短期留学は意味ない? 長期留学との違いやメリット・デメリットを比較

学生の窓口編集部

お気に入り!

あとで読む

「大学に入学したら留学したい」と思っている新入生は多いものですが、短期留学と長期留学の違いやメリット・デメリットについては詳しくないのではないでしょうか。

「どうせ行くなら長期留学」という人もいるかと思いますが、留学の目的によっては短期留学の方が向いている可能性もあります。

ここでは、短期留学と長期留学の特徴と違いについて紹介します。

短期留学と長期留学の違いとは

短期留学と長期留学の大きな違いは、

  • ・留学期間
  • ・費用
  • ・ビザ申請の有無
  • ・勉強や就活に与える影響

です。

留学期間:短期留学は3ヶ月以内・長期留学は4ヶ月以上

短期留学は、3ヶ月以内の留学のこと。長期留学は4ヶ月以上の留学のことを指すため、留学期間が違います。

短期留学が「気軽に行ける留学」と言われるのは、留学期間の短さにもあります。

費用:短期留学は100万円以内・長期留学は100万円超え

留学期間の差は、留学費用にも響いてきます。

同じ国に留学するのでも、短期留学で1ヶ月程度滞在する場合は100万円程度で済む場合も、長期留学で半年以上滞在する場合は200万円程度かかるケースが多いです。

ビザ申請の有無:短期留学はビザ不要が多い・長期留学は必要なことが多い

短期留学はビザ申請不要で留学できることが多いです。ビザとはその国で外国人として滞在することを許可する証明書のこと。

長期留学の場合も、ビザが不要なことがありますが、ビザが必要なケースが多いですね。

勉強や就活に与える影響:短期留学は小さい・長期留学は大きい

短期留学は大学を休学しなくても留学できます。休学が不要なため、留学から戻ってきた後すぐに元のカリキュラムに戻れるのです。

長期留学は、休学が必要なケースがあります。休学して留学すると、ケースによっては1年間遅れて卒業する場合もあります。

「留学経験は就活に有利」とも言われますが、その前に、大学の勉強や卒業年次に影響が出ることは覚えておいた方がいいでしょう。

就職に役立つ&履歴書に堂々と書けるのはどちらも一緒

「短期留学は履歴書に書けない」「短期留学で期間も短いと意味ない」という噂もありますが、留学中にしっかり勉強してくれば実力も付きますし、就活のエピソードにも事欠きません。

履歴書に堂々と記載して、就活に役立てることができます。

短期留学の特徴とメリット・デメリット

短期留学と長期留学の大きな違いについて紹介しましたので、短期留学の特徴やメリット・デメリットについて紹介します。

短期留学は語学留学で選ぶ人が多い

短期留学は、語学留学という形で選ぶ人が多いです。3ヶ月以下の期間で留学するため、「留学先に慣れた頃」に帰国となってしまいがちなのも特徴。

「文化の違いをしっかり体験したい」というよりも語学習得に特化して「短期間で集中して語学をマスターしたい」という人に選ばれる傾向があります。

長期留学に比べて準備期間が短く、費用も安価に済むこともあり、人気です。

短期留学のメリット:費用が安価・長期休みを利用して留学も

短期留学のメリットは、費用が安価であることと数週間単位の留学なら大学の長期休みを利用して留学できるところです。

短期間とはいえ、海外の文化に触れることもでき、自立心が育まれることも大切なポイントですね。

○ 【短期留学編】留学にかかる費用をぶっちゃけトーク!留学準備に必要な費用や生活費など先輩はいくらかかったの!?|学校では教えてくれない「お金の授業」

短期留学のデメリット:目的に集中しないと意味ない留学に

短期留学のデメリットは、現地に行ってからしっかり目的に集中して行動しないとあっという間に留学期間が過ぎてしまうこと。

「短期留学は意味ない」と言われる理由でもあるのですが、「まずは現地に慣れてから」「今日は疲れているから予定のことしない」などと、留学の目的に沿った行動をサボっていると何もしないままに留学期間が終わってしまうのです。

長期留学でも同じことが言えますが「しまった」と思ったときには、帰国時期になってしまう分、短期留学の方が意味のない留学になりやすいとも言えます。

短期留学のタイミングは基本はいつでも大丈夫!

