学の友達ができるよ」
■インターン
意味:インターンシップの略。一般企業などでインターン生として働かせてもらうこと。就職活動が始まると、みんな短期やワンデーのインターンに参加しはじめる。早いうちに社会経験を積みたい学生は1年生から積極的に参加することも。
例文:「ベンチャー企業の長期インターン応募してみよう」
■ウェイ
意味:いつでもウェーイと言っていそうな明るく華やかな人たち。c.f.)パリピ
例文:「経営学部はウェイ」
■エグ単(エグ-たん)
意味: 単位を取ることが難しいエグイ単位の略。
例文:「あの先生の授業はエグ単だよ」
■エモい
意味:感動する風景や場面で使われる言葉。
例文:「この曲はエモすぎる」
■追いコン(おいこん)
意味:サークルやアルバイトを卒業する先輩を見送る飲み会。「追い出しコンパ」の略。
例文:「追いコンで号泣してたよね」
■お疲れ〜(お疲れ〜)
意味:「こんにちは」「さようなら」など、さまざまな意味を表すことができる挨拶。
例文:「お疲れ~、飲み会始めよ」
■鬼電(おにでん)
意味:大量の電話のこと。
例文:「バ先の店長から鬼電来た」
■オプチャ
意味:LINEの機能で、友だちになっていなくてもトークをしたり、情報をキャッチできる「オープンチャット」の略。
例文:「就活のオプチャ結構有能だよ」
■オーラン
意味:オールラウンドサークルの略。1年を通してスキーやサッカーなどさまざまな活動をする。
例文:「オーランめっちゃ楽しそう」
■オール
意味:徹夜すること。
例文:「3年になるとオールするのしんどい」
カ行
■ガイダンス
意味:初歩的な説明をしてくれる会のこと。
例文:「就活ガイダンス行くのだるい」
■課金(かきん)
意味:お金を使うこと。ゲームやタクシーなど様々なシーンで使える。
例文:「最近自分磨きのためにコスメに課金してる」
■ガクチカ
意味:「学生時代に力を入れて取り組んだこと」の略。
例文:「面接でガクチカを聞かれた」
■ガチャ
意味:運任せで、どうにもならないことをスマホゲームのガチャに例えた言葉。
例文:「先生ガチャはずれまくってエグ単ばっかりだ」
■神(かみ)
意味:凄いこと。神様のような存在。
例文:「課題の答え教えてくれる神」
■カンペ
意味:カンニングペーパーの略。
例文:「テストのためにカンペ作る」
■キャパ
意味:キャパシティ(capacity)の略。こなせる仕事の量、支払い金額、収容人数、許容範囲など。
例文:「1日でレポート3000字はキャパオーバー」
■キャリセン
意味:キャリアセンターの略。就職活動のアドバイス、面接指導などを受けることができる。
例文:「就活始まったらとりあえずキャリセンに相談した方が良いよ」
■休講(きゅうこう)
意味:講義が休みになること。大学は担当の先生の都合などで授業が休みになりやすい。サボりのことを「自主休講」と言う人も。
例文:「休講になったから暇」
■キラ女(キラじょ)
意味:キラキラした華やかな生活を送っている女子のこと。
例文:「キラ女ってどこからお金出てるのか不思議」
■切る(きる)
意味:自ら授業をさぼること。同意語:自主休講
例文:「一限だるすぎて切った」
■研究室(けんきゅう-しつ)
意味:理系の学生が専門的なテーマについて研究を行う際に所属するチームのこと。
例文:「所属研究室がブラックなので私生活に時間が割けない」
■コール
意味:飲み会で場を盛り上げるために使われる。お酒を一気飲みさせるときの掛け声。
例文:「お酒弱いけど、コール禁止のサークルだから安心」
■5確(ごかく)
意味:卒業に必要な単位数を4年間で取り切れないことが確定すること。
例文:「中国語を落としたら5確だ」
■5欠(ごけつ)
意味:授業を5回欠席すること。単位を取るには今後1日も休めない状態。
例文:「今日も授業休んだから5欠達成しちゃった。次休んだら単位落とす」
■コミット
意味:コミットメント(commitment)の略。積極的に参加し貢献すること。
例文:「最近バイトが忙しくてサークルにコミットできない」
■コメントシート
意味:授業終わりに提出する出席確認のための用紙。この用紙を提出しないと出席にならない。c.f.出欠カード
例文:「コメントシート出し忘れた…」
サ行
■再履(さいり)
意味:繰り返し同じ講義を履修すること。
例文:「この授業サボってたから再履になった」
■サーオリ
意味:サークルのオリエンテーションのこと。サークルに勧誘する活動のことを指す。
例文:「サーオリで大量の勧誘チラシをもらった」
■サークル
意味:同じ趣味などの人が集まった団体。
例文:「サークルで親友と出会った」
■参考文献(さんこう-ぶんけん)
意味:参考にした図書や文献、新聞記事、インターネットサイトなど。または、その情報を記したもの。
例文:「レポートに参考文献書かないと」
■時間割(じかんわり)
意味:自分で好きな授業を選んで時間割を組むことができる。
例文:「時間割組むの失敗して空きコマ多くなっちゃった」
■自主休講(じしゅ-きゅうこう)
意味:教授の都合など仕方がない理由ではなく、自らの都合で休講にすること。サボること。
例文:「今日はだるいから自主休講にする」
■自主全休(じしゅ-ぜんきゅう)
意味:1日の授業を全て休むこと。
例文:「自主全休にして旅行行こう」
■塾講(じゅく-こう)
意味:塾講師のこと。
例文:「塾講始めたけど大変」
■出席カード(しゅっせきカード)
意味:出席確認のために出す用紙のこと。c.f.リアぺ、コメントシート
例文:「今日も遅刻したけど出席カードゲットできた」
■純ジャパ(じゅんジャパ)
意味:純粋なジャパニーズの略。
例文:「あの子帰国子女かと思ってけど、純ジャパらしい」
■情弱(じょうじゃく)
意味:情報弱者の略。情報が得られていないこと。
例文:「情弱すぎてテスト範囲が分からない」
■シラバス
意味:全ての授業の計画が載っているもの。これを見て履修登録を行う。
例文:「シラバスで確認したら楽単そうだった」
■新歓(しんかん)
意味:新入生歓迎会の略。入学式後はサークルの新歓に1年生を誘いまくる。
例文:「人数が少ないので来年は新歓に力を入れよう」
■進捗(しんちょく)
意味:課題や発表の進み具合のこと。
例文:「あの課題の進捗どう?」
■GPA
意味:学期ごとに出される成績の平均値。
例文:「GPA低すぎてゼミが決まらない」
■数弱 (すうじゃく)
意味:数字に弱い人のこと。数学を必要とする経済学部や商学部などに所属している文系出身の学生のこと。
例文:「数弱だからミクロ経済全然分からない」
■生協 (せいきょう)
意味:組合員の出資によって運営されている、売店や食堂などが比較的安価に利用することができるお店。
例文:「生協に行けば大学生活に必要なものは大抵揃う」
■絶起(ぜっき)
意味:絶望的な起床の略。テストなど大切な日に寝坊をしたときによく使われる。
例文:「絶起して試験ブッチしちゃった。単位が終わった」
■ゼミ
意味:担当の教授のもとで研究を行う講義のこと。講義形式よりディスカッション形式の授業が多い。
例文:「ゼミ決まった?」「うん!田中ゼミだよ〜」
■全休(ぜんきゅう)
意味:授業がない1日休みの日のこと。時間割を自分で調節することができるため、全休にすることができる。
例文:「全休の日は朝からバイトを入れている」
■粗相(そそう)
意味:主に飲み会で、軽率なあやまちやしくじりをしてしまうこと。
例文:「粗相して、サークルの飲み会出禁になっちゃった」
■卒論(そつろん)
意味:大学を卒業する前に提出する論文のこと。約2万字以上のことが多い。
例文:「卒論の提出が間に合わない」
タ行
■大教室(だい-きょうしつ)
意味:100人以上の人数を収容できる教室のこと。大教室の授業は履修者が多いため、比較的楽単の場合が多い。
例文:「大教(大教室)の後列はウェイの溜まり場だ」
■代返(だいへん)
意味:主に授業の出席を取る際に、代わりに出欠を取っておいてもらうこと。楽単であれば頻発する。
例文:「教授に代返してたのバレた」
■耐える(たえる)
意味:大丈夫な状況でなくても、ぎりぎり大丈夫だと思うこと。
例文:「オール明けのバイトはキツくない?」「うーん、まぁ耐え」
■単位(たんい)
意味:授業を履修し一定以上の成績を取れた場合に手に入れることができるもの。進級や卒業のためには最低限必要な単位数を取得しなければならないので、単位数に注意をしながら科目を登録していく必要がある。
例文:「去年たくさん単位とったから、今年は余裕だ」
■遅延証明書(ちえん-しょうめいしょ)
意味: 公共交通機関の遅延を証明する紙。遅延証明書を提出すれば欠席・遅刻が許される場合もあり、大学生にとっての救済的存在。
例文:「今日の遅刻は遅延証明書あるからあるからセーフ」
■チャイ語(チャイ-語)
意味: 中国語のこと。チャイナ語→チャイ語と変化した。主に第二外国語の授業で履修する人が多い。
例文:「チャイ語の発音テスト難しい」
■チルする
意味:chill outから派生し、「まったり過ごす」という意味。
例文:「映画見ながらチルする時間がないと頑張れない」
■詰んだ(つんだ)
意味:失敗したとき、何かに行き詰ったときに用いる語。
例文:「金曜1限の授業は5回欠席してるから、単位詰んでる」
■ディスカッション
意味:数名のグループ内における話し合い。授業や就職活動で通らなければならない道。最近はオンラインディスカッションのスキルも求められている。
例文:「ディスカッションでファシリテーター(話を進める人)できる人、尊敬する」
■ディスる
意味: disrespect(軽蔑する)から派生して、相手をけなす、否定するといった意味。アメリカのラップ文化から。
例文:「あの教授は時々学生をディスるから発言しづらい」
■途参・途帰(とさん・とき)
意味:途中参加・途中帰宅の略。
例文:「途参でいいから明日の飲み会来て」
■ドハマり
意味:欠席限度、効かない遅延証明、理解不能の内容など、あまりの難度や教授の厳しさに、多くが単位を落とす講義のこと。
例文:「知らずに月曜1限、どハマりの講義とってしまった」
ナ行
■内部生(ないぶせい)
意味:大学の附属高校から内部進学した学生のこと。入学初日から友達が沢山いる様子の人は大体内部生。
例文:「私内部生だから、受験の話題についていけない」
■ナツガ
意味:夏合宿の略語。秋合宿=アキガ。春合宿=ハルガ。
例文:「ナツガのメインイベントは花火大会だよ」
■二外(にがい)
意味: 第二外国語の授業のこと。必修科目である場合も多い。また、どの言語が履修できるか抽選になる場合が多い。
例文:「二外の先生、ネイティブで緊張する」
■日調(にっちょう)
意味:日程調整のこと。
例文:「日調しても結局コロナで集まれなかったの」
ハ行
■バおわ
意味:「バイト終わった」の略。
例文:「今バ終わなんだけど、まだ皆集まってるかな」
■バ先(バさき)
意味:バイト先のこと。
例文:「バ先にいるから、帰ったら電話するね」
■春から〇〇(はるから〇〇)
意味:入学前の友達作りで使われるハッシュタグ。しばしば新入生以外も紛れ込んでいる。怪しい誘いに巻き込まれないよう、注意してね。
例文:「春から〇〇大で知り合った人、大体よっ友になっちゃった」
■パワポ
意味:パワーポイントの略。Microsoft、Googleなどいろいろなツールがあり、これを使いこなすスキルも大切。またオンライン授業では、パワポのデータをインターネット上で共有されることがメジャー。googleはスライド、macはKeynoteだが、スライド資料のことを総称してパワポとも呼ばれている。
例文:「パワポ作りうまい人とグループになりたい」
■ぱんきょー(パンきょ)
意味:「一般教養科目(いっぱんきょうようかもく)」の略。卒業するために必要で、一年生から計画的に履修する必要がある。他学部の授業を学べる面白さがある反面、課題が大変、難しい授業に当たるギャンブラー要素もアリ。
例文:「大学2年の終わりまでにパンキョー取り終わることが目標」
■ビジコン
意味: ビジネスコンテストの略。ビジネスプランの新規性、革新性などを競い合う。
例文:「将来は起業したいから、学生の間にビジコンに出てみよう」
■必修(ひっしゅう)
意味:卒業(しばしば資格取得)のために必須な単位のこと。必修の授業が多い学科もあればほとんどない学科もある。先輩から話を聞くなど事前の対策が有効。
例文:「必修を落単したら留年なの?」
■フッ軽(フッかる)
意味:フットワークが軽く、遊びや飲みに誘うとすぐに来てくれる人のこと。フッ軽大学生はみんなから重宝され、出会いも広がる。ぜひフッ軽を目指そう。
例文:明日の飲み、3人は寂しいよね。〇〇フッ軽だから呼んでみようか。
■ブッチ
意味:授業や飲み会、バイト、サークルを連絡なしに欠席すること。大学生同士ならまだしも、就職活動などでブッチするのは狂気の沙汰。でも意外と多い。
例文:「説明会申し込んだけど、寝ててブッチしてしまった」
■フル単(フル-たん)
意味:履修した単位を全て取得すること。必ずしも成績が良いとは限らない。
例文:「今期の目標はフル単」
■ブルべ
意味:パーソナルカラーの分類名で、「ブルーベース」の略。
例文:「私はブルべなので、ブルべに合うコスメを集めてる」
■フレマン
意味:フレッシュマンの略。フレマン期間と呼ばれる時期にサークル勧誘が行われる。
例文:「フレマン期間くらいは新入生に全部奢ってあげなきゃ」
■ボラサー
意味:ボランティアサークルの略。近年急増中。インカレのボラサーも多く、本気度や活動内容もまちまち(体裁だけボランティアという場合もあり)。真面目にボランティアがしたいなら、きちんと調べることが大事。
例文:「就活のためにボラサー入るのって、どうなんだろうね」
■本キャン(ほんキャン)
意味:本キャンパスの略。大学の本部や主要施設があるキャンパス。
例文:「本キャンの設備レベル高い」
マ行
■〜みが深い(〜みがふかい)
意味:形容詞や名詞に「み」をつけポップにし、かつ「深い」で程度の甚だしさを表現する。
例文:「1週間長すぎ」「わかりみが深い」
■モチベ
意味: モチベーションのこと。課題モチベ、サークルモチベ、飲みモチベ(=飲みべ)etc.
例文:「課題モチベ上げたいから、カフェで一緒に勉強しない?」
■モニコ
意味:モーニングコールの略。朝起きれないときに友人などに頼んで電話してもらうことを指す。
例文:「モニコしてあげるから三次会しようよ」
ヤ行
■ヨッ友(ヨッとも)意味:「ヨッ」と挨拶するくらいの顔見知りの友達。授業、新歓サークル等でSNSを交換し、結局はヨッ友というルートが定番
例文:「〇〇ちゃんって知ってる?」「よっ友かな」
ラ行
■楽単(らくたん)
意味:取得が楽な単位や、その授業のこと。
例文:「今学期のテストは楽単で固めたから余裕」
■落単(らくたん)
意味:単位を落とすこと。
例文:「政治学入門なのにレポート3,000文字とか、落単決定じゃん」
■リアぺ
意味:「リアクションペーパー」の略で、授業毎に配られる紙。出席確認と講義の感想を提出することが多く、授業評価につながることも多い。オンライン授業ではGoogleフォームなども活用されている。
例文:「授業寝ちゃって、リアぺ何書けばいいかわかんない」
■レジュメ
意味:講義で配られるプリントのこと。テストやレポートでは必須アイテム。また、研究内容の概要をまとめた資料。
例文:「経済学のテストの8割、レジュメから出るらしいよ」
ワ行
■ワンチャン・ワンチ
意味:ワンチャンスの略。もしかしたら。
例文:「あのレポート、ワンチャンA取れたかもな」
監修:学窓ラボメンバー(池田奈緒、影本奈々、仲詩織)
文:仲詩織(学窓ラボ)
イラスト:おかだみずき