大学生が短期留学をするタイミングは、基本的にはいつでもOKです。

2週間、1ヶ月などの本当に短期間での留学もあるため、「大学1年生の冬休みを利用して留学する」「就活前の大学2年生の夏期休業に留学する」といった留学も可能。

留学生の募集は各大学で実施していますので、自分が通っている大学の窓口に問い合わせ、時期の合う留学先に応募するのもいいですね。

長期留学のメリット・デメリット

短期留学と長期留学の大きな違いについて紹介しましたので、長期留学の特徴やメリット・デメリットについて紹介します。

長期留学は本格的に海外での学習や生活を送りたい人に人気

長期留学は、4ヶ月以上の長期間海外に滞在することになります。本格的に海外で生活したいという人や海外で自分のやりたい学習をしたいという人に人気です。

大学生が長期留学する場合は、所属している大学を休学する形での参加になることが多いです。所属している大学と提携している大学の場合は、単位の互換性があるため休学期間中に留学先の大学で取得した単位が所属大学の単位として反映されます。

長期留学のメリット:海外でしっかり生活できる

長期留学のメリットは、滞在期間が長いほど海外生活が身に付くところ。語学力はもちろん、現地での生活力も付き、現地の風習や文化についての理解も深まります。

留学先での長期間の学習や場合によってはインターンの就業体験もできるため、自分の成長を実感できることでしょう。

長期留学のデメリット:費用が高額・気の緩みで目的を見失う

長期留学のデメリットは、短期留学に対して費用が高額であること。同じ国への留学でも短期留学の倍以上の費用がかかるのが普通です。持ち物の準備にも時間と費用がかかります。

また、長期留学で注意しなければならないのは、留学先に慣れた頃にやってくる気の緩み。現地に馴染んでしまった頃に留学の目的を見失ってしまい、怠惰な日々を送ってしまう人もいるのだとか…。

○ 【長期留学編】留学にかかる費用をぶっちゃけトーク!留学準備に必要な費用や生活費など先輩はいくらかかったの!?|学校では教えてくれない「お金の授業」

海外留学に使える奨学金は? お金がなくても留学できる奨学金制度5選

長期留学のタイミングは2年生か3年生がベスト

大学生の長期留学のタイミングは、2年生か3年生のタイミングがベストと言われています。

1年生の頃は、取るべき単位も多いですし、4年生は就活と卒業論文があります。

比較的単位取得状況が落ち着いている2年生か3年生のタイミングなら長期留学が可能な人が多いということですね。

外国語大学など、在学中の留学が「常識」のようになっている大学は、行きたい国にいけるタイミングが留学しどきのような空気感があるようです。多くの人が長期留学するため、卒業年次が留学によってずれ込んでも気にならない校風があるのだとか…。

短期留学・長期留学の留学先は大学の窓口に問い合わせて

コロナ禍で少なくなったとはいえ、多くの大学では短期留学や長期留学の受付をしています。

「大学在学中に留学したい」と考えているなら、大学の留学窓口を訪れ、募集している留学先や提携している大学の情報を入手しておきましょう。

隔年で募集がかかる留学先もありますし、コロナ禍でのオンライン留学の情報なども手に入るかもしれませんよ。


学生の窓口編集部

学生の窓口編集部

「3度のご飯よりも学生にとっていいことを考える!」の精神で
大学生に一歩踏み出すきっかけコンテンツをたくさん企画しています。
学生生活に役立つハウツーから、毎日をより楽しくするエンタメ情報まで
幅広く紹介していますので、学窓(がくまど)をチェックしてみてください!

関連記事

「将来を考える」カテゴリの別のテーマの記事を見る

おすすめの記事

合わせて読みたい

編集部ピックアップ

学生の窓口会員になってきっかけを探そう!

  • 会員限定の
    コンテンツやイベント

  • 会員限定の
    セミナー開催

  • QUOカードPayが
    貯まる

  • 抽選で豪華賞品が
    当たる

一歩を踏み出せば世界が変わる無料会員登録

あなたのきっかけを探そう

気になる #キーワード をタッチ

テーマから探そう

あなたへのきっかけが詰まった、6つのトビラ

会員登録でマイナビ学生の窓口をもっと楽しく!

閉じる
マイナビ学生の窓口に会員登録(無料)すると、
お気に入り機能などを利用してもっと便利にご活用いただけます!
  • 抽選で豪華賞品が
    当たる

  • 会員限定の
    学割でお買い物

  • 会員限定の
    セミナー開